6話 夢の中で出会っちゃったお話
【作者より】
本話は会話文のみと私の友人の作品『DreamSchool』のコラボレーションストーリー です。
描写がなくてすみません。
ニャンニャン刑事と……。
ニャンニャン刑事(以下・刑)「ここは……?」
?「ここはどこでもない場所」
刑「誰だ!?」
?「はじめまして……もう1人の私……。いや、ボク」
刑「君は……誰?」
カノン(以下・カ)「私はカノン……。あなたは?」
刑「ボクはニャンニャン刑事」
カ「ニャンニャン刑事さん……。改めまして、はじめまして、もう1人の私」
刑「もう1人の私?」
カ「そう」
刑「どういうことだ?」
カ「私は夢の中で生きるあなた……。あなたは現実に生きるもう1人……」
刑「よく分からない」
カ「今は分からなくていい……。いずれ分かる時がくる……」
刑「いずれ……?」
カ「そう……。その時まで、じゃあね……。また会おうね! ニャンニャン刑事さん」
ミサ(以下・ミ)「……刑事さん……。ニャンニャン刑事さん」
ニャンニャン仮面(以下・仮)「なんか妄想してたんだろう?」
刑「いや、妄想はしてない。いい夢だった。とてもカワイイ女の子が夢に出てきた」
ミ・仮「へぇー」
*
ニャンニャン仮面と……
仮「ん? ここはどこだ?」
?「……。そこにいるのは誰だ?」
仮「オレはニャンニャン仮面だぞ!」
?「ふざけたやつだな」
仮「ムッ! そういう貴様こそ誰だ?」
アマテラス(以下・ア)「俺はアマテラス」
仮「あまてらす?」
ア「そうだ」
仮「ところで、ここは?」
ア「時の狭間」
仮「……?」
ア「しっかりしろよ……。もう1人のオレ」
仮「もう1人の……?」
ア「もう、リミットか……。じゃあな……」
仮「オイ! 待て!」
ミ「……なさい……。しっかりしなさいよ! 変態仮面!」
刑「全く……。しっかりしろよ」
仮「今のは……? (しっかりしろよ……。もう1人のオレ)」
ミ「何笑ってるのよ!?」
刑「……?」
仮「さっさと片付けるか!!」
ミ・刑「お前が言うな!!」
仮「ハハッ(言われなくても……)」
*
謎の白衣の美女・パースエイダープレイヤーミサと……。
ミ「あれ? ここは?(私はさっきまでニャンニャン刑事さん達と……)」
?「……」
ミ「まさか、キザ怪盗の仕業!!」
?「クスクス……」
ミ「キザ怪盗……じゃないみたいね……」
ティア(以下・テ)「私はティア……。ようこそ、ミサさん?」
ミ「なんで、私の名前を?」
テ「私はあなた、あなたは私」
ミ「あなたは私?」
テ「そうなるわね」
ミ「そう……」
テ「もう1人のカノンをよろしくね?」
ミ「カノン?」
テ「確か、こっちではニャンニャン刑事さんだったかしらね?」
ミ「まぁ、分かったわ……。任せて」
テ「じゃ、ミサ。また会いましょう……」
ミ「そうね……。ティア」
刑「……さん……ミサさん」
仮「大丈夫か?」
刑「ミサさん?」
ミ「とてもいい夢を見たわ」
仮「夢?」
ミ「そう。もう1人の私に会ったの」
刑・仮「その夢、ボク(オレ)も見た」
ベル(以下・べ)「……(俺だけ見てない……)」
*
ベルと……。
ベ「なんだ、この薄気味悪い世界は?」
?「失礼だな」
ベ(ビクッ!)「誰だ!?」
ルジェ(以下・ル)「俺はルジェ……。ロワ・デ・ルジェ」
ベ「ルジェ……。もしかして……」
ル「察しの通り」
ベ「もう1人の俺……」
ル「……キザだな……」
ベ「……クールなやつ……」
ル「少しはまともになれよ?」
ベ「はっ?」
