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ダンジョンますたー?

 「どわーっ!」


 「逃げろ逃げろ逃げろ!」


 「ブフゥ!ブフゥ!ブフゥ!」


 「マリ!アイツら四つん這いで走る方が速いんじゃね!」


 「間違いなく速いわね!さすが獣人とのハーフ!ってそんな余裕はないわー!」


 「ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイ!マリ!もっと急げ急げ急げ!」


 後ろから迫り来る鉄球に私達は逃げるしかできない!たっ助けて!


 「アイツらホントに速いな!?もう見えないぞ!」


 「ロープを手放すんじゃなかった!」

  

 「黙ってはーしーれー!!」


 そう、私達は『ダンジョン』に来ていた。当初の予定どおり、リナト村に一泊し、依頼の荷物を独身のジュウさんに預けたあと一泊してからこの『ダンジョン』に来たのだ。

 村では案の定馬鹿兄弟が余計な事ばかりしゃべりまくり問題を起こしたので、猿轡をつけた。

が、今度はウロウロと不審な動きで村の人々に誤解を受けたので最終的に首輪を着けるはめになった。

 馬小屋に泊まるといったときの残念な目でみる宿屋のおっちゃんが忘れられない。馬と一緒に繋がれて藁で眠る兄弟を見る目と普通に宿に泊まる私を見る目には、あきらかな温度差があったと思う。まるで鬼を見る怯えた目だ。宿代払うの私なんだけどな、そんな目で見なくても…女の子なんだし。

 

 そして次の日、村から少し離れた森の中にある『ダンジョン』にむかったのだ。

 

 現在私達が探しているのは魔力が宿った『魔石』である。魔法具を作成するのに必要不可欠なものだが、人工的に造ることができない。

 原理は不明だが、最初から入っている分の魔力量を使い切っても魔力を補充する事が可能なことが最大の特徴である。私の防音魔法具もその一つである。しかし、往々にして大量に魔力をため込める『魔石』はその量に比例して大きくなる。そして高価になってくる。そして、本当に稀にだが、極小でも莫大な魔力を持つ魔石もありその価値はまさに天文学的価値だとか…。

 ちなみに『ダンジョン』の奥深くになればなるほど魔力の含有量が多くなる傾向にあるらしい、そして深い階層になればなるほど魔物も強くなると…しかし、私達は残念な戦力の為、極力戦いたくないのとすぐに帰れるという理由から浅い階層でちびちびと魔石採取しようというのが今回の目的なのだが、


 「ここまで何も出ないのもおかしいわよね?」


 「と、いうか…魔力が相当うすいぞ?」


 「おかしいな…」


 奇妙な感覚に私は馬鹿兄弟に


 「おい!犬共!魔力の固まり的なモノを感じないか?」


 ゲシゲシと馬鹿兄弟を蹴りながら聞いてみる。


 「フガフガフガッ!!」


 「何を言ってるかさっぱりわからないわ?」

 

 「当然だろう?お前は魔族かナニカか?それはともかく主はいないんじゃないか?それなら魔物がいないのも、魔力がうすいのも納得できるぞ?」


 と、ダガーが言っていると、兄の方がなにかを見つけたらしく、四つん這いでフガフガ鼻息荒くイジリ倒している。その横では弟が、ボーっと見守っていた。私は慌てて


 「勝手に変なのに触るな馬鹿兄弟!トラップが無いわけじゃないのよ!」


 すると、どこかでガコッという音と共に遠くから何か転がってくる音がしてきた。


 ゴゴゴゴゴゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!!!!


 ときおり障害物を弾きとばしたり、踏み潰しながらたぶんあれは鉄球だよね?が凄い勢いで迫ってきた。


 「こ、これは!まさか!!」


 ダンジョンのお約束のトラップ…アレが発動した! そこから私たちの追いかけっこが始まった。馬鹿兄弟は、一瞬の隙を逃さずに、私の手からロープをひったくるやいなや脱兎の如く逃げだした。


 「アンタ達絶対に許さないからね!」


 真っ直ぐな通路から急カーブ、果ては転けそうになるような急な下り坂、横道、脇道、小さな隙間などなく、ほぼ一本道を限りなく全力疾走し、もうフラフラになりかけたころ、


 「いい加減にしてもう無理!もう無理だから!」

 

 「頑張れ!まだ諦めるには早いぞ!胸もまだ諦めるには早いぞ!」


 私が限界なのに余計な事を言ってくるバカダガーを捨ててやろうか?と腰に手を伸ばすと、


 「あそこに横道があるぞ!」


 たっ助かった!距離にしてあと50mくらいだろうか?もう、足も限界だ!

 あと少しと迫ったところでヒョコっと馬鹿兄弟がその横道から顔を出した。

 

 え?

