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エンデバーエンドワンスオンライン  作者: 言離 猫助
第ニ章。大スノー域戦登録!
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リコリス始動

毎日更新は無理がありましたね。仕事の計算をしてなかったよ…週2~3回くらいは更新できるといいなあ。

 まぁ、そんなに簡単に良い案が浮かぶはずがないよね。こんにちは。リコリスです。

といってもこんな洞窟の中でうたた寝をするためにゲームをしている訳では無いのですよ。と言うわけで、立ち上がってから軽く動作確認。流石は冒険者の身体だなぁ。寝起きでも普段と変わりの無いレスを返してくれる。5分程ストレッチをしてからカンナちゃんの方に振り返る。


「カンナちゃんこれから一気に畳み掛けるよ。」


「リーダーのお思いのままに。具体的には?」


「そうだね、まずは分断したチームメンバーと合流。情報交換後に1回地均し(じならし)したいなぁ。相手の主戦力とこっちの主戦力をぶつけてお互いに脅威を均衡したい。できれば引き分けもしくはギリ勝ちくらいでそのまま交渉に持ち込みたい。」


「ふぅん。最終的な終着点はどこを目指しているの?」


「殺し合いをしていたのにいきなり仲良くは無理だから、軍事境界線を作ってある程度お互いの嫌悪感が無くなるまでお互いを隔離する。後のことまではちょっと責任は取れないし、部外者が取るもんでも無いでしょ。」


「了解。それじゃあ…」


 カンナちゃんが久々に獰猛な笑みを浮かべた。真っ暗で吸い込まれそうな獣の笑みに僕も同じ物を返す。目的を定めて足踏みをするのはらしくない。僕らならば突貫すべしだね。


「夕立にポイントがついてる。僕に見えてるマップによると大体…5kmもないね。近づかないと詳しくは分からないんだけど、まぁ飛んで行ける距離だね。いつもので。」


「人間ダコをいつものって呼ぶのは抵抗があるなぁ。リコリス上空って寒くないの?」


「めがっさ寒いよ。だから速攻で決めようぜ。僕は上空から、カンナちゃんは地上から強襲。速やかに仲間を接収後、1回離脱で!」


「自分から目立つ上に苦痛な上空偵察を買って出るとか困った奴だ。まぁいいや。いこうか。」





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 という訳で久々のレビテーションスキルなのですが特にスキルポイントを振り分けている訳ではない為、ぶっちゃけ歩くよりは早いだけのふよふよ浮くスキルなのですが、これが驚くことに地面から馬力のある牽引車に惹かれているだけであっというまでに移動型空中砲台に早変わりなのです!


「誰に話しかけてるんだよリコリス。」


「あ、うん。毎回思ってるんだけどさ、空中で一人でいるとさ、超寂しいんだよね。小声でドナドナ歌ってるか小声で実況解説するしかない!って感じです。はい。」


「別に誰もいないんだから、大きな声で歌えよ。ほら子牛は売られて?」


 くっ。ドナドナは強制されて歌うものではない。歌を強制するとか体育会系かよ。こわいなぁー準暴力団組長は怖いなー。


「おい、聞こえてるぞ!お前を引っ張ってるロープを手繰ってぶん殴るぞリコリス!暇なのはお前だけじゃないんだぞ!ってゆうか私は雪をかき分けて進んでるから倍以上疲れてるんだからな!」


 知ってるよー。そして、君の努力は報われた。雪煙の奥、地上で邪魔っ気なカイトを引っ張っている牽引車ことカンナちゃんには見えない雪嵐のその先に。


 岸壁にへばりつく様に存在する村は、驚くほど寒村でコボルトたちの村『グラシアス』と何も変わらない。まるで兄弟村のように。殺し合いの歴史なんてなかったみたいに。

あ、あははー。これ書いてる最中に看護協会から直電話があって講演依頼が来ました。もちろん講演費用など出ません。断ろうと思ったら副院長と看護課長が勝手にOK出してました。誰が講演用のレポート書くの?私?あははー!

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