ル「ふっ……。まぁ、いい」
ベ「失礼なやつだな」
ル「お前に言われたくない」
ベ「あっ、そうかい」
ル「ベル、またな……」
ベ「名乗ってないぞ?」
ル「細かいことは気にするな」
ベ「……。はぁ……」
ル「じゃあな」
ベ「ああ」
ネオン(以下・ネ)「……ル……ベル!!」
ベ「あぁ……ネオンか……」
ネ「何、ボーっとしてるの?」
ベ「いや……(俺達だけの秘密)」
*
ネオンと……。
ネ「ここはどこよ?」
?「うふふ……」
ネ「あなたは……誰?」
カ「私はカノン……。あなたは?」
ネ「私はネオンだけど……。何か問題でも?」
カ「……。性格、悪っ! 少しは素直になりなよ」
ネ「……。あなたは素直すぎるわ……」
カ・ネ「あなたって……」
ネ(ここは譲らなきゃ)「あなたからどうぞ」
カ「そちらからどうぞ」
ネ(少しどす黒い笑みで)「……危険な人間ね」
カ「……そっちこそ」
カ・ネ「うふふ」
カ「もう、リミットみたいね……。じゃあね、ネオン」
ネ「じゃあ、また会いましょう、カノン」
ベ「……オン……ネオン」
ネ「ん? ベル、いたのね……」
ベ「オイオイ、爆睡だったぞ!」
ネ「とてもいい夢を見たわ……」
ベ「だろうな……。あれだけ爆睡していりゃ……」
ネ「違う自分に会ってきたの」
ベ「ふーん」
*
ロレンスと……。
ロレンス(以下・ロ)「ここは……?」
?「ここはどこでもないところだ」
ロ「どこでもないところ、かぁ……。ところで、誰だ?」
ア「ん? 俺か? 俺はアマテラス」
ロ「俺はロレンス」
ア「……。どこかで見たような……」
ロ(何を考えているんだ?)「……? ここは一体全体どこなんだ?」
ア「ここは簡単に言えば、さっき言った通りどこでもない世界だ」
ロ「要するに、ここは夢の世界だということか?」
ア「そういうことだ」
ロ「もう1人の俺はかっこいいな」
ア「それはどうも。もう、そろそろタイムリミットのようだな……」
ロ「もう、そんな時間なのか?」
ア「そうらしいな……。またいつか会おうな……」
ロ「またいつか……」
ラント(以下・ラ)「……レンス……ロレンス」
ロ「あぁ、ラントか」
ラ「さっきまで気持ちよさそうに寝てたけど……。こんなところで寝てると風邪ひくよ?」
ロ「そうか……。いい夢見たな……」
ラ「夢?」
ロ「違う次元の自分に会ったんだ」
ラ「ふーん……(そういえば、私は見てないな……)」
ネ・べ「……(私(俺)も見た)」
*
ラントと……。
ラ「……ここはどこ……?」
?「ここは現実ではない世界よ」
ラ「あなたは誰?」
テ「私はティア……。あなたは?」
ラ「私はラント」
テ「ミサとなんか関係があるの?」
ラ「うん。私は操られている人間だからね」
テ「ふーん」
ラ「冷たいリアクションね」
テ「冷たいリアクションで悪かったわね!」
ラ「ティアはもう少しフレンドリーになった方がいいんじゃない?」
テ(ブチッ!)「あなたねぇ!」
ラ「アハハ……」
テ「そろそろタイムリミットだから、もう行かなきゃ……。また今度会った時はさっきみたいなこと、言わないでよね?」
ラ「ハーイ! またいつか会おうね!」
テ「……(お気楽な人ね……)」
ロ「……ント……ラント」
ネ「起きなさいよ」
ベ「ロレンスに風邪ひくよって言ったわりにはお前もネオン以上に爆睡だったぞ」
ラ「凄くいい夢を見たんだ!(ベル、ネオン以上って……)」
ネ・ベ・ロ「私(俺)達も見たから」
ラ「えーっ!? みんな、見たの!?」
ネ・ベ・ロ「えぇ(うん)」




