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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
3章 王都へ
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第41話【王都観光】

「気のせいかな?」

エースは、混乱した。

エースを呼んだ声は、1週間前まで聞いていた声だったから。そして、王都にいるはずがなかったから。


「久しぶりー!エース!」

その声は、気のせいではなかった。


エースが振り返ると、そこにはエルフ耳の見慣れた顔があった。


フィリアだ。


「な、なんで、ここにフィリアさんがいるんですか?」

エースは、目を丸くしていた。


「ふふ、驚いたでしょ?ついてきちゃった」

フィリアは、とても笑顔だった。


「ホイスーさんは、どうしたんですか?」

エースは、フィリアに訊いた。


「あんなやつ、二度と会うか」

フィリアの笑顔が一瞬で消えた。


「ホイスーさんと何かあったんですか?」

エースは、恐る恐る訊いた。


「アイツと大喧嘩しちゃって、アイツが絶対悪いのに…

それで、家を出てエースを追いかけて来たっていう訳なのよ」


エースは、この話をこれ以上の深掘りをしなかった。


「ところでエース、冒険者登録した?」


「今、登録しに行ったら、明日試験をするって言われて…」


「じゃあ、私も今から、応募してくる」

そう言ってフィリアは、冒険者ギルドへ走って行った。



しばらくして、フィリアが帰ってきた。

「明日、一緒に頑張ろうね」


フィリアは、一瞬で冒険者登録の応募をしてきた。


「これから、どうする?」

フィリアがエースに訊いた。


「とりあえず、王都を楽しむ予定です」

エースは、目を輝かせながら答えた。


「じゃあ私も」

フィリアは、エースについていった。



「やっぱり、王都は凄いですね」

エースは、フィリアに話しかけた。


「アメーンボ町とは違うわね」

フィリアも同じ気持ちだった。


様々な種族の人が行き交い、商品の種類も豊富な商店街を2人は歩いていた。


「何買おうかな」

フィリアは、目を輝かせている。


「とりあえず、食料を買っておきましょう」

今までに見た事のない珍しい食料をエースは買い集めた。


「ところで、今夜はどうするつもりなの?」

エースは、両手が食べ物で塞がっているフィリアに訊かれた。


「とりあえず、宿泊施設を探そうと思ってます」

周りを見渡しながら、エースは答えた。


「ふーん」

フィリアは、何か思いついたような表情で答えた。



その日の夜


「宿泊ですね、少々お待ちください。」


2人は、宿泊施設を確保することが出来た。


「何部屋に致しますか?」

宿の人に問われた。


「2部屋…」

「1部屋で!」

エースの声は、フィリアの声によって遮られた。


「え?」

エースは、驚いた。

「別に2部屋借りるくらいのお金ならありますよ?」

エースは、戸惑った。


「いや…一緒がいいなって…」

フィリアは、聞こえないくらい小さな声で言った。


「すいません、聞こえませんでした。もう一度言ってください」

エースは、フィリアに聞き返した。


「いや、いくらお金はあっても…やっぱり節約は大事かな〜って」

フィリアは、誤魔化すように答えた。


「そうですか…」

エースは、不思議そうに答えた。


「では、ごゆっくりお過ごしください」

宿の人に案内されて、部屋に着いた。


ベッドが2つでいっぱいの部屋だった。


「明日は早いですし、早く寝ましょう」

エースはベッドに入りながらフィリアに言った。


「そうね…」

フィリアは、少し残念そうにベッドに入った。

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