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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
5章 サラマンダー大陸
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第91話【小ボスへ】

「小ボスについてなにか掴めた?」

エース達が〖王都カクフォ〗に着いた日の夜、各自手に入れた、小ボスについての情報をシェアをしていた。


「僕が手に入れたのは、小ボスの名前が"サブロー"という情報だけ」

エースが最初に発表した。


「「「サブロー?!」」」

アリスとフィリアとマリーネがハモった。


「なんだその名前!」

アリスが目を丸くしたまま言った。


「なんか弱そう…」

フィリアが言った。


「次、私が手に入れた情報は、この街の最強パーティーが挑みに行って無事だったヤツはいなかったっていうこと」

アリスが残念そうに言った。


「相当、強いのかもしれないね」

フィリアが言った。


「次、私は小ボスが現れてからこの街は、支配されているという情報を手に入れたよ」

マリーネが発表した。


「この街がしょぼいのも小ボスのせいなのかもね」

フィリアが言った。


「では、フィリアさんはどんな情報を手に入れましたか?」

エースがフィリアに話題を振った。


「私はね、苺を使ったスイーツが美味しいという情報を手に入れました!」

フィリアが自信満々に言った。


「「「…は?」」」

全員の目が点になった。


「でねでね、この街の苺は大きくて鮮やかな赤でめっちゃ甘いらしいよ」

フィリアは、ヨダレを垂らしながら説明を続けた。


「…小ボスの情報は?」

エースは、フィリアに尋ねた。


「ない……。と言うとでも思った?」

フィリアは悲しい顔をした後、ドヤ顔になった。


「どんな情報ですか?」

エースが食い気味に訊いた。


「それはね、この街の上の雲の上にいるらしい」

フィリアがドヤ顔で言った。


「どうやって行けばいいんですか?」

アリスが尋ねた。


「それが、虹が出ている時しか雲の上には行けないらしいよ。しかも、その虹はいつ現れるか分からないらしい…」

フィリアは、残念そうな顔をして言った。


「その虹が出るまでこの街にいるしかないね」

エースは、渋々言った。


「じゃあ、明日はこの街名物の苺を食べに行きましょ!」

フィリアは、嬉しそうだった。


「そうですね…」

エースは、あまり乗り気ではなかった。




次の日エース達の前に思わぬ物が現れた。


「アレ…虹だよね?」

エースが指をさして言った。


「…そうね。早かったわね。もう少しゆっくりしたかったのに…」

アリスが唾を飲んで言った。


「いつ消えるか分からないし、早く行かなきゃ」

マリーネは、行く気満々だった。


「スイーツぅ…」

フィリアは、残念そうだった。



エースたちは、急いで虹の麓を目掛けた。


「虹の麓ってこんな感じなんだ。まさか、面白くもなんともない麓とは、思わなかった。なんか、土から光出てるだけじゃん…」

エースの「虹の麓には、金貨がある」という夢が壊れた。


「よし、行こ!」

アリスが気を引き締めて虹に足を乗せた。

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