第30話【奢って貰える時はありがたく奢って貰おう】
「改めて訊くけど、どの階級の魔法まで使えるの?」
「各魔法の階級が分からないのですが…」
「そうね…じゃあ使える魔法、教えて」
「ボヤ、スイ、あとツリービレッジくらいですかね」
すぐ思いついた魔法だけ言った。
「なら、中級くらいだね」
エースの本当の階級は、神級だが、言えるはずもなかった。
「ここによっていこう」
フィリアは、ある店の前で立ち止まった。
「なんですか?ここは」
「魔法の杖を売ってる場所よ、今使ってる細い杖だと使える魔法も制御されるからね、中級対応……いや、超級対応の杖がいいかな?それくらいの素質をエースは持ってるし」
「そ、そんな!申し訳ないですよ」
「いいのいいの、遠慮しないで」
そう言って、フィリアは大きめの杖を買ってくれた。
エースの首の位置くらいの高さで、上にいけばいく程太くなっていてギリギリ握れるくらいの太さだった。杖の先に顔と同じくらいのターコイズブルーの石が付いていた。重さは、2kgくらい。
「次は、服よ!」
服屋に着いた。
「どんなのが似合うかな?」
フィリアは、一生懸命選んでくれた。
何度も試着をさせられてフィリアの納得のいくコーディネートが完成した。
上は紺のロンティーの上に、1サイズ上の黒のコート。ボタンは金色になっている。下は、伸縮性抜群のパンツ。色は黒。
分かりやすく説明するとこんな感じ。
「いい衣装ですね」
「でしょ?頑張ってエースに合う服選んだんだから」
2人は服屋を後にした。
帰る途中で食材の買い物をして家に帰った。
エースは新しい服装に心躍らせていた。