 

 「マリ!気にするな!飛び込め!」


 言われるがままに横道に飛び込む寸前、兄弟がフルフルと手を振っていた気がしたが、蹴飛ばしながら飛び込んだ。


 その先には通路がなく、無限に闇が続いているようなぽっかりとした穴が空いていた。


 私達は全員吸い込まれるようにその穴に墜ちていった。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 


 「あれほど余計な事はするなって言ったのに…」


 それほど深くなかったのか、私達は怪我もなくまったく問題なかったので、穴の底から延びている通路に沿って進むことにした。


 「貴様は重いな?見た目よりもずっと重かったな…」

 

 ボソッとつぶやく。イラッとしたのでブン殴ってやった。せっかく猿轡を外してやったのに余計なことしか言わないこの馬鹿兄は…


 そんなやり取りをしながら進んでいくと、いくつかの通路が集まった少し広めの広間についた。


 「なんなんだろうね?このダンジョンは」


 魔力はうすいは、魔物はでない、魔石を探す暇もない。

 良いことないな…そんなことを考えながらグルリと通路をのぞき込むと、ヒトツだけ奥から光が灯っていた。奥に部屋があるようだった。


 「どうするマリ?いくか?」


 「此処まできて手ぶらで帰るのは我慢できないわ」


 「だよな?よし馬鹿兄弟も行くだろう?って聞くだけ無駄か…」


 ダガー(元魔王)が聞いた兄弟は、私の足下で這い蹲っていた。


 「いい加減にアンタ達も学習しなさいよ?帰り道も分からないのに逃げようとしないで!」


 逃げようとする馬鹿兄弟を蹴り飛ばしながら通路を進んでいく。


 「おい虐待女、奥から魔力が流れてくるぞ?」


 「え?本当?さすが馬鹿兄!」


 ハーフエルフの血は伊達じゃないな。魔力のながれを感知するのは得意なんだよね?


 「そうだね…兄さんも魔力の扱いがもっと巧ければ魔法も使いたい放題なのにね」


 「いやいや、基本理論を理解できないって俺は聞いたぞ?」


 「溢れんばかりの魔力を制御できないのよ…どんな中二病よ」


 「なんだそれ新種の病気か?」


 ダガー(魔王)が目聡く食いついた。


 「そうね、とっても恥ずかしい病気よ。説明するのが恥ずかしいくらい」

 

 「兄さん…恥ずかしい病気まで併発してるなんて救いようがないね?」


 「貴様等我を馬鹿にするのも程々にしろよ!貴様等全員我が閃光魔法で目を焼き潰すぞ!!」


 「はいはい」


 「よし!全員目を潰す!」


 「よし!お前を全力で殴る!腹を!」


 といって私は馬鹿兄の腹に蹴りを入れた


 ドス!ドン!ゴロゴロ!

 

 「殴るって言ったよね?借金取りさん…」


 「効果は一緒だし、黙らせたかっただけだから…」


 「さっさと行こうぜ」


 私たちは何事もなかったように進んでいった。

 奥の部屋まで来るとそこには少し大きめの、ちょっと大きめ猫くらいの大きさの『トカゲ』がいた。


 「なにあれ?トカゲ?」


 「そうだなトカゲだな?」


 「立派なトカゲだな?」


 「あの鶏冠!!ただ者ではない!?見ろ!あの尻尾!一撃で何かを粉砕しそうだ!!」


 ピョコピョコと左右に揺れる尻尾を指さしながら馬鹿兄が言っている。しかもかなり興奮しているようだ。


 「兄さん、あんな尻尾じゃ何も粉砕できないとおもうよ?」


 「いいや、あんな場所で堂々としているトカゲ…いや、魔王に違いない!!感じるぞ古の力!迸る魔力!!そして溢れんばかりの存在感!!」


 とてもそうは見えないが、


 「そうだな、あと千年ほどこのダンジョンで魔力を溜めたらドラゴンの『魔王』になるかもな?まあ、あと50年ほどしたらそれなりに力のある竜種になると思うが、影響が近隣に出まくって討伐されるんじゃないか?村も近いしな」


 ダガー(元魔王)がそういう。50年か…


 「貴様等何処から現れた?此処は我が玉座と知ってか?人間?」


 「喋った…知性があるの?」


 「珍しいな?あんなにまだ小さい個体なのに…魔力もそれほど溜まっていないようだが?」


 「ね、売ったらいくらくらいになるかな?」


 「う、売るってお前な?仮にも魔王候補みたいなもんだぞ?」 


 そうはいっても…あんなに珍しいトカゲなら高く売れそうじゃない?


 「貴様、我を売ろうというのか愚かな…滅ぼすぞ!」


 ギン!とコチラを睨みつけるトカゲ!!


