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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
1章 異世界へ
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第2話 【人生延長戦への切符】

「石田奨大よ、お前の生前の行いは素晴らしい。よって、貴方には人生延長戦への切符を与える。しかし、生きる世界は今までとは違う世界。貴方からすると"異世界"という世界になる。使うかどうかは、貴方次第です。」

神(自称)は奨大にそう伝えた。


奨大は苦い顔をした。そりゃそうだ。いきなり異世界に行けというのだから。丸腰で行ける場所でもない。それに、まだ神と信じた訳では無い。


「もちろん、異世界に行くのなら何かしらの能力や欲しい物を貴方に授けます。」

奨大の苦い顔を見て神(自称)はそう付け加えた。


「まぁ、まだ生きれるならばそうしてもらいたい」

17年で人生を終えるよりは"生きる"という選択をする方が良いに決まっている。


「うむ。その思い承った。では、何が欲しいのか言ってみよ。」


異世界での必須アイテムなど知るわけもない。

それに、まだ神と信じた訳でもない奨大は、冗談で言った。

「じゃあ…明里、星野明里を連れて行きたい」


「ほぉ〜。それはなぜ?」

まさか神(自称)に深掘りされるとは思わなかった。


返答を考えて無かった奨大は、咄嗟に言った。

「明里は、僕を守ってくれたし僕の味方でいてくれた。ずっと、僕の隣で支えてくれたから。」

咄嗟に出た言葉なので、これが奨大の明里に対する本当の気持ちなのだろう。


「恋しちゃってんじゃん。ヒューヒュー」

神(自称)に小学生のように冷やかされた。


奨大は、恥ずかしさで死にそうになった。もう死んでるