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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
3章 王都へ
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第46話【初の依頼】

「君たちにお願いがあるんだ」

クロースは、頭を下げた。


「顔をおあげ下さい、クロースさん。お願いとは…なんですか?」

フィリアが返事をした。


「実は、倒して欲しい魔物がいるんだ…」

クロースは、真剣な眼差しだった。


(良かった、能力がバレた訳ではなかった…)

エースは、ホッとした。


「その魔物とは、どういったもので?」

エースがホッとしている間にフィリアが訊いた。


「最近、勢力を上げてきている魔物でな、半年前この街の聖騎士団に依頼してみたんだが…倒すことが出来なかったヤツなんだ」

ため息混じりで、クロースは説明した


エースは、顔を顰めた。聖騎士団という言葉に聞き覚えがあったから。


「聖騎士団とはなんですか?」

フィリアが訊いた。


「聖騎士団とは、この街の平和を守っている剣術使い達の財団のことだ」

クロースは、フィリアに説明した。


「なるほど、しかしその方々で倒せないのであれば私達には、到底無理な話では無いでしょうか?」

フィリアが、エースの代わりに訊いた。というより、フィリアも同じことを思っていたらしい。


「先程も、説明した通り、聖騎士団は、剣術使いの集まりで、魔術を操れるものがいない。だから、共闘して貰うことになるだろう」

クロースは、腕を組みながら言った。


「ならば、ほかの魔術師でも…」

「この街に、Dランク以上の魔術師がおらんのだ」

フィリアが他にもあてがあるだろうと言おうとしたが、クロースに遮られた。


「…分かりました」

断り続けても埒が明かないので、エースは承諾した。

聖騎士という言葉に引っかかったという理由もあった。


「ありがとう、エースくん。恩に着るぞ」

クロースは、ご満悦のようだ。


「明日には、出発してくれ。それと、君たちの他にも、ランクは低いが魔術師のパーティーを用意してあるから、今日の内に合流してから、明日向かってくれ」

クロースは、立ち上がりながら言った。


「分かりました」

エースも、立ち上がってから返事した。


「ギルド内にパーティーメンバーは、いるはずだから顔合わせはしておいてくれよ」

クロースは、エースに向かって進みながら言った。


「分かりました」

クロースとエースは、熱い握手を交わした。



エースとフィリアは、ギルド長室を出てギルドのホールに向かった。


「ほんとに、良かったの?こんな重たい仕事を請け負って…」

フィリアは、エースを心配そうにみた。


「つい、昔の癖で…まぁ、何とかなるでしょう」

エース(石田奨大)は、人の為に尽くすタイプだった。


「だいぶ、ノー天気なのね…あ、あの人たちじゃないかしら」

ホールの中にいる人に向けてフィリアが指を指した。

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