第十五話 勇者への一歩を後押しするのは国外追放
いつも以上に重いギルドの扉を開ける
俺たちの顔を見るなり、キャロットさんが嬉しそうに駆け寄ってきた
「あら、博史さん聞きましたよ
魔王討伐の旅に出掛けられるそうですね
嬉しいですが
暫くお会いできないと思うと残念です
それで今日はどういった御用件ですか?
任務受けるほど
お金に困っていないですよね?」
何で俺はここに来てしまったのだろう
こっちの世界に来てから、ギルドに毎日通い詰めている。
それはきっと、キャロットさんに会いたかったからだ
「き、キャロットさん!
今日はキャロットさんも飲みませんか?」
「私ですか…?
あまりお酒は強くないので
得意では無いのですが…
あっ送別会ですね!
博史さんたちにはお世話になったので
是非参加させて下さい」
送別会…?
まだこの国を出るつもりは無いのだが…
でも、キャロットさんと一緒に飲めるのは嬉しい
しかもお酒があまり得意じゃないって
酔って可愛いキャロットさんが見られるかもしれない
「あたしは帰るからね」
とブランは不機嫌な様子で帰っていってしまった
「今日の仕事が夕方までですので
終わったら酒場に向かいます」
キャロットさんと飲めることになった
ブランは何故か
怒って帰っていってしまったが
他のみんなは来る
夕方までは時間がある
ブランは居ない
キリヤとマリーは身支度を整えに帰っていってしまった
俺は帰るところがない
時間が出来てしまった。
先に酒場で飲んでても良いが
折角の機会
キャロットさんとの飲みの記憶が無いのは哀しい
そういえば魔道具屋さんに行ってない
一度任務で行ったが中に入っていない
この先の冒険で役立つ物があるはずだ
うろ覚え中
散歩がてら遠回りで魔道具屋に着いた
重い木製の扉を開けると
店内からかすかに鈴の音が響く
棚には無数の魔道具が所狭しと並べられていた
古びた本や薬草の香りが漂い
どこか神秘的な雰囲気が漂っていた
「いらっしゃい
若き冒険者よ
おや、君はこの前、柱の補修に来てくれた子じゃないか」
今日は何をお探しかな?」
奥のカウンターの後ろ
一人の老人が座っている
長い白髪と髭をたくわえ
深いしわの刻まれた顔には
知恵と経験が感じられた。
「いや待てお主が欲しがっているのはこれだな」
と奥から何やら重厚そうな木箱を持ってきた
その箱は黒檀の木で作られており
精巧な装飾が施されていた。
「じいちゃん、これは何?」
「媚薬じゃ」
ずっこけた
「お、俺は冒険に役立つ物を買いに来たんだよ!」
よくある展開…
小説ならここで嫌々ながら媚薬を買って帰り
同じパーティのドジっ子が間違えて飲んじゃって
ウハウハ展開なんだろう
「そうかのー
でも君は必ずこれを買って帰るだろう」
何を言っているんだこの爺さんは
俺がそんなもの買っていくわけがないだろう
欲しくないと言ったら嘘になるが
そんなものを買う前に
自分の命を守るものを買わなきゃいけないんだから
店内を見て回る
どれどれ…
火起こしの魔法
土堀りの魔法
水の魔法
どれも紙にペンで魔法陣が書き写されている
the魔法っていう感じで心をくすぐられる
「じいちゃんこれどうやって使うの」
「それは魔力を込めれば使える
どれサービスじゃ見せてやろう」
彼は魔法陣に魔力を込めると
ボウっと火が上がると
直ぐに魔法陣ごと消えた
「これだけ?しかも一回?」
「そうじゃ
それでも並の冒険者は
スキルがないから貴重な物じゃよ」
うちはマリーが何でもやってくれるからな…
「じゃあこのクスリは?」
「これは毒消しじゃ
でも四天王の毒には全く効かんがの」
マリーは一瞬でジュラサンの毒を解毒していた…
「この縄は?」
「相手を拘束するものじゃ
ゴブリンを拘束するのが精一杯じゃがの」
うーんどれも微妙な性能だ
「じいちゃん本当に魔道具屋か
どれも微妙な性能何だが」
「バカいうでない
うちは一級品とまではいかなくても
50年この地で魔道具を売っているんじゃ
性能が微妙に思うのは
お主等が異常なんじゃ
ほれ、この媚薬買っていくだろう?」
