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夏生詩集2

ハツラツゾンビ

作者: 夏生

若さ若さというのなら

一番若い赤ん坊が偉いのか

それとも胎児か

それとも受精卵か


老いることをおそれ

ハツラツといつまでも

元気で、輝いてと謳う


老いるな老いるな

自然にさからって

いつまでも闘え!


老い朽ちていく自然の

習わしを吹き飛ばし

ハツラツ笑顔で有り金出せと

リフレインのコマーシャル


その金はハツラツゾンビに

なるためじゃなく

これからを生きる者のために

継承されゆくはずのもの


ささやかに

静かに命尽きるまで

おおらかに生きるためのもの

その姿に生きざまに輝きがある


何かに頼らずとも

人は老いてなお

生き抜く力が備わっている

備わっているのだ





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