39/62
第三十八話
お母さんは、
「水はあったの?」
と聞いてきました。
コノは、水袋を見せながら、
「川の水だよ。」
と言いました。
お母さんは、「やっぱり。」とつぶやきました。
お父さんは、
「お父さんとお母さんも、どうくつをたんけんしたことがあるよ。
コノと同じ入口から入ったんだ。
やっぱり最初の一歩はドキッとしたよ。
あの行き止まりのかくし道は、ウルルのお父さんとウルルのお母さんが見つけてくれたよ。
コノとウルルと同じだね。」
と言いました。
そして、やっとコノは分かりました。
お母さんは、川の水がどうくつの水だとかんちがいしたことがあったのです。
(つづく)