 「ウォッ!!超かっこいいい!!我が同胞に相応しいその存在感!共に世界を支配しようではないか?」


 そうか?ただの喋るトカゲじゃないか?そんなにかっこいいかな?


 「ふん、貴様等のような愚者には我が野望を理解することは不可能であろう…しかし」


 言葉を区切り馬鹿兄を見るトカゲ。見つめ合う1人と1匹


 「さっきから旨そうな魔力を垂れ流しているな?敢えて言わせて頂こう!美味である!」


 「ふはは!我が高貴なる魔力!どうだどうだ!共に世界を」


 「フム、魔力を糧に世界を牛耳るか」


 「そうだそのとうりだ」


 「分かった。共に行こう同胞よ」

 「ねえ、何でこいつらついさっき会ったばっかりなのにこんなに通じ合ってるの?」


 「病気なんだろう?さっきのチュウニ病とやらなんだろう?きっとそれが感染したんだろう?」


  え?中二病って異世界でも感染するんですね?知りませんでした。


 「本当は多分アホ兄の魔力をたっぷりと吸収しすぎて影響された上に同調してしまったんだ思うがな?」


 さすが先輩魔王!詳しいわね?


 

 「ではさっそくだが我らの野望の障害になる絶壁娘に死の恐怖を味あわせてくれぬか?」


 「任せるが良い!くらえ我が灼熱の業火を!」


 あっ、という間に仲良くなった1人と1匹がこちらに向かって攻撃の意を示す。

 馬鹿兄は私達を指さしトカゲの方が大きく息を吸い込み、こちらに向かって火炎を吐き飛ばしてきた。


 「やれ!今こそ我らを虐げてきた者達に裁きの鉄槌を下すのだ!!」

 

 馬鹿兄が叫び!トカゲの火炎が向かってくる!!


 ちっさい火の玉で…


 ぺしっと火の玉を鞭で叩き落としてから


 「これは?」


 「まだ上手く炎も吐けないんだろう」


 そうか…と何とも言えない気持ちでトカゲを見てみると、とても意外そう?にうなだれているようだ。


 「馬鹿な?我が一撃をこうもあっけなく…!?すまない同胞よ…我の全力は奴らに効かないようだ…」


 「そ、そうか…」


 こちらを指した指を下ろすことも出来ないまま脂汗を垂らしている馬鹿兄がいる。


 「それにしても良い度胸だな?他にやっておくことはあるかな?」


 「トカゲの方には手加減して頂けないでしょうか?兄さんにのせられただけみたいですし?」


 そんな酷いことをするわけがないじゃない?と私が思い説明する。


 「売り物に傷をつけるわけないじゃない?火の玉まで飛ばすのよ?これは高く売れるわ」


 唖然とする弟、沈黙するダガー…そんなにおかしいことを言っただろうか?ああ、そうか!


 「もちろんセットで防火の魔石も売りつけるわよ?火事になったら恐いものね?」


 「お前のその発想が怖いわ!」


 「なぜ?」


 高く売れそうだし、ちゃんと大事にしてくれる相手を見極めて売りつけるつもりなのに…私は10年間猫を飼ってたんだから、ペットに関してはうるさいくらいよ?


 「く、この守銭奴め!我が兄弟を貴様には渡さぬぞ!!」


 キリリと引き締まった顔でコチラを睨みつける、。決死の覚悟だろうか、少しカッコいいじゃない?でもいつのまに兄弟にまで昇格していたんだろう?


 「兄さんになるのかな?弟になるのかな?どう思います?」


 弟のほうも、トボケたことをダガーに聞いている


 「お前はどっちがいい?」


 素直に返すなよ。


 「どっちでもいいですよ?」


 なら聞くなよ!


 と、心のなかでつっこみながら馬鹿兄に問いかける。


 「選びなさい?素直に渡してここで簀巻きにされて置いて行かれるか、提案を拒否してここで死ぬか」


 「その選択肢は選択になっているのか?」 


 「最近主が替わったなら何も出ない可能性のほうが高いわよ。それに簀巻きにされるだけよ?だから渡しなさい?」


 私の提案に少し悩む素振りをして、


 「すまない兄弟…我には兄弟を守る力はないようだ…許せ」


 「構わん、短い間であったが共に生きてきて良かったと思える…我が人生に一片の悔いなし!!」


 トカゲはキリッ!としているようだ。凄まじい勢いで交流が進んで、もうあきらかにコチラが悪役でしかないシチュエーションになっている。


 「さあ兄弟を連れていくがいい」


 と、トカゲを両手で抱えてこちらに渡そうとし、私が受け取ろうとした瞬間!!


