第80話【乗り物酔いって結構キツイ】
「こちらは、船着乗り場です」
エース達は、船に乗るための港に辿り着いた。
「この船で、隣の大陸に渡れますか?」
エースが切符売り場の店員に訊いた。
「はい、片道2時間で到着します。出発は、3分後です。」
店員は、時計を確認しながら説明した。
エース達は、急いで船に乗り込んだ。
船の大きさは、1000人が乗れる程の大きさだ。
「それでは、出発します。」
ボーッという汽笛が鳴り、船内アナウンスが流れた。
「なんか、ワクワクするね」
フィリアがキョロキョロしながら言った。
「初めて、海を渡るなぁ」
マリーネが窓の外を見ながら言った。
「2時間もあるし、休憩にしましょう」
エースが3人に言った。
「そうね、何日も歩き続けて来たし眠いし…」
ウトウトしながらアリスが言った。
船で移動する間は、自由時間となった。
「うぅ…気持ち悪い…」
出発して5分でフィリアが船酔いでダウンした。
「やばい…さっき食べたご飯が…出てきそう…」
フィリアがダウンした5分後にマリーネもダウンした。
「この先、どうなるんだろうな…」
エースは、デッキで海風を浴びながらこの先のことを考えていた。
(魔王を倒した後は、どうなるんだろ…)
エースは、ボーッと考えていた。
『やっほー!元気?』
エースの頭の中に聞き覚えのある声がした。
「今日は、姿見せないんだな」
『まぁね、4人いる訳でもないしね』
「確かに」
『そんなことより、エース君。君は、何をやってるんだ!』
「なんだよ、急に怒るなよ」
『言ったよね?僕、言ったよね?誰にも能力のことを言うなって。なに簡単に言ってくれとんじゃい!』
「いや、だって…」
『"だって"も"だっちゃ"もないよ。』
「"だっちゃ"は言ってない」
『……"だって"じゃないよ!言うなって言われたら言っちゃいけないんだよ?』
「はい…」
『まぁ、今回は仲間にだけしか言ってないから…まぁ、目を瞑るけど…。次誰かに言ったら…』
「誰かに言ったら?」
『……なんかエースが不利益になるようにしてやる!』
「"なんか"ってなんだよ…」
『それは…その時に…』
「何にも思いついてないのかよ!」
『それじゃあ!』
エコーがかかった神の声が遠のいて行った。
「逃げたな、アイツ」
エースは、船内に戻った。
「え〜、まもなく……」
到着の船内アナウンスが流れた。
「おーい、起きろー。もうすぐ着くぞ」
エースは、寝ているアリスとダウンしている2人に伝えるために、体を軽く揺らして起こした。
体を揺らされたフィリアとマリーネは、限界を迎え大惨事になった。
〖出発編〗いかがだったでしょうか?
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次回からは、新しい大陸で新しい冒険が始まります。
エースのパーティにも新メンバーが入り、これからも楽しい冒険になると思います。




