第96話【ラストジャンケン】
「かかってこい!」
エースがサブローを挑発した。
「ハッハッハッ!そう言ってられるのも今のうちだ!」
サブローは、自信満々に言った。
「お前、さっきより厚着してないか?」
違和感を覚えたエースは、サブローに尋ねた。
「そ、そんな事は無いと…思うよー…」
サブローは、目が泳いでいる。
「貴様!やりよったな!」
マリーネがサブローに言った。
「そんなヤツさっさと倒しなさい!」
フィリアがエースに言った。
「あぁ、分かってる!っていうかいつの間にフィリアさん達も服着たの?」
フィリア達を見て、エースが言った。
「あれ?ホントだ!」
マリーネは、嬉しそうだった。
「ほらね、言ったでしょ?」
アリスがドヤっている。
「何をゴチャゴチャと言っている!行くぞ!」
サブローの言葉で戦いが始まった。
「な…なんだと?この我が…給食じゃんけん無敗の我が…。さっきより厚着したのに負けただと?しかも、ストレート負け…」
サブローは、悔しそうだった。
「自分で言ったよ。厚着したって」
アリスが小声でツッコんだ。
「ハッハッハッ!私を舐めてもらっちゃあ困るぞ!私も給食じゃんけんだけは、無敗の男だ!」
エースが悪役みたいに言った。
「な、なんだって?!」
サブローの目玉が驚きで飛び出しそうだった。
「そういえば、そうだったね…」
アリスが苦笑いをした。
「クソぉぉぉぉ!」
サブローは、泣き叫んだ。
「よくやったぞ!エース」
マリーネがエースを褒めた。
「最期に…下着…堪能できて…良かった……やっぱり最…高…だ…」
サブローは、倒れた。
「「ふん!」」
フィリアとマリーネが倒れたサブローを思い切り踏みつけた。
思う存分踏み潰していた。
「そこら辺して上げてください…もう、原型を留めてないですから…」
エースが2人を止めた。
「ん?なにこれ…」
アリスが紙切れを拾った。
「あ、それは!」
フィリアがそれを見て大声で言った。
「これが、次の大陸へ向かうのに必要な切符だ」
マリーネが倒れたサブローの上で言った。
「じゃあ、これで次の大陸へ行けるのね?」
アリスが嬉しそうに言った。
「とりあえず、街へ戻りましょう」
エースが提案し、全員が賛成した。
「すごい、盛り上がりだな…」
街に戻ると、街中大騒ぎだった。
「我らの支配を解いてくださった勇者御一行がお見えになられたぞ!」
騒ぎの中の誰が言って、さらに盛り上がった。
「君たち、よくやってくれたな!おかげでこの街に平和が訪れたぞ!お礼に、この街の店で使える"なんでも無料クーポン"を全員分差し上げるぞ!」
エースたちは、王室に呼び出され王に感謝された。
「ありがとうございます!有難く使わせていただきます」
アリスが代表してクーポンを貰った。
「とりあえず、帰って寝るか…」
王室を出たあと、エースが言った。
「そうね…」
あくびをしながらアリスが言った。
「アリスは水色…マリーネは白…グヘヘヘ…」
宿に戻り皆が眠りについた時、エースの寝言が部屋中に響いた。
「なっ!エース!」
飛び起きて顔を赤くして、アリスが言った。
「へ、変態!」
飛び起きて顔赤くしてマリーネが言った。
「マリーネ…ちょっと」
アリスは、マリーネの耳元で何かを囁いた。
「行くよ?」
アリスとマリーネが目を合わせた。
「「鉄槌じゃぁぁぁ!」」
アリスとマリーネは大声でそう言った後、エースをボコボコにした。




