表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私。  作者: ちびこっこ
2/2

小学校

 幼稚園のときから親と離れるのが嫌だった。

小学校に上がるともっと嫌だった。嫌と言うか不安だった。私がいない間にママが事故に遭ったら。殺されたら。私をおいて出ていっちゃったら。。。

ありえないけど、凄く凄く心配で怖かった。

 でも、親に「なんで学校に行きたくないの?」と聞かれても、恥ずかしくて言えなかった。

だから、先生が嫌とか適当な嘘をついた。

 多分1年生から4年生くらいまでほぼ毎日泣きわめきながら学校に行ってた。


 学校では大人しい子だった。クラスに一人だけ1年生からの親友がいたけど、その子以外とは喋ったことがなかった。

その子が休みの日は一日誰とも喋らない。

 喋らないというか何をどう喋っていいか分からなくて喋れなかった。

 勉強は自分で言うのもなんだけど出来るほうだったからクラスの中では私は

「大人しくて優しくて頭のいい優等生」

というレッテルを貼られてた。


 年々、大人しさは増して親友ともあまり喋らなくなった。

 人と喋ろうとすると喉に何かがつっかえてるみたいな感じがして苦しかった。だから休み時間もずっと机に座ってるか、トイレで時間を潰していた。

 別に避けられてるとかではなくて、自分からバリアを張っていたんだと思う。


 本当に毎日学校に行くのが、辛かった。

さすがに高学年になると泣きわめくのも親に迷惑だと思い、毎日家を出ると涙が溢れてきたけど我慢して毎日学校に行ってた。

 いっそう、虐められてたらいいのに。

とか思いながら毎日毎日学校に行った。


 なんであんなに頑張っちゃったんだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