表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界、通訳、女の子。  作者: 薄紅時雨
2章 勇者デビュー
16/17

チケット売却

ついに、ドラゴンのボスとの大規模戦闘が始まった。

俺たちが所属しているのは、グループ21。

274人の勇者が集まってできた討伐部隊は、21のグループに分けられた。


最高指揮官を務める勇者、アキレスがグループ1として先陣に立つ。

グループ1~7は前衛、8~12は中衛、13~18は後衛、19~21は支援というように、役が割り振られている。

支援役が行うのは、戦線の安定化と戦闘者の治療である。

支援役はボスを取り巻く子分のドラゴン達を処理し、傷を負った勇者にそれぞれの拠点で治癒魔法をかける。


グループ21の構成メンバーは、麗しき女勇者ランディと彼女の管理しているギルド「メディテーション」のメンバーから合計8人、そして俺のギルド「レックレス」から合計4人である。


ランディのギルド「メディテーション」は、盾役と魔法職の2種類で構成されている。

盾役が後衛を守り、魔法による強い攻撃によって敵を倒す、という戦法である。

戦士や弓使いといった、武器で戦うメンバーはごくわずかであり、しかも今回の討伐には参加していない。

メディテーションから来たメンバーは、盾役がランディを含む4人。そして、攻撃魔法に特化した者が2人と回復魔法に特化した者が2人である。


俺たちグループ21以外の支援担当のグループ19、20は、各自それぞれ拠点を作って行動している。

これだけ大勢の勇者が集まるとなると、当然、考えの合わない者同士の争いが起こってしまう。

勇者同士の無駄な争いを避けるために、最高指揮官であるアキレスは「他のグループとは一切協力をしない」という規約を設けたのである。


「私を含む盾役4人は、それぞれ4方向を守り続ける。空からの攻撃は、レックレスのメンバーに任せたよ。」


「はい!こちらは全員配置につきました。形状変化で作り上げた砦も、安定して動作しています。」


お互いのギルドマスター同士、連携はしっかり取り合う必要がある。

少なくとも、戦闘中はランディの恋人のことは考える必要はない。

彼は、今回のドラゴンとは無関係の魔王軍の者である。

敵としても味方としても、来ることは無いと考えている。


ボスがいる方向は、ランディが防衛を行っている。

拠点の周り4方向を盾役が守る形になっているのだが、ランディだけ防衛の能力が別格なのだ。

刹那が作った砦は、俺たちの拠点から見てランディがいる方角にあるので、ドラゴンの子分はランディに向かっていくこととなる。


地形修正行動。

この世界の地形が元のものと大きく変わってしまった時、魔王軍の魔物はそれを元通りにしようとする行動を取る。

この世界の地形をどうするかは、神の血族と魔王軍の幹部の間で永遠に争われている。

そんな世界の頂点に立つ者が決めるようなことは、たとえ勇者だろうが勝手に変えることは許されないのだ。


刹那が作った砦には、様々な魔術が施されている。

ランディのギルド、メディテーションの魔法職の人達に手伝ってもらったおかげで、頑丈でしかも攻撃も可能な砦を作ることに成功したのだ。


本能から怒りを覚えたドラゴンの子分たちは、次々と砦に押し寄せてくる。

盾役が取りこぼした分は、砦にかけられた術式を駆使して倒す。

カレアは戦いすぎると危険なので、戦わない支援職だという嘘を貫き通すことにした。

今この砦にいるのは、俺とカレアだけである。

遠距離攻撃職の俺に対してカレアが強化を施す、という説明をしてあるのだ。

間違ったことは何も言っていないおかげで、嘘はバレずに済んでいる。


高い火力を振る舞えるのは、メディテーションが抱える攻撃系魔法職2人、そして刹那を含めた3人だけなのだが、その3人がものすごく強いのだ。

グループ1~7の前衛でさえ、ドラゴンの子分相手には、1対1だと倒すまで最低でも10秒は必要である。

だが、優秀な盾役のおかげで安定した詠唱を行える、俺たちのグループの魔法職は違う。

ドラゴン相手だろうと、わずか3秒程度の詠唱による強力な攻撃によって、すぐに倒すことができるのだ。


ランディは言っていた。

「私たちのグループは、21個のグループの中で最強なのだ。」と。

それは、刹那を見ても分かる。


黒くて小さな影は、俺がまばたきをしている間に敵の懐に飛び込み、正確に急所を突くことができる。

マスターアサシネイト(熟練した暗殺)