結局媚薬を握りしめて
酒場へ向かうことになった
決して誰かに使うつもりは無い
使おうとすれば
マリーの鉄拳で殺されるだろう
仕方なく買ったんだ
酒場に着くと
先にキャロットさんが入り口で待っていた
いつものきちんとした制服ではなく
彼女は長く流れるような
きちんとしたドレスを身にまとっていた
いつもこっそり見ていた
胸元が美しいドレスによって
いやらしくなく強調しているのに
逆にいやらしさを感じる
結局胸はいやらしいってだけだが
「キャロットさん
先入っててくれて良かったのに…」
「そうだったのですか
こういったことは初めてなので
何もわからなくて」
初めて…
いい響きだ
男は独占欲で生きている
酒場処女だろうと
初めてを経験させてあげるのは
とても心をくすぐられる
キャロット酒場の扉に振り向くと
背中には大胆なカットが施されていて
肌色一色
肩甲骨や背骨がところどころ浮き上がっていて
心を惹かれる
―――――――――――――――――――――――――
気付いたら旅路の途中
しかも俺らだけではない
飲み仲間が旅の一行に
おおおおおい!
なんでこうなってる!?
おれはのらりくらり暮らそうと思ってたのに
キャロットさんは!?
「おー博史正気に戻ったか
お前昨夜の事覚えてないんだろ」
「き、キャロットさんは?」
「俺等はもうあの街に行くことは出来ないんだ」
―――――――――――――――――――――
【昨夜の回想】
キャロットさんと二人
遅れて登場してきた博史は恰好の的だった
「キャロットさんよー
乾杯しましょうよー」
酔っぱらったキリヤが絡んでくる
「乾杯…ですか?」
「そうですよー
こうやってチンとグラスを当ててぐびぐびっと
俺様が飲んだら
キャロットさんも飲まなきゃいけないんですよー」
キリヤがキャロットに酒を勧める
「や、止めろキリヤ
キャロットさんはお酒が得意じゃないんだ
安心してキャロットさん俺が飲むから」
博史はキャロットの酒を飲み干した
「き、キャロットさん
俺もいつかキャロットさんと
え、お酒を飲めることを
夢見ていたんです」
チンとほら吹きのミジムが
キャロットのグラスを鳴らすと
キャロットは困った顔をしてしまったため
直ぐに博史が酒を飲む
「うぇええいキャロットさん
一緒に飲みましょー」
チンと悪ノリのボリスが鳴らす
また博史が飲む
「あ、あの…
おねがいします」
チンと何をお願いしたのか分からないが
フェフチェンコも鳴らし
また博史が飲む
あっという間にキャロットさんの周りに
冒険者が列を作り
一方的にグラスを当てられ続け
博史が飲み続けていた
皆がいい感じに酔っぱらってきた中
博史はまだ粘る
「お、お前らやめろ…」
「博史よー
いつも直ぐに理性を失うくせに
今日は粘るじゃねぇかよー
しょうがねぇ奥の手だ
キャロットさんよー
博史はよー
むっつりなんだよー」
「ば、ば、バカキリヤ
何てこと言うんだ
そんな訳ないだろう」
「なあ、博史そのポッケに入れた手には
何が握られているんだろうな…」
キリヤがそれが媚薬だとは知らない
ただ、むっつりとポッケで握っているもの
思い浮かぶものは多くない
キャロットさんは訝しげに
ポッケから手を出さない博史を見る
「ごめんなさいキャロットさん
貴方にはこの場は相応しくないようです
先に帰っていて頂けますか?」
博史が言うと
「そうですか…」
とキャロットは少し哀しい顔をし
酒場をあとにした
「キリヤ、お前ってやつは…」
博史の怒りがキリヤに向き
一触即発になりかける
周りにはいつも止めるブランが居ない
「喧嘩するなら外でしなさいね」
ルサーリカがそう言うと
二人で外に出て行った
外に出ると
キリヤは態度を一変させ
「なぁ博史ー
さっきの事は俺様が悪かった
お詫びといっちゃなんだが
俺様こうゆう事が出来る様になったんだ」
キリヤの気配が消える
いつの間にかこいつは
俺の専売特許の隠密スキルを使えるようになっていた
「それがキャロットさんを遠ざけるのと
何が関係ある」
「隠密で女湯を覗く気だろう?
