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『酒乱』というゴミスキルで追放された俺、実は酔えば無双する最強勇者だった 〜美少女たちとスローライフ…を目指してたのに、記憶にないけど目が覚めたら相手をボコボコにしてたので英雄に祭り上げられる件  作者: あいだのも
第八章 転生者による反乱のロマネンド

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第七十八話 キリヤの相手は仲間が常

対するのは派手なローブを羽織った魔導士。

だが彼女は明らかに動揺していた。

「え、え、ペロペロって……私…どこを舐められるの…?」


「そりゃぁ、おまたに決まってんだろぉ!」

キリヤが歯を剥いて笑う。


「え、え、き、きたなくないの?」


「うっひゃぁー!

なんだよその反応! ゾクゾクしてんじゃねぇか!

汚いのがいいんだろ?」

キリヤは悪魔のような笑みを浮かべながらメイに突進していく

「とりあえず脱がしてやろうー!」


「え、わ、私脱がされるの?」


「やめなさい! キリヤ!」

フローレンが槍の石突きを地面に叩きつけた。

「敵とはいえ、度が過ぎるでしょう!」


フローレンの敵意にキリヤは動きを止めた

「なんだフローレン! 俺様にケチをつけるのかぁ!?」


その様子にさらにメイは動揺する

「え、え、え、私何すれば良いの!? 戦えば良いの? ぬ、脱げば良いの?」


「ちげぇ!! 脱がなくていい!

脱がせる事に意味があるんだよ!」


「え、え、じゃあ私じっとしてれば良いの?」


「あなたもしっかりしなさい!」

フローレンがツッコミを入れるように叫ぶ。

「女の子がそんなに気軽に脱がされていいわけないでしょう!!」


「は、はい、じゃあ、わ、私もた、戦います‥!」

メイが杖を構えるとメイがふわりと浮き、回りに落ちていた岩もふわりと浮いた


「反重力魔法か…

そんな魔法聞いたことないが…

流石は転生者のスキルだな」

フローレンは構える


「ふわりと浮いてたらペロペロ出来ねぇじゃねぇかー…うおっ…」

キリヤが無防備に近づいていくと

メイの魔法でキリヤは宙に浮いた


「人まで対象になるのか

なかなか使い勝手の良い魔法だ」

フローレンがそう言うと

ドォォォーンと目の前にキリヤが落下してきた


「くっそー

フローレン、手を出すなよ!

俺様が相手してるんだからなぁ!」

そう言うとキリヤはまたメイに突っ込んでいき

「うわぁー」

とまた宙に浮いて

地面に叩きつけられた


「む、無駄ですよ…

わ、私の魔法は浮くもの全て浮かせますから…」


「無駄かどうかはやってみねぇと分からねぇだろぉ!!」

キリヤはまた一直線にメイに突っ込んでいき

地面に叩きつけれた。


「珍しいな、キリヤ、

お前がそんな真っ正面から突っ込んで行くなんて」


「うるせぇぞフローレン!

俺様は集中してるんだ!

もう少しで宙に浮く前メイちゃんのスカートを真下から覗けるんだからなぁ」

そう言うとまたキリヤは突っ込んでいった


「み、見えたぁー!!

黒ぉぉぉおお!

って…スパッツじゃねぇかぁぁぁぁ!!」

キリヤが地面に頭から突き刺さる


「なんで、魔法使いがスパッツなんて履いてるんだぁ!!?」


「え、ご、ごめんなさい…

こ、このスパッツ脱げば良いのですか?」

メイがスカートを捲りスパッツに手をかけた時


「やめなさい!」

「フローレン!! 俺様の邪魔をしに来たのかぁ!?」


「そうよ!」

フローレンが冷ややかに笑う。

「こうならないようにって、マリリンから言われてたからね」


「フローレン! 俺様を止められると思ってるのか!」


「キリヤが相手だと厳しいわね…

…まさか味方相手に使うことになるとは」


フローレンが静かに目を閉じた。

次の瞬間、彼女の髪と肌の色が変化する。

チョコレート色だった毛並みが、ゆっくりと純白へと染まっていく――。


キリヤが息を呑む。

「アルブジルの……

いつの間にコントロールできるようになってたんだ?」


「まだ完璧じゃないし、時間も短いけどね」

フローレンが淡く微笑む。

「でも――刺す♥」


一瞬で空気が変わった。

白い残光が閃き、キリヤの頬を風が切り裂く。


キリヤが砂を蹴り、爆発的な速度で踏み込む。

「うおおおらぁっ!!」


剣が閃き、風が裂ける。

だがフローレンは一歩も退かず、槍の穂先で斬撃を弾き返した。

金属音が連続して響く。


「反応が早ぇな……!」


「刺すー♥」


フローレンの足さばきが舞うように軽やかだった。

槍が回転し、風を巻き上げながら連撃を繰り出す。


キリヤは剣で受けるが、そのたびに足場を削られ、砂煙が舞う。

互いの力がぶつかるたびに、空気が震えた。


その格の違う戦いにメイはふわりと浮いたまま一歩も動けずにいた


「やるじゃねぇか……!」

「あなたみたいな男、

欲望を押さえて刺すのにはちょうど良いかもね」


次の瞬間、白光が爆ぜた。

キリヤの動きが止まる。

目で追えない。


フローレンの槍が、音もなく喉元をかすめた。

一筋の血が宙を舞う。


「刺す♥」

「刺す♥」

「刺す♥」


「ぐっ……くくっ……ははっ!」

キリヤが笑う。

「やべぇ……やっぱお前も、俺様のタイプじゃねぇわ」


「あなたに言われたところで何も思わないけど?」

「!!」


キリヤが地を蹴り、爆発的な突進。

フローレンが舞うように回避、槍で地面を突き、跳ね上げた砂を光に変える。


砂光の中で二人の影が交錯する。

鋼と炎、光と熱。

闘技場が揺れた。


そして、互いの武器が同時に止まる。

フローレンの槍先がキリヤの首に。


――沈黙。


風が吹き抜け、砂が流れる。


キリヤは笑った。

「刺さねぇのか?」


フローレンは目を細めた。

「仲間を刺すわけないでしょ

それに貴方は私をタイプじゃないといったけど

私も貴方がタイプじゃないの」

白い毛色は徐々に元のチョコレート色に戻っていく


「ははっ…なんで俺様が振られたみたいになってんだ!!?」


「そういうとこよ!!」


二人の戦いは、激しくも爽快な幕を下ろした。




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