 「ライティング!」


 と、馬鹿兄が叫んだ!


 ヤられた!!


 眩い光が空間を覆い、一瞬で目が潰される。


 「目っ、目がー!!」


 馬鹿兄の声が聞こえる


 「兄さん黙って!」


 「マリ!弟が2人を背負って逃げるぞ!」


 「待ちなさい!あんた達!魔王!アイツラはどの辺にいるの!?」


 「見えないのにもう鞭を振るっても当たる距離じゃない!」 


 「アンタでも届かない?」


 「完璧に魔力操作が必要な微妙な距離だ!」


 「くっ!!」


 一瞬にして逃げられる最悪だ!


 「分かった、もういいわ…」


 油断していたんだと思う。ゆっくりと視界が戻っていく中で考えていた。

 『ライティング』は洞窟や遺跡をそれこそ単に夜の明かりの為のちょっとした魔法でしかない。それこそちょっと勉強したら一般人でも便利に簡単に使える魔法だ。消費魔力も微々たるもの、一般に普及している魔法の代表だ。それを馬鹿兄は使っただけなのだ。だが、制御を失敗し莫大な魔力から行使される『ライティング』は、本来照明彈や、敵のみの目を潰す『シャイニング』の威力を大きく超えて自分の目まで潰してしまっている。本当に規格外の魔力の持ち主なんだろう、あの馬鹿兄は。

 そして、何事もなく逃げた弟は、目を潰されてもこの洞窟内を駆け抜ける空間認識力を持っていたということだ…本当に馬鹿兄弟だ。こちらに攻撃することなく逃げの一手を瞬時で選び、連携できるのに馬鹿だからな。

 そんな事を考えながら視力が戻るのを待つ。


 「嬢王さまが出し抜かれたな?」


 「うるさい」


 腰のダガーをポンと叩く。


 「あいつら迷って野垂れ死にすればいいのよ」


 「くくっ、そうだな。それにしても今回は何の収穫もないのかな?このままだと?」


 「そうでもないわよ?」


 そういって多分トカゲがいたであろうそのあたりを、手探りで探ってみる。


 「たぶんこの辺の細かいの魔石よ?」


 「?」


 「まだあんまり魔力は入ってないみたいだけど…」


 そう呟いて戻ってきた視力でジッと石を見つめる。まだ霞がかかったような視界だが、真っ黒で丁度手のひらに乗るサイズの魔石を見てみる。


 「分かるのか?」


 「だいたいね。馬鹿兄が暴走気味に魔力を出したときにトカゲとは別に後ろの方で魔力がごっそり消失したからそうなのかなって…たぶんアイツラも気づいていたんだろうけど、逃げることのみ選択したんだと…それはないわね。多分気づかなかったんだと思う。アイツラ馬鹿だし?」


 「評価低いなー?逃げる事のみ選択した可能性もあるだろう?」


 「欲望の塊みたいな奴らが逃げる事のみに集中する?ついでにって思うわよ?」


 「お前の方が欲の塊だ!」


 「借金まみれなのよ?それくらい当然思うわよ!!トカゲも売ったら高かっただろうな…惜しいことをした…」


 「人としてどうかと思う発言が最近多い!しかも年頃の女だろう!もっとカワイゲのあることでも言ったらどうだ?」


 「借金返しながら弟と暮らしてるんだからしょうがないでしょう?あんたは自由すぎるのよ!ちなみに私はお金持ちできちんと最後まで世話してくれるって確認してからじゃないと売らないわよ?研究施設とか絶対いやね」


 「結局金の事ばっかりじゃないか!!心が貧しいと胸も貧しくなるんだぜ!知ってたか?」


 「そんな馬鹿な?」

 

 私達は言い争いながら『ダンジョン』を脱出した。帰りは、長い長い一本道をぐるぐる回って帰ることになり実際に帰り着いたのは次の日の夕方だった。


 

 後日喋るトカゲを頭にのせた兄弟が路地裏で行き倒れているところを発見されたらしい。

 ギルドの医務局に運び込まれたらしいが、金がなく治療費を払えないので、冒険者相手に食堂で腹話術でちょっとおかしな漫才をしながらちょこちょこ稼いで、治療費を払い出て行ったらしい。丁度私がいないときで入れ違いになっていたそうだ。そ、それは考えつかなかった…


 「ね、ね、ちょっと人形の中に入ってみない?きっとかっこいいよ?もしくはかわいいよ?女の子にギュッてしてもらえるかもよ?」


 「断る!俺は直に握ってもらわないと気持ちよくなれないからな?考えがせせこましいな?マリ?」


 協力的でない相棒にイラッとした。

 

 

 

 


 



風邪を引いてしまいました。

朝の冷え込みにまいった。

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