なにせキャロットさんの隣で
ずっとあそこいじってるんだからな」
「ばばばばばばかかかか
そんなわけないだろう
それに俺が握っていたのは…
…さ、酒だ!」
媚薬のビンのラベルを隠し
ポッケから出した
忘れていた
同じ思考回路なんだと
「いいやそうさ
幸運にも女の子と一緒のパーティだったら普通は
敵の魔物に襲われた時に、服もビリビリに破け
下着どころか、おっぱいまで露わになって
泣きながら裸で命乞いするのが定番なんだが
あいつら強すぎて
ラッキーパンチどころか
転んでパンチラすら無い
それでこのスキルを取って
女湯を覗こうと思っているんだろー
俺様は見つけちまったんだ
気配さえ消せれば
絶対にバレない場所を
お前が隠していたものが酒なら
ちょうど良い
景気付けに一発かまして
…行こうぜ」
すーっと気配が消える
当然行きたい
行けない
絶対に見つからないなんて
保証が無い
嫌われるのが怖い
「やややめておくよ」
「なんだよ
やっぱりチキン童貞か
俺1人でいってくるぜ
ほら貸せ」
キリヤは博史の媚薬を一気に飲むと
羽織をバサッと直し
存在が消えていった
博史は後悔を胸に酒場に帰る
「お、勝ったんか?」
フェフチェンコが嬉しそうに話しかけてきた
「知るか、あんなやつ」
博史は集まってきた周囲の人々をどけて
酒場の隅で一人で飲みだした
―
どれくらい経っただろうか
哀しみを酒で紛らわし
数えきれない酒を飲んでいた頃
「キリヤぁ!!
貴様というやつはー
スキルを下らないことに使うとは
博史、博史もいるはずだい!」
暫くすると酒場の外から
ブランの怒号が聞こえた
「あらキリヤ
潜伏スキルで風呂を覗こうなんて
よく考えたわね
マリリンにも教えてくれないー」
「マリリンは黙ってて」
「俺様のスキルがバレるはずがねぇ
博史ぃ裏切ったなぁ」
「ほら、博史は居るんだろう
出てこい!!」
「うーん
博史いないわねー
いつの間に
もっと上級スキルを手にいれてたの?」
「どこだぁ
博史はどこにいるキリヤ」
「あんなチキンやろー
知らねぇー」
外でブランの怒鳴り声が響く
忍の服装
髪が濡れたエルフ
リザリーが酒場に現れ
酒場の隅で机に伏し
寝ている博史を起こす
「博史、居た、来い」
「なんだよー
折角寝てたのに
起こされて」
実は寝ていない
キリヤが羨ましくて寝れなかっただけだ
リザリーに連れられて行く先
風呂屋の女性の更衣室
そこにいつもの女性メンバーが
拘束されたキリヤを囲んでいる
皆がバスタオル姿
なんというご褒美展開だろうか…
ブランは下着まで観たことがあるとはいえ
バスタオルの下に何も着ていないと思うと
露出面積が少ないはずが
同じ太ももを見ても
今の方がより涌き出てくるものがある
いや、俺はここから異端審問が行われる
下手な回答をしたら
全員から袋叩きにあう
ご褒美を喜ぶのは
この場を生き延びてからだ
理性でなんとか抑える
「あれ?博史は関係ないの?」
「チキン博史が
女湯覗きに行けるわけねぇだろー」
煽りか真実だ
今回はありがたい
「もう寝ていい?」
皆俺がその場から立ち去ろうとするのを
許そうとした瞬間
「待ちなさい」
ミーハーのミーナが止める
「博史、あんたキリヤが行くの知っていて
何故止めなかったの」
「うっ…」
「確かに見過ごす所だったわ
キリヤはクズなのは知っていたけど
博史も同類だったわね」
逃げ場が無くなる
どうすべきか…
「あのー
女湯に覗きが出たって聞いたんですけど
シューティングスターの方達ですか」
女性の衛兵が更衣室に入ってくる
「こいつらだけだ」
「俺は覗いてない!
