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1.

この世界は5歳になると神々から祝福”job”と”skill”を授かれる。

授かり方も簡単で神殿で祈るだけである。神殿で祈る事により現在のステータスも確認できるのでとても便利だ。


スキルには先天skillと後天skillがあり、神々から授かったskillを先天skill努力と経験により自力で獲得したskillを後天skillと呼ぶ主な違いは才能の有無だ。後天skillより先天skillの方が早く成長する。


私が授かったjobは『弓使い』skillは『賦活』『魔力操作』の二つそれと『弓使い』に付随する形で『弓術』がある。

後天スキルは持っていない、まあこれと言った努力もしてないので可笑しくないだろう。


私の前世の記憶を思い出したのは昨日の事年齢で言うと15の頃だ。

流石に十年も有ったのに後天skillの一つも持ってないのはどうかと思うが今はそれなりの貯金もあるし、どうせそれなりの付き合いの相手もいないうだつの上がらない『弓使い』なんだから逸そ弓を極めて見ても良いかもしれない。


記憶を思い出すまで惰性で生きて来たから暇なのだ。時間だけはたっぷりある。

思い立ったが吉日とばかりに冒険者ギルドの訓練場に向かう。


この世界の住人は殆どが実践派なので基本的に訓練場は伽藍堂だ。

私的な訓練場の利点は『自動修復』と『自動回収』の付与がされた弓矢と『自動修繕』が付与された洋弓だ。

取り敢えず最も距離が近い位置の的—木製の人型—に向かって弓を射つ。


私のskillは『弓術lv.12』『賦活lv,1』『魔力操作lv3』…言いたい事は判るが正直生きるだけなら『賦活』『魔力操作』も必要ないのだから勘弁してほしい。


私は弓を射つのに構えてから狙いを定めて10分位掛かる、もう少し早くするべきだとは思っているが今直ぐは無理だ。

少しずつ努力して速射出来る様に成るしか無いだろう。


今は狙いを定めるのに合わせて『魔力操作』も行なっている。また、一発射つ度に『賦活』を使用する事で体力の消費を回復すると言うルーチンを繰り返す。


一発射つ度に的の当たった箇所を確認し狙いを修正する。今は取り敢えず顔の中心を狙って射っていた。

座って射ったり立って射ったりを繰り返しながら魔力の流れに淀みにが無いか確認する。


少しずつ良くなっていく狙いに『弓術』のskill levelが上がっているのを悟るが神殿で祈らないとどれだけ上がったのかが判らない。


恐らく無心で射てるのが一番良いのだろうが中々無心に成るのは難しい。そもそも簡単なら幾ら私でも極めているかと考えたが、記憶が戻る前の私の事を考えると無理そうとしか思えなかった。



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