第67話【お待たせしました】
『それでは、お待ちかね。お告げのお時間です!』
神は、叫んだ。
『そこから、西にしばらく進みなさい。
すると町が見えてきます。
そこで頼まれる事を断らずに受けなさい。
すると、魔王討伐へ近づくことでしょう。』
エコーのかかった神の声が遠ざかっていった。
「無視する?」
エースは、アリスに言った。
「そうする?」
アリスもエースに言った。
「貴方たち!何者なの?!なんで神様と知り合いなの?」
フィリアは、大きい声で目を大きくして言った。
「…神に選ばれし者なので」
エースがフィリアに説明した。
「へ〜、そうなんだ……ってなるか!信じれないよ!」
フィリアは、珍しくノリツッコミをした。
『その通りだよ。』
神の声がまた聞こえた。
「あなた、さっき帰ったんじゃないの?」
フィリアは、混乱して大きい声で言った。
『すまん、すまん。フィリア君に説明してなかったな。』
「ハァ…ハァ……説明してちょうだい」
フィリアは、ツッコミで大きい声を出し続けたので息が上がっていた。
『諸君には、この世界に蔓延る魔王を倒して欲しいんだ。』
「それは、エースから何となく聞いてるわ」
『そこで魔王討伐に選ばれたのが2人なのだ。』
「なるほど、そう言う事ね」
フィリアは、色々疑うのをやめた。
『あれ、急に素直になったね』
「もう、ツッコミに疲れたので」
『なるほど。まぁ、そう言う事なのだ。よろしく!』
声がエコーを効かせ遠ざかっていった。
「ということなのです」
エースは、フィリアに言った。
「わかったわ。でも、まだ神を信じたわけじゃないんだけど…」
フィリアは、顎を押さえながら言った。
「あ、それは僕たちも同じなので…」
エースが同情した。
「まぁいいわ!今は神の言う通りにしましょう!」
アリスが言った。
「そうだな」
エースも賛成した。
「では、いざ西へ!」
フィリアが拳を上げた。
「オー」
「オー」
2人もフィリアに合わせて拳を上げた。