未遂だ!」
「ほら未遂って認めてんじゃない!」
ブランの正論にぐうの音も出ない博史
「本来異性の浴室を覗くのは
重罪で即刻牢屋なんですが」
「残念だったなキリヤ
お前の冒険者人生
牢屋で終わりを迎えるんだな」
「お、お前ら
俺様を一人にするのか…?」
「それが…
冒険者パーティは
一人罪を犯したら
連帯責任なんですよ」
「は…?」
「荒くれものを
纏めるためなんです
悲惨な前例もありまして
あ、国王様から通達が来ました
お読みいたします
『シューティングスターの面々、博史殿
早速問題を起こすとは(羨ましい事)をやってくれる
其方達にはこれまでの功績があるため
逮捕ではなく
国外追放にする(早く魔王を倒してね)
尚、魔王を討伐し真の勇者となられた時は
今回の事を不問とする
(今度は一緒に覗こうぜ)
それではクリスと共に
其方らのご健勝を祈っておる
追伸、王家の家宝が無くなったんだが
まさかとは思うけど
盗んでないよね』」
あ、あのエロ親父ぃー
思っていることが筒抜け過ぎるだろう
てか、家宝って…
王宮に行き
持物検査なんかされたら
人生終わるかもしれない
キャロットさんに挨拶が出来てない…
せめてあのキャロット色の下着をもう一度
「こりゃ本格的に
旅の支度を急いだほうが良いな」
キリヤが無責任にいう
「お前のせいだろう」
「キリヤ―今度は誘ってね」
「マリリンうるさい」
「ブラン、俺ら行かなくちゃいけなくなったけど
どうする?
パーティ解消すれば
残れるはずだけど」
「博史まで…
行くわよ!!
行きますとも!」
女性陣が本格的に旅支度をしに
各宿に戻り
俺らは酒場に戻り
出発しなくてはいけなくなった旨を伝えると
「俺らも行くぜ」
「私も良いかしら」
とドンドン数は増えていき今に至る
―――――――――――――――――――――――――――
【回想終わり】
「き、キリヤ…お前のせいで
キャロットさんとの仲を壊したのか
てか、お前のせいで帰れないじゃないか」
「人のせいにすんなよ
酒の席で終わったこと
だらだら未練たらしく話すんな
その程度で女を射止められないのは
お前自身のせいだろう」
その通りだが
キリヤに言われると
かなり腹が立つ
「はいはい
そこで終わり
パーティ組むんだから
節度を持たないとね」
とルサーリカが間に入る
「クリスも四天王軽く消し飛ばせるんだから
あいつらが魔王討伐行けばいいだろう?」
「クリス様の攻撃は
あの魔法しか使えなく
遅いから実戦では使えなかった
後援支援も
出来ると言っていたが
揺すれば起きる程度の
眠気覚まししか使えないんだ」
とクリスの兵士であるはずの
フローレンまでいる
「お前はいいのか」
「ああ
最近酒と欲がすさまじくてな
こっちの方が性にあってるんだ」
「とかいって
半分追い出された感じだったけどな」
「う、うるさい!
