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エンデバーエンドワンスオンライン  作者: 言離 猫助
第一章。激動!雪山での爆誕!
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獣少女カンナちゃんの慢心

2016/08/22更新しました。

 私は、とりあえず洞窟内を探索することにした。

 布の服と銅のナイフだけじゃ心もとないけどまあ何とかなるでしょ。それに、現に何とかなった。なーんにもなかったからだ。

 この洞窟マジでなーんにもない。苔と岩だけ。岩肌を殴るとすっごく右腕がうずいた。どうやら筋力も下がってるっぽい。普段なら多少は岩の方が砕けるんだけど。


 うーむ。でもさっきの人は死んじゃったな。弱い人だったのかなー。弱い奴には優しくしないと世界とか普通に滅びちゃうからなー。今度会ったら優しく話しかけてみよう。そうしよう。


 でだ、暇で暇で仕方ないから仕方なく、ちょっと苔の配置とか変えてみた。すごーく、いい感じになった。最奥の間。煌めきバージョン。あと、煌めきルームを作っている間に気づいたことがある。


 お腹すいた。ゲームでもお腹すくのな。でも食べ物なんて持ってない。それどころか水だって持ってない。でもちょっとおなかすいたなー。苔食うのはちょっとなー。


 しかし、いくら空腹を訴えたとて、食い物は無し。でも外は死ぬほど寒い。そりゃあもう比喩じゃなくて本当に死んじゃうんだから。外に出て食べ物を探すのは難しいかな。あちゃー。困ったなー。


to be or not to be


 動くべきか、動かざるべきか。それが問題だ。

 むー。過酷だなぁ。最近のゲームってこうなのかな。すごく寒いし、なんだか体力が落ちてる気がする。ゲームの世界の方が自由にふるまえるんじゃないの?弱体化させられるの?つらいんだけど。

 でも、あいつがいつ戻ってくるかわからないから待ってるしかない。戻って来るかどうかすら定かではないんだけど、自力で外に出るのは多分無理だ。他力本願だけどしばらく待ってみよう。


 そう思って、スッと精神集中状態に入る。瞑想ってやつだ。当然集中力を切らしたりしない。私はこの状態で3時間くらい座っていられる。

 ついでに空腹も寒さもへっちゃらだ。そう思って彼が来るのをずーっと待ってた。待っていられた。

 思い込みの力は凄い。心頭滅却すれば火もまた涼し。だね。


 まぁ火の気は全くないんだけども。

 獣のような少女は圧倒的な強さを持っている。だがしかし世界に対して理解が追いついているわけではない。というかシステム的なところに関心がない。自分の身一つで世界を渡れるというそれは、言うなれば慢心だ!そこに穴がある。カンナちゃんには!穴があるのだ!(錯乱


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