忍術スキルの中でも最強の殺傷力を誇り、習得の難しさ故、忍者を極めた一部の者しか習得できない、一流の忍者の証。

ボス相手でもなければ、一瞬で敵を死に至らせる。

一流の忍者のその技は、彼女の名そのものを表すものであった。


絶え間なく襲ってくるドラゴンの子分は、すぐに片づけられてしまう。

砦に施した魔術も、俺の練習した遠距離射撃も、今は意味がない。

でも、そろそろ時間だろう。


『最高指揮官、アキレスだ。今、ボスの攻撃対象が君達、グループ21に向け始められた。現在の死者は無し。細心の注意を払った行動を頼むぞ。』


ドラゴンの子分を、あまりに多く倒しすぎたのだ。

ボスの怒りは今、俺たちに向けられようとしている。


『グループ21の指揮官、ランディです。私たちの耐久力だと、持ってせいぜい15分が限界です。それまでにとどめを刺すことは可能でしょうか。』


『15分もあれば、心臓付近の魔力障壁を破ることは簡単だ。だが、角のコアの破壊がまだ終わっていない。グループ14の報酬のために、まずは角の破壊を狙うことになる。』


ドラゴンのボスの討伐は、平和のためではなく、金のためである。

例え危険が増えることになっても、報酬が優先されることとなるのだ。


『それに関しては、グループ3のリーダーに報酬金を負担してもらいます。死者を出さないためにも、とどめを刺すことを優先させていただけないでしょうか。』


『グループ3の指揮官、バカラ(・・・)です。報酬金は戦闘後に僕たちが払います。最高指揮官様、とどめを刺すことへの許可をお願いします。』


・・・!?

何故お前が戦闘に参加している!

