清掃業者の異世界転移
即興で考えた物語です。初投稿なので感想お待ちしています。
「申し訳ないけど、佐々木君クビね」
目の前の社長がそう言った
「え…今なんて言いました?」
急に呼び出されて何を言われたのか理解できなかった。
「君より優秀な人材が手に入ったから君はクビだって言ったの」
「そんなのおかしくないですか!なんで勝手に…」
「とにかく君はクビだから早くここから出て行ってくれ」
結局会社から追い出されてしまった。なんで俺が…
そう考えて歩いていると
キキーッッ
「え?」
ドンッ
………………
「ん…?」
目が覚めると天井があった。「しばらく気を失っていたのか…ここはどこだ?」
「あっ!お目覚めになられましたか!」
「え…あなたは誰ですか?」
俺はさっきまで外にいたはずなのに…倒れている時に運ばれたのか?
「私の名前はエリス。この村の住人です!」
エリス…?日本人の方じゃないのか?
「俺はさっき車に轢かれたはずなんですけど、ここはどこですか?」
「ここはミーア村です!それとくるま…?聞いたことないんですけど…」
聞いたことがない?そんな訳な訳ないはず…それにミーア村?まさかとは思うけどここって異世界……
「とにかく!この街を見て回ってみたらどうですか?せっかくなら教会にいって自分自身のことを見てもらうといいですよ!」「とりあえず行ってきます」
とりあえず教会とかいう場所に行ってみるしかないか…
「すみませーん」
かなり広い教会だな…数十人は入れそうだな。それにずいぶん綺麗で新しいような気もする…
「はい!こんにちは、本日は何の要件…ってもしかして貴方が倒れてた方ですか?」
小柄で綺麗な方だな。「多分あってます。さっきエリスさんに教会に行ってみるといいって言われてまして」
「なるほど…でしたらステータスのチェックですね。かしこまりました、でしたら少しこちら側に寄ってください」
言われるがままに移動する。
「偉大なる悪魔よ、この紳士の能力を表したまえ」
悪魔……?何か変わって…うおっ!目の前に青白い画面のようなものが表示された。
佐々木俊「ササキシュン」
レベル1
ジョブ:魔法使い
使用可能な呪文:クリーン
腕力:15
知力:50
魔力:30
「貴方のジョブは魔法使いでしたか…って!その呪文は覚えられる人がほとんどいない呪文ですよ!それを使えば物や相手の能力を消すことができる呪文です!」
「え…そんな強い呪文を?」
そんなすごい能力を使えるなんて…
「確かにすごいですが貴方、この魔法以外使えないようになっています。」
え?そんなの結局ただの殴り合いになるだけじゃ……
「この能力を覚えられる上にいきなり現れた方なんて………きっと貴方は勇者です!どうか世界を脅かしている精霊を全員倒してくだい!」
精霊?そこは魔族とか鬼じゃないのか?
「この世界は精霊が敵となっているんですか?」
「その通りです。私たちよりも魔力の強い精霊や神がある突然私たちを襲うようになってきました」
確かに精霊達の方が圧倒的に強いだろうがこんなことってあるのか……?どう考えてもおかしい気がするが…
「わかりました。やれることはやってみます」
とりあえず途中まで読んでくださりありがとうございました。ちょこちょこ更新していくつもりなのでよろしくお願いします。