獣族の忠義心を酒と欲が奪ったんだ」
「お前ら俺ではっさんするなよ」
そんなこんなで俺たちは飲み屋の仲間で
魔王討伐に出掛けることになってしまった。
俺らのパーティは10人以上
大規模パーティになってしまった
荷物はいつぞやの牧場で
いつの間にか買っていた
牛二頭に引かせている
この牛はブランにフンを飛ばしていた牛と
ブランを見ると舐めたようにブフッっと笑う牛だ
ボリスとキリヤで買ったと言っていたから
いじりも兼ねているのだろう
ブランはあからさまに
牛達に近づこうとしない
名前は「フン」と「ブフ」
フンはかわいそうじゃないかと思ったが
牛は非常食も兼ねているらしく
愛着が湧き過ぎるのも
パーティの存続に関わるらしい
ただ、冒険者の旅と言ったら
大荷物に野宿で大変そうと思っていたが
ここまで大規模で荷物を運ぶ牛までいると
かなり快適だ。
野宿というより
野営だから結構寝れる
見張りも順番が回るのは一日数時間
このパーティの一番の問題
男女問題だ
パーティによるが
大抵結成時に男女関係について決めるらしい。
決めたとて、破るものは破る
自由とて揉める者は揉めるらしい
恋はハリケーンだ
実際、ボリスとマリリンは関係を持った
話し合いの結果
男女関係は禁止
恋愛は自由(キリヤとマリーは禁止)となった
当然キリヤは不公平だと主張したが
マリーがすんなり受け入れたのと
全員が賛成したので可決された。
俺の心配は酒飲みばかり集まって
日常生活は大丈夫かと思っていた
俺の前世の印象だが
過度なアル中みたいな
酒飲みに仕事せず
飲んでる人もいるイメージだった。
だが、俺らのパーティにそんな人はいなかった。
よくよく考えてみたら
酒を飲めるってことは
働いて金銭に余裕があるってことだ。
前世みたいな生活保護や年金など
この世界にはない
むしろ俺が一番ニートだ
未だに最弱でE級冒険者…
専門職もない…
せめて雑用はこなそう…
役割毎に班に分かれた
狩猟・採集班: フローレン、ブランが中心。食料調達を担当
野営設営班: キリヤ、博史が中心。テント設営などの力仕事を担当
買い出し・在庫管理班:ルサーリカ マリーが中心。パーティの生命線
護衛としてそれぞれにパーティの主力が割り振られた
狩猟採集にフローレンとブラン
野営設営にキリヤと俺
買い出しにマリー
俺が主力なのはおかしいと言ったが
皆が「博史、謙虚過ぎるのも良くないぞ」
と軽く怒られてしまった…
まあブラン達がいてくれるので
何とかなるだろう。
ふと、ポケットに入れたはずの媚薬を思い出しポケットを叩いてみた
ビンはあるが中身は空っぽ…
「てめぇ俺の媚薬全部飲んだな」
「お前が酒って言うから
俺が飲んでやったんだろうが」
「ちょっと待ちなさいあんたたち媚薬って何よ」
この時パーティ解散、最大の危機が訪れたのだった
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
同行キャラ
〇主力戦闘員
博史
キリヤ 戦士(剣士)
マリリン 魔法使い(女僧侶)
ブーランジェリー 魔法使い(陰陽師)
串刺し狂いフローレン 戦士
〇サブ戦闘員
悪ノリのボリス B級冒険者 戦士(剣士)
ほら吹きのミジム B級冒険者 戦士(弓使い)
ビッグダディのフェフチェンコ A級冒険者 魔法使い(拳士)
〇非戦闘員
ミーハーのミーナ 元ブランの手下 器用
大酒のリザリー 元ブランの手下 情報収集
節度のルサーリカ 経理
バゲロのチェンマン 料理人
「良かった」と思ってくださったら
是非ブックマーク、★★★★★をお願いします。
筆者が泣いて喜びます。
その他の作品も読んで頂けると嬉しいです。
【最恐オーガは他種族女子と仲良くなりたい】
【囚われ姫は魔王に恋をする】
https://ncode.syosetu.com/n1925ii/




