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エンデバーエンドワンスオンライン  作者: 言離 猫助
(幕間小話集)日常と見せかけた異常な非日常風景。
58/126

閑話(3)情報統制者

今回の新キャラクター。情報屋の朝比奈恵ことチーター君。

本名が明らかになった人。江戸沢カンナちゃん。

「はい。というわけでやってきました!チーターこと朝比奈恵あさひなけい君のお宅デース。」


「いえーい!ぱちぱちぱち。」


「人んちに勝手に上がり込んで、何を勝手にはしゃいでるんだ。俺は今、非常に、忙しい。カエレ!」


 出ました。いきなりのカエレコール。だがしかし、くじけない。何故なら…


「恵君はツンデレだから!」


「脳みそ湧いてるのか。いっぺん医者にかかった方がいいぞ。俺はエンディングまでデレないからな。」


 ひどい事を言いながらも一応は乗ってくれる恵君。やっさしー。優しいついでにお願い事をしてみるぜ。


「なー。チーターに依頼があってきたんだけど。頼むよ。友情価格で助けてくれよ。」


「だから俺は今忙しいんだ。火消しで手いっぱいなのでせめて一か月後にまたいらしてください。カエレ。」


 ん?はぐりんと顔を見合わせてみる。この時期に忙しい?自分の趣味以外の仕事はほとんど引き受けないこの男がタイミングよく忙しいなんてことがあるのか?怪しいな。怪しいぞ!


「女か?女が出来たのか?このエロ坊主!」


「カエレってんだろ。それと、性別は女だが恋愛感情ではなく崇拝に近いっても分からんか。お前ら脳みそ使って生きてないもんな。お前たちみたいな情報弱者でも最近のニュースくらいは見てるか?うちのボスがやらかしてな。あの人は孤高すぎて俺ですら足元にも及ばんが、なんと昨晩助けを求める電話をいただいた。江戸沢さんに助けを求められては学校に行っている場合ではない。というわけで学校にも行かずに昨晩から18時間くらい耐久で全国の情報統制と暴徒鎮圧指示本部を一人でやっていた。まぁ他にも動いてるやつがいるみたいだが。俺が一番頑張った。間違いない。褒められるかもしれん。くくく…。」


 あーこれは、あれだわ。ブッキングしたわ。


「そっちの持ってる情報をありったけ頂こうか!こっちの持ってる情報をありったけやろう。」


「いらん。舐めてんのか。リコリスの知っていることで俺の知らないことなど何もない。だから事情が分かったらカエレって!」


「まーまー。チーターくぅん。このはぐりんに免じて話を聞いてちょうだいよ。こちらにおわすお方をどなたと心得る。我らがギルドマスターにして君の崇拝者に直々に相棒であると認められたリコリス様であらせられるぞ!」


「はぁ!江戸沢さんとてめぇどういう関係だ。場合によっちゃあマジで社会的に抹消するぞ。」


 やばい切れた。こいつ重要なことで自分が知らないことになるとすぐ切れるからな。そして僕たちは知っている。こいつにはまじで僕たちを社会的に殺す方法が何十種類も手元にころがしてるってことを。反則的情報蒐集家チーターの名前は伊達じゃない。


「だから言ってるだろ?こっちには情報を開示する準備があるぜ。ってゆうかそれが依頼だからな。カンナを助けるためにここに来たんだ。上手くしてさっさと問題解決して一緒に遊ぶんだよ。」


「いいだろう。ただし15分だ。15分以内に俺が協力したくなるように言い分を並べてみろ。15分以内に納得できなかったり、害意を感じたらこの場で会話を打ち切るからな。」


 無視し続ければいいのについ乗っちゃうチーター。そして情報蒐集家VS詐欺師&革命屋の論戦が始まった。何でも知ってるチーターだが、それを利用して会話展開する僕といかに自分たちが役に立つかを熱弁するはぐりん。勝負は決まった。15分も要らない。僕たちには言葉を尽くせど結局言う事は決まっているのである。


「昨日新しくオープンしたゲーム。エンデバーエンワンス。そこで一番近くでカンナに侍るといいよ。邪険にはしないしチーターの能力はゲームでも生かせるはずだからな。」


 人類で一番世界の理に近づいていている男、チーター。ってのは言い過ぎだが高校生の中ではかなりキテル情報屋の約束を確約させた。


 その後さらに続けられた話し合いにより、ハグリンはここで敵対者に対するトリナージと対策参謀を。

僕は直々にカンナに会いに行くことになった、ただし停学中なのでそーっと。らしい。



そーって。行ってきます。

残念。閑話が自分の中で盛り上がりすぎて3話で終わらなかった。もういくつかやります。あくまで閑話です。許してください。


もしよかったら、ブックマーク、評価、感想何でも待ってます。人が集まるたびにやる気スイッチが入り、小説を書くスピードが割増しになるのでぜひお願いします!

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