第43話【試験開始】
「皆さん、準備はよろしいですか?」
ギルド嬢が早朝とは思えないくらいの元気で、冒険者登録申請者に呼びかけた。
「朝とは、思えない熱気ですね…」
エースは、周りの圧に潰されそうになっていた。
「私達以外にも、こんなにいるんだね」
フィリアは、元気そうに見えた…が目が真っ赤になっている。寝不足のようだ。
「ちゃんとステータス、隠すのよ?」
フィリアは、エースの肩を持ち目を見て言った。
「分かってますって」
エースは、ウザがるように答えた。
「それでは、冒険者になるための試験を開始したいと思います!」
ギルド嬢は、朝から元気いっぱいのようだ。
「ルールは、仮想空間に入り出てくる敵を全て倒す事!それだけです!」
ギルド嬢の威勢がとても良かった。
「よし、やるか」
エースは、仮想空間に入った。
「おお、仮想空間のはずなのに感覚が現実と全く変わらない…」
エースが仮想空間に関心していると、敵が現れた。
スライムだった。
「【スイ】!」
一撃でスライムを倒した。
「ちゃんと魔法も使えるみたいだな」
次に出てきたのは、ビッグマウスだった。
「【ボヤ】!」
エースは、余裕で倒した。
「こんな簡単なのかよ!」
油断していると、バッファローバイソンが突っ込んできた。
「スキル【長打力】!そして【ドゥクシ】!」
エースは、素手で一発殴った。
バッファローバイソンは飛んで行き余裕で勝った。
スライム、ビッグマウス、バッファローバイソンの3体が順番に襲ってくる。それを5回繰り返した。
すべて、一撃で倒した。
すると、突然目の前が暗くなった。
試験が終わったようだ。
現実世界に帰ってくると、ギルド嬢の顔は、驚いていた。
エースは、最速記録を更新したらしい。
そのまま待っていると、次にフィリアが戻ってきた。
その後、続々と冒険者達が帰ってきた。
「今、ここにいる皆様は、合格です。後日、冒険者登録カードをお渡しするので、また取りに来てください。明日には、発行する事ができるはずです」
エースとフィリアも余裕で合格出来た。
「また、明日取りに来ましょう」
フィリアがそう言い、ギルドを出た。
「そうですね」
エースは、小走りでフィリアに追いつきながら答えた。




