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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
1章 異世界へ
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第8話 【そうゆうことだったのか…】

『はい、それでは2人に命ずる』

2人に聞こえるように、神は言った。


『君達は、これからこの世界に蔓延る魔王と戦って欲しいんだ。』


「いきなり、なんだよ!聞いてないぞ!」

エースは、反抗した。


『聞いていなくて当たり前だ。だって言ってなかったからね。』


「やかましいわ!そういう意味ちゃうわ!」

エースは、思わず関西弁でツッコんでしまった。


『まぁまぁ、そうパリパリするな。』


「僕達は、鶏皮の唐揚げか何かなのか?」


『すまん、すまん。カリカリとパリパリ間違えちゃった。ちなみに、私は鶏皮が苦手だ。』


神は、謎の冷たい視線を感じた。


『えぇ…改めて……。』

『今、どこまで伝えたっけ?』


エースは、ズコーという効果音が似合うコケ方をしそうになった。


「魔王と戦ってくれ。までは、聞いたわよ。」

アリスは真面目に返答していた。


『おぉ、そうか。』


神は、コホンと咳払いをした。


『君達には、この世界を支配する魔王を倒し、この世界に平和をもたらして欲しいのだ。そのために、この世界に呼んだのだ。』


「そうゆうことだったのか…」

エースは、頭を抱えた。


「まずは、どうすればいいの?」

アリスは、神に助言を求めた。


『そうだな…そのまま北へ進むと、街が現れるだろう。まずは、そこへ迎え。ちなみに、この世界の言葉が分かるように脳に細工してあるから安心してね。』


神の声がだんだん遠くなっていった。



「なんか、神様のキャラ変わったよね?」

アリスは、神に違和感を感じていた。


「僕も思ったけど……だんだん素の神が出てきたんじゃない?」

エースも違和感に気づいていた。


「そんなものかな?」

アリスは、エースの回答に首を傾げた。


「さてと、神様の言う通りに北の方にいってみるか」

エースは、提案した。


「やることもないしね」

アリスも、話に乗った。


2人は、また歩きだした。

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