表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恐怖の学園  作者: 苺
1/2

美少女

...なぜ?こんなことに...?

わけがわからない...


今日は入学式。

憧れの星川学園に入れた私はとても浮かれていた。

「みーその!」

話しかけてきてくれたのは私の親友、佐瀬花音。

今日から高校一年生。

「花音!!おはよっ!」

「おはよぉーとうとう今日からだね!」

「そうだよね!!!なんかもう!星川生徒!って感じがするよ!」

「うんうん!わかるっ!」

ふわっといい香りが漂ってくる。

そちらの方を見るととても綺麗な人がいた。

「あの人すごい...綺麗...」

「え?誰のこと?」

「ほらほらあそこにいる!」

指を指すが誰もいない...

「あれ?いたのに...」

「んー見間違いじゃない?」

「あんな綺麗な人見間違うはずないよ!!」

「まぁ早く行こっ!」

「うん...」

いたはずなのに...

なんでいなくなったの?

んーやっぱり見間違い?

まぁ、一瞬だったし...ね


「あの子...見えたみたいよ」

「そうみたいね...」

「今年はあの子かしら?」

「ええ、巻き込まれるわ。」

「そうね...」

謎の美少女たちが話していた...

美園が聞いていれば良かったのかもしれない...


「みなさん!はじめまして。このクラスの担任の前園音羽です。よろしくね!」

そう挨拶をしたのは若くて綺麗な先生だった。

奇跡的にも花音と同じクラスで嬉しいのにこんな先生ではもっと嬉しくなる。

「じゃあ自己紹介をしましょう。名前、好きなことと一言ぐらいかしらね?」

1人ずつ自己紹介をしていく。

「えっと、河野崇です。好きな事はバスケ。この学校にはエースがいるらしいですが抜かすので見ていてください!」

河野...か...

星川学園にいるエースはすごく強いらしい。

そんな事言っちゃっていいのかな?

なんて思ってるうちに私の番がくる。

「北村美園です。好きな事はお菓子作りです!1年間宜しくお願いします。」

至って普通の挨拶をする。

印象には残らなそうだけどいいだろう。

「神北鈴です。趣味は読書、よろしく。」

クールに自己紹介をした神北さんにどこか惹かれる。

仲良くなりたい!そう強く思ったのは初めてだった。


「美園!ごめん!海叶が待ってるんだ!先帰るね!」

海叶というのは花音の彼氏。

優しくてかっこいい。

羨ましいくらいに仲がいい。

あ...神北さんだ...

「神北さんっ!」

「なに?」

「その...よければ一緒に帰らない?」

「.....」

ダメだった...かな?

「いいわよ。」

「ほん...」

「でも!私よる所があるの。ついてくるなら」

さえぎるように言われる。

「いいよ!」

私が言うとスタスタと歩いていく。

よく知ってるな...

神北さんが立ち止まったのは...星川学園(裏)と書かれていた教室だった...

「ここは何?」

「そのまんまよ。ついてきて」

ガラッとあけると中には2人の美少女がいた...

「あら鈴...入学式そうそうありがと...う?」

「なんでいるの?鈴どうしたの?」

「一緒に帰ろって言われたから連れてきた。」

「わぁー鈴!ありがと!!この子例の子なのよ!!」

「え...?そうだったの。ならよかった。」

神北さんはそう言うと座って本を読み始めてしまう。

「あー、説明してなかったわよね。私は高校2年生。長谷川瞳」

「私は高校3年生の初瀬美月。」

「あ、私は高校1年生の北村美園です。」

この瞬間から私は...恐怖に引きずり込まれていく...

そんなことまだ私は知らなかった...


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