宴会後期(めっちゃびびられてた)
注意:主人公はこれがデフォです。会話が混線しますがワザとです。人が増えるともっとカオスになります。え?作者のキャパ超えちゃうよう。
ざわざわ…犬どものざわめきが聞こえる…くくく…血が滾るわ!
「やめなさい。ロッサ君が困ってるでしょう」
むぅ何故困るのだロッサよ。僕は君のために心を鬼にしてだな。
「心だけじゃなくて、面構えが鬼になってんのよあんた!」と叩かれる。
「じゃーさー。手詰まりじゃね?そもそも誰も村から出てなくね?引きこもり過ぎて情報がループしてね?医者って本当にいるの?実在するの?」
「お、王都とか貴族様の専属としてならきっと…。」
ビビりながらロッサ君が片手を上げながら発言してくる。好感度+1
「だがしかし、実際問題手が届かない問題は手が出せないんだよ。分かるかロッサ?」
「わかりません…。」悲しそうな顔でこちらを見る。
「一生懸命お願いしたら見てくれませんかね?」
「無理だろ。コネ作ってる間にお前の母親は手遅れになります。困りますね?」
「こ、こまります!」
「じゃあどうする?」
「わ、悪いことを…しますか?」
めっちゃ怯えてる子犬コボルト。周りのコボルトも何故かプルプルしている。
「提案その一、カンナが貴族の家に単身突っ込んで医者浚ってくる。」
「うん?できない事ではないぞ?皆殺しでいいんだろう?」
「うひぃ!却下ですぅ!」
「じゃあ、提案その2.なんかすげぇ土産物持って献上に行く。お礼に見てもらう。」
「いいんじゃないですか!穏当なところが好きです」
「でも残念。材料になりそうな凍兎の素材は村長一族が独占した!」
「!!弱肉強食です…。」
「いや、わしら買取頼まれて買っただけじゃし。色付けたし。」
「そうだ、村長一家は悪くない!悪いのは貧乏なお前のうちだ!」
「貧乏が憎いです…。」
「まぁ俺たちは金あるがな。だから仕方ないから旅に出る。仕方ないな。」
「うん?しかたないのか?お前がもうここから離れたいだけでは?」
うるさいカンナ黙ってろ。
「冒険者として力と名声を手にして、母親を一発で回復させる神具を手に入れるのだ!」
「お、おー!」
「いいのか村人さんたち。未来のある若者が詐欺師に拉致されそうになっているぞ。」
「っても村にいても母さんが助かる見込みはねぇべ?それに日銭を稼ぐために組んでくれるPTも解散したって聞いたぞぇ。」
「なぁ、この際強くなって帰ってきて村に錦を飾れ!」
「「「ロッサ君、ばんざーい!!!!」」」
作戦成功!合法的にもふもふロッサを手に入れた!
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