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エンデバーエンドワンスオンライン  作者: 言離 猫助
第ニ章。大スノー域戦登録!
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運営にコールする。それだけの話。

イナイレ、聞きながら書いてます。テンション上がり過ぎてまじめな話を書く時には全く向きませんね。こう…ゴリゴリのバトルモノを書くときに聞きたい。もしくはいっそサッカー物を書きたい。超次元サッカー書きたい。

 

 忍者がどこからか用意して、スカーレットが遠火でじっくりと焼いた焼き芋は、驚くほど熱が芯まで入っており、かつ内側から蜜のようなとろりとした…なんちゃらかんちゃら!

 

「ねぇお姉。リコリスがあからさまに説明を投げたよ。」

「みるな。あいつは、自分で始めたことも碌に終わりまでやりきれない。そんな男だよ妹。」


 なぜ、そこまで言われなければならないのか、この姉妹を縛りあげて雪ダルマの芯にしてから3時間ほど問い詰めたかったが、やめた。こいつらが居なくなったら火の世話を一人でしなきゃなるからだ。

 しかし、冷静になったらバランスが悪いパーティだ。炎系の魔法使い3人に、サポート系スキル(だと思う。こいつのスキル構成は良く分からない。)の忍者。まだ、戦闘には出られないコボルト族の戦士、とサポートアシストを使用しない最前衛ヒーラー。回復役と最大火力が兼任されており、しかも本人が圧倒的脳筋だなんて…。ちゃんとしたヒーラーいれなきゃ。


「あ、そういえば。」

 ぽやっとした顔のロッサ君がイモを皿の上で転がしながら(犬人族の癖に猫舌なのだ。)ぽやっと呟く。

「リコリスさんが考えたっていうその絶対に負けない方法って何なんですか?」

 ひょっとして僕にも出来ますか?と言外に期待しつつこちらを見る。


「ん?絶対に負けない方法ってのはなんだ?」

「必勝法ですか、そんなものがあれば不具合で運営が動きそうなものですけれど。」

 

 この姉妹も、僕とは違う道で最強を目指している。その言葉を聞いて僕は不安になった。ひょっとしたら僕の考え違いで、ただの不具合を見つけて喜んでいる馬鹿者かもしれない。そうであればいいと思ってしまう僕もそこにはいた。


 そういえば、僕はまだ運営にGMコールをしたことがない事に気がついた。


「私もないな。というか運営通報…GMコールなんて緊急時にしか使わないんじゃないのかい?」

 

 とゲーム初心者のカンナちゃんが尋ねてくれたから、ぼやっと解説してみよう。運営ってのはこの場合、このゲーム『エンデバーエンドワンスオンライン』を管理、運営する人物および会社が存在している。これを僕たちプレイヤーは『ゲームマスター』、もしくは大きく『運営』と呼んでいる。

 通常これらのサービスに対し運営は規約等のルールにのっとりサービスを管理する、あるいはユーザーに対しより使いやすくすることにより利用していないユーザーに対しアピールすることなどが求められる。

ところが、一部のサービスにおいては満足にそれらの行為が行われていない事が見られる。不具合もあるし、意図していなかったスキルの使用方法を勝手にプレイヤーが発見してしまい、一部のボスに無条件に勝ってしまう。また不当にゲーム内のマネーを得る事ができてしまうことがある。あるのだ。しかも結構な頻度だ。

 運営側も多忙かつ人員や予算の限度のため重要な箇所から手をつけなければならず、細かなところが後回しになる場合や、対処自体が不可能、あるいは困難なものも存在するため、一概に運営のみが悪いというわけでもないが、まれに「明らかに対処が取れるはずなのに対処しない」と思われる場合もあり、その通報の窓口になるゲーム管理者と利用者の窓口になるのがGMコールだ。だがしかし、ゲームにより、メール形式で報告するだけのゲームもあるし、少しお待ちくださいのアナウンスの後にGMルームにキャラクターが招待されるようなゲームもあった。はっきり言ってGMルーム…興味がある。だって雪山と洞窟と小さな寒村しかみていないのだ。少しテンションが上がってしまうのは仕方がないと思う。


「ふむ、拙者も興味があるでござる。やっぱりサイバールームに連行とかされちゃって、近未来的な椅子に座らされちゃったりすんじゃないでござるかなぁ。」


 …さっきから全く喋らなかったので存在まで若干怪しかった忍者だが、(真っ赤な忍者衣装なのに、雰囲気が消せるのは流石忍者と言わざるをえないね。)ここにきて急に喋りだしてびっくりした。こいつ喋るぞ!


「いや、忍者さんは結構喋りますよー。二人の時は結構お話してくれますー。」


 そうなのロッサ君?ってゆうかなんで忍者の胸襟を開かせてるの?可愛いは正義なのかね?


「ってゆうか、リコリスさんがほどほど無視をし過ぎなんですよー。忍者さんと仲良くしてくださいー。」


 やだよ、だってそいつ何考えてるのか分からな過ぎだよ。怖いよ忍者。忍者死すべし、慈悲はない。


「ほーら、怖くないでござるよーリコリスボーイ!拙者フレンドリーでござる。」


 まずはキャラ名でいいから名乗れよ。そこからだ。


「では、残念ですが今回のコミュニケーションはここまでと言うことで…。」

「なんで、そこで諦めちゃうんですか忍者さん。ってゆうか名前くらい言ってもいいじゃないですかー。」

「否、忍者に語る名などないでござるよ。」


 いいよ、ロッサ君帰っておいでー。ほっといて、GMコールしようぜー。


「よし、ではリコリス。そのGMコールとやらをしてみようじゃないか。ここに来るときに名前の登録とかするのに案内されたあの部屋に行けるかもしれんし、リコリスとて興味があるんだろう?自分の考えが正しいのか、果たしてただの不具合なのか、もしくはそんな組み合わせなどできない…かもしれないよ?」


 と、カンナちゃんがフォローを入れてくれる。じゃあお言葉に甘えて、このゲームを始めて、初めてのGMコールやってしまおうか。


 コマンドーメニューオープン。と呟いてメニュー画面の一番下の項目を呼び出す。

『運営報告・通報』と書かれた項目にそっと指を這わせて開く。と、機械的な音声が聞こえる

「いつもご利用ありがとうございます。ご用件をどうぞ。」

 周囲を見回すと皆にも聞こえているようだ。首をすくめてがっかりしたように肩をすくめてくれる。まぁこっちが勝手に期待したのだ。電子音声…まぁそんなもんだろう。


 スキル関係の不具合、もしくは穴と思われる部分を発見したので報告したい。できれば返信もいただきたい。とメニュー表に向かって報告する。すると、


「おっけー!5分待ってねー!今やってることが終わったらそっちに向かいますので!」


 やや明るい20代くらいの人間の生声が聞こえてくる。




 …どうやら、運営の作る特別ルームに呼び出されるのではなく、GM本人がここに来るようだ。え、ユーザーフレンドリィってそういう意味だっけ?僕達は顔を見合わせたまま立ち尽くした。


前書きにも書いたんですけど、他のなろう作家さんとかは何を聞きながら書いてるんですかね?お勧めの曲とかメドレーとか教えてくれないかなぁ。ほら、もう少し下に感想欄があるでしょ?そこにおすすめの曲と一緒に感想とか!書いてくれたら!嬉しいなぁ!(あからさまなステルスではない希望)

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