魔王軍の手下が、勇者に化けてしかも指揮官をしていると。


『バカラ、君なら信用できる。準備が整ったら、全ての攻撃グループに対して、心臓付近への攻撃を命じることにする。』


『最高指揮官様、ありがとうございます。私たちグループ21が抱えている、心臓のコア破壊担当。彼は実力のある契約者ですので、ご安心を。』


バカラは流暢なポラリス語で、グループ同士の連絡を取り合っていた。

最高指揮官の発言からして、バカラは本当に指揮官をしているのだと分かった。

しかも、明らかに俺達に敵意を向けていた彼が、最高指揮官に信用されているなど。

とても信じられないが、これは事実なのだろう。

今は、とどめの攻撃に備えることだけを考えれば良い。

詳しい人間関係の事情など、倒してから調べればいいのだ。


ランディは、当然俺の正体を知っているだろう。

彼女は、俺を契約者と呼んだ。

それが何を意味しているのかは知らないが、人間扱いしていないことは間違いない。

ならば、化け物らしくボスに刃を向けるだけだ。


「刹那の作った砦はすごいな。ボスの遠距離攻撃が支援役に弾かれたときの、地震とか衝撃波。恐ろしく強くて規模が大きいのに、俺たちは無事だ。」

「うん。三半規管強化、習得して正解だったしょ?」

「ああ。本当に助かっている。それよりも、この砦の耐久力に感心しているのだ。」


「本当すごいよね、刹那。あの、半蔵さ、そろそろ・・・」

「ああ、ソウルリンクをしなきゃな。」


度重なる練習のおかげで、熟練度は問題ない。

問題なのは、200人を超える勇者達に見られることなのだ。

遠距離攻撃ではなく、俺とカレアのソウルリンクを。


デリケートな部分に関わる恥ずかしい練習を、ずっと繰り返した。

カレアは、俺に対して何度も恥ずかしい姿を見せてきた。

カレアの複雑な感情を、何度も俺にぶつけてきた。

カレアも俺も、トチ狂った愛の告白を何度もぶつけ合った。

そんな思い出と努力の結晶が、このソウルリンクなのだ。


「あたし、今は平常心を保ってるけどさ。」


カレアが、俺と目をそらしながら恥ずかしそうに伝える。


「あたし、半蔵のこと・・・」


カレアが次の言葉を言いかけた瞬間に、俺はカレアの肩をぐっと掴む。

そして、カレアに無理やり俺のほうを向かせる。


「好きだから。」


その言葉が放たれたのは、明後日の方向ではなく、俺の顔に向けてだった。


「ちょ、ちょっ、ちょっと待って!え、なに、どうしよう、あたし・・・。」

「なに、ちょっとした悪戯だ。ソウルリンク!」


半蔵という得意げな男にからかわれている、乙女なカレア。

そんな状況の中、ソウルリンクは始まる。


「ふん!さっきまでの威勢はもう無いんだよね、半蔵。」

「サキュバスは受け身だからか?甘いな。カレア、誘い受けって知ってるか?」


これまで以上に、変な高鳴りを続ける胸。

でも、先を行くのは行動だった。


「俺だって、受け身になりたいときくらいあるんだ。さあ、やさしくハグしてくれ、カレア。」

「ちょ、ちょっと待って!半蔵、近い!」

「カレアが乙女で良かったよ、本当に。」


戦闘において大事なのは、積極性。

受け身と積極性は真逆に見えて、実は両立ができる。


俺は沢山の本を読んだ。

魔王であるエミーが書いた、女性向け小説を。

エミーは、ただの少女漫画好きではない。


「こんなときに何言ってるの、半蔵!」

「カレア。『ヘタレ勇者の甘い蜜』っていう小説を知っているか?」


「ヘタレ勇者の甘い蜜」という作品が、魔王軍だけでなく人間界でも人気があったのだ。

勇者とその弟子の恋愛を書いた作品なのだが、その恋愛はなんと男同士なのである。


「読んだことは無いけど、有名だからタイトルくらいは知ってるよ。ボーイズラブでしょ?」

「その作品のメインキャラの勇者カネイルは、親からもらった装備でぬくぬく育ったお坊ちゃまなんだ。」


そんな勇者カネイルは、積極性も決断力も低い。


「あらすじくらいは知ってるよ。カネイルは弟子を持っていて、その弟子は貧乏生活から成り上がった人なんだよね。」


弟子アラカは、カネイルとは対照的に積極的な性格である。

一見、その弟子が男役に見える作品だが、実際は違うのだ。


「その小説のワンシーンを、ここで再現しようと思う。射撃開始まであと5分はあるからな。」

「そんなことしてる暇があるの?」


カレアの発言は無視して、俺は小説のワンシーンの再現を始める。

射撃開始まではあと5分。

カレアもまんざらではないようだし、5分以内には終わるだろう。

戦の最後に行われる、終幕の劇。


何故こんなことをする必要があるのか。

それは、カレアと俺の魂が調和すればするほど、射撃の威力も成功率も上昇するからである。

練習の度毎回劇をやっていてはネタが尽きてしまうので、これがぶっつけ本番となっている。

でも、俺にはこれが成功する自信があった。


ボスの心臓周辺の障壁は、もはや決壊寸前である。


「カレア、狙いは定めたぞ。あとはタイミングに合わせて正確に当てることだ。」

「そうだね。あたしは信じてるよ、半蔵のこと。」


―――☆

カネイルはいつもこうなんだ。

いつも何もかも人任せで、僕の気持ちなんか分かっちゃくれない。

―――☆


「信じて待つだけか?言っただろう、俺の射撃は愛の力で強くなるんだ。分からないか?」

「何さ。ほら、手を握るから。これで安心するでしょ?」


―――☆

そんなの、いつもしてることじゃないか。

甘っちょろすぎて、本当にムカつくんだよ。

―――☆


「そうだな・・・ 強く抱きしめてほしいんだ、カレア。」

「半蔵、その程度でいいの?」


―――☆

気持ちが昂ると、急に求め始めてくるんだ。本当にズルい奴。

でも、こんなやりとりをするのも、なんだかんだいって僕は好きだ。

―――☆


「口を動かす暇があったら、体を動かすんだな。」


俺は、カレアを強く抱きしめた。

ここまでは、ほぼ小説と同じ展開だ。

恐らく、カレアも合わせてくれているのだろう。

恥ずかしがってるだけで、絶対読んだことあるに決まってる。


「口を動かすっていうのは、こういうことでしょ。」


カレアが、俺に強くキスをしてくる。

さっきとは立場が入れ替わったのだ。

この続きは俺が女役になるのだが、それでは意味がない。

サキュバスの受け身な性格と抗わなければいけない俺は、アドリブに移る。

カレアの一番のお気に入りの小説。

今度は、そのワンシーンを再現するのだ。


―――☆☆☆

私、エミリアは今とても幸せです。

本当の願いは叶わなくても。

初めてのキスだけでも、王子様が奪ってくれたのだから。

―――☆☆☆


俺は、カレアのマジックバッグから小さな箱を取り出す。

そして、突然跪いた俺を見て立ち呆けるカレアに、紳士のようにそれを渡す。


「奪うのはキスだけではない。受け取ってくれ。結婚指輪。」

「どうして、これを・・・?」

「俺は、悪魔と契約を交わしたんだ。これで、俺とカレアは完全な仲間、ってな。空けてごらん。俺からの、最高のプレゼントだ。」


カレアは当然、これを本当の指輪だとは思っていない。

でも、このシチュエーションがカレアの気持ちを高ぶらせたようで、どんどん強い魔力が伝わってくるのを感じる。


「顔から離して開けるよ。」


ビヨヨーン!

これは、カレアが人を驚かせるために買ったビックリボックスである。


「やっぱり、あたし達はこういう関係がいいよね。」

「ああ、そうだな。じゃあ、射撃開始だ。」


砦の上に立った俺は、頭上からものすごい数の武器を射出する。

その威力は絶大で、ドラゴンの心臓の中にあるコアは、一瞬にして破壊されたのであった。



―――――魔王軍の領域 入口



「ドラゴンのボスは、無事討伐された!皆、本当にご苦労だった。これから報酬の配布を始める。皆、落ちついて自分たちの番を待つように。」


グループ1が所持しているドロップ品は、グループ2、グループ3と順番に配布されていく。

最後のグループ21に配られるまでは、しばらく時間がかかった。


「すごい威力だった。半蔵の射撃。」

「私もびっくりしたんですよ!練習の時は、あんな速度で飛んでませんでしたよね!?」


恥ずかしい。

いくら攻撃の精度を上げるためとはいえ、他に何か方法は無かったものか。

何もかもが恥ずかしすぎて、俺はとても憂鬱な気分だった。


「半蔵、なにも落ち込むことないって。あたしはすっごく楽しかったよ。」

「ああ、それなら良かった・・・。」


最高の笑顔で楽しかったなんて言われたら、いつまでもこんな気分ではいられないと思えてくる。

そう、しっかりしないといけないのだ。

こんな人が突然来るから。


「ランディ、久しぶりだな。そっちのギルドは上手く行ってるか?」

「うん。あなたのアドバイスのおかげで、バッチリだよ。」


報酬を受け取ったグループ3のバカラは、ランディに会いに来た。

とにかく、色々聞きたいことがありすぎるのだ。


「バカラ。単刀直入に聞くが、魔王軍のお前が何故勇者をやっている?」

「あ?何か問題でもあるのか?」


問題しかないだろう。

人間と魔王軍は敵対する存在であり、殺し合う存在であるはずだ。


「お前は、どっちの味方なんだ。魔王軍か?それとも人間か?」

「どっちだっていいだろう、そんなもん。お前こそどっちなんだよ。」


バカラの質問に対して、俺は答えることができなかった。

俺は勇者だ。だから人間の味方であるはずなのだ。

でも、魔王軍は本当に敵なのだろうか。

経験値やお金のために敵だとみなしているだけで、別になんらかの直接的な被害があったわけではない。

それに、俺は魔王エミーに会いに行くという予定があるのだ。

魔王軍の人とだって、仲間になることも増えてくるだろう。


「転移者のお前にはまだ分からんかもしれないけどな。魔王軍と人間ってのは、敵同士じゃないんだよ。」

「ああ。今ようやく気づいたよ。」


「半蔵、やっと気づいたんだね。おめでとう。」

「理解が遅すぎですよ、ギルドマスター。」


こんな大事なことに今まで気づかなかった。

俺は、なんて情けない人間なのだろうか・・・。


「半蔵のいままでの行動は、問題なかったと思うよ。」

「ああ。ありがとう、刹那。」


刹那のフォローで、少しは救われた。

「当たり前だと思っていたことが、実は間違っていた」ということも、たまにはあるのだ。


「最高指揮官のアキレスだ。これがグループ21の報酬全て。受け取ってくれ。」

「ありがとうございます。最高指揮官様。」


ランディが貰った600万ヘラを、グループで12等分に分配する。

そして、マスターチケットをいただいた。


「マスターチケット、誰が売りに行くんですか?」

「バカラでいいんじゃないの?魔王軍と繋がり深いからな。」


ランディがそういうのなら、安心だろう。

バカラとランディは洗脳も何もない、普通の恋人関係だったのだ。

チケットを盗まれる心配もない。

バカラはニヤニヤしながらマスターチケットを受け取り、専門の店に売りに行った。


今回の戦闘の反省会をしていると、いつの間にか長い時間が立っていた。


戻ってきたバカラは、早速大量のヘラ紙幣の分配を始める。


「俺は売りに行った仲介人として2億頂くぞ。残りの48億を12人で分配してくれ。」


俺たちのギルドは16億ヘラを手に入れ、宴の計画を立て始めていた頃だ。

俺は、最後の疑問をぶつけた。


「バカラは、何で門番をしていたんだ?指揮官になるほどの実力があるというのに。」

「門番ってのは暇だからな、その分報酬が良いんだよ。それに、俺はあまり魔王軍の同胞を殺したくない。」


似た血が通っている者を殺すことは、普通はできないことだ。

魔王軍だろうと人間だろうと、皆思うことは一緒なのだろう。


祝宴は、各自自由に行うことになっている。

俺たちのギルドの他に、刹那の師匠の風火さん、そして夫のティタンが祝宴に参加してくれるとのこと。

どうやら風火さんは相当料理上手らしく、今回の料理は全て彼女が担当してくれるとのこと。


宴の準備が着々と整っていく中、俺は魔王エミーに会いに行くことを考えていた。

俺の目標は、魔王を倒すことではなくなった。

この世界を、もっと幸せなものにしたい。

そのために、俺たちレックレスは道を切り開いていくのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