武器や防具は 持っているだけじゃ 意味がないぞ!
華麗に復活!
…いやごめんなさい。書く、ちゃんと書くから見捨てないでぇ!!
あー。一生分はしゃいだ気がする。
鋼の色に輝く地下室から無事生還を果たした僕たちは、見たことがないような笑顔でどす黒い作戦を立てていた。うん、試し切りがしたい。今宵の愛剣は血に飢えて居るわ。
「で、なんだっけ。襲衣兵だっけ。やるんでしょ?リコリスはどこにいるのか知ってるの?」
「おー。そーだ。敵の居場所を知らなきゃ戦いにならねぇだろ。どうなんだリコリス。」
どうやら魔剣に脳みそまで溶かされた元火炎姉妹が人の脳みそに頼っている…こいつらも少しは頭使えばいいのに…。
「いや、残念ながら襲衣兵の居場所は掴めていない。」
「つかえねぇ!」「帰れ策士気取り!」
途端に飛ぶヤジやブーイング。っていうか二人だけだけど。
「でも、さっき空からイエティ見つけたからカチコミ掛けてくるよ。カンナと夕立とロッサと4人で。ガヤはいらないからその辺で素振りでもしてろ。んで、役に立ってないからって武器取り上げられてな。はははw」
カンナは慣れたものだ。特にこちらを目視することなくロッサと二人でニコニコと村の入り口に向かって歩き始めた。夕立は肩をすくめて二人を挑発してる。忍者。流石忍者。汚い。
「あっはっは。冗談だよ。お前らが居ないと、いざって時の弾除けが無くなるだろ?さぁ行こうぜ。」
「リコリスが段々に、くちさが無くなってきてるよお姉ちゃん。」
「ちょ、ちょっとだけ点数稼ぎしとくか。別に屈したわけじゃないけど、途中でマジで弾除けに使いそうだからなこいつ。」
少し恐れを含んだ目でこちらを見てくるファイアーシスターズ。もちろんいざという時には肉壁として使用するに躊躇いはないが、今はまだ時期尚早だ。
「夕立は準備大丈夫?」
「うむ主殿。まぁ問題ないと思うでござるよ。ロッサ殿だけ拙者が少し気にかけておこう。」
「よーし、みんな。武器や防具は 持っているだけじゃ 意味がないぞ! 」
「高校生でだれがそんなネタの元ネタを知ってるんでござるか…。ほら、置いて行かれるでござるよ。」
え、常識じゃないの?王道だろ…そんな僕の嘆きを華麗にスルーしつつ冒険者たちは進む。まだ、目的地を一言も発していないのに冒険者たちは雪原を歩く。僕を置いて。大丈夫かこのパーティ…改めて僕は不安を覚えたが誰からも同意は得られそうになかった。
なんとか10日までに書くという公約は守られた。だがしかし次話の構想は出来ていない。そんな装備で大丈夫か。大丈夫だ問題ない!明日から本気出す!