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暗い地下

「なぁ俺たちはいったい、いつになったらここから出られるんだ?」


あれからいったい何時間経ったのだろう。


運よく”ヘルドグマボルス”こと発光魔法を使用しても当主にバレなかった。


「さぁな。」


「でも、もうすぐ出れるだろ。」


「なんでだ?」


「奴隷にも最低限度の生活が保障されていることが法律で決まっているからな。」


「あぁ、そうなんだ。」


なんかブラック企業みたいだな。


カツーンカツーン


靴の音?誰か来た?


「お前ら、少しは反省したか?」


あぁ...当主か...それと、ニヤだっけか。


当主め。俺を何回も殴りやがっていつか絶対殺す。


「何か言わんかクズ共が。」


「すごく反省しました。」


ヨレが答える。


「うるさい。黙れゴミ奴隷が。」


理不尽すぎる。


本当に最低限度の生活が保障されているのか?


「早く出ろ。お前らのために割いている時間がもったいない。」


そう言いながら当主は牢のカギを開ける。


「おい、28番さっさとそいつらを連れていけ」


そう言い残して当主は去っていった。

「さ、こちらです。ついてきてください。」


俺たちはニヤの後ろをついて行った。


歩いているとき、ニヤは一度の口を開かなかった。


俺たちは最初に案内された場所に戻ってきた。


と言っても、牢からまっすぐ歩いただけだが。


どうやら地下は繋がっているらしい。


俺たちの他は全員寝ていた。


布団などなく、各々床で寝ていた。


「今日はもう遅いので明日に備えて休んでください。私はまだ仕事があるので戻ります」


ニヤはそう言って階段を上って行った。


あいつも大変だな。


とりあえず、疲れたし寝るか。


他のやつらが雑魚寝しているので空いているスペースを探して横になる。


「じゃあヨレ。俺寝るわ。」


「おう、俺も寝る。お休み。」


やっと休める。


あぁ...今日は激動の1日だったなぁ...


明日は波風立たないように生きよう。


おやすみ


…...


...


GRUUUUUUU


GROOOOOOO


うるせぇ!!


誰だ、イビキかいてるやつ。


俺たちが寝るまでイビキかいてるやついなかったから、ヨレか。


やはり、あいつは牢でやっつけておくべきだったか。


こんな状態じゃ寝れん。


どうせ、家のやつらも寝てるだろうしちょっと屋敷内を散歩してくるか。


俺は階段を上る。


既に消灯されていたから、廊下は暗かった。


だが、奥の1部屋だけ明るい。


ん?あの部屋だけ光が漏れているな。


ちょっと覗いてみるか。


扉が少し開いていたので覗くと、中にニヤと当主がいた。


何してるんだあいつら。


話し声が聞こえてくる。


「新しい奴らは良い器の持ち主か?なあ、28番?」


「はい、良いと思います。特に、37番と38番の双子や44番のエルフはさぞかし良いでしょう。」


何の話をしているんだ?


人の器の大きさの話か?誰が人格者なのかみたいな話でもしているのか?


俺は自他共に認めるクズだしそんな話じゃないよな。


「そうだな、明日早速見てみるか。まずは37番と38番から。」


「そうですね。用意しておきます。12番や32番並みだと良いですね。」


話が見えん。


とりあえず戻るか。

戻ると相変わらずヨレはイビキをかいていた。


それでも寝ないとキツイし耳を塞いで寝た。


あいつらは一体何の話をしていたのだろう。


まぁどうでもいいか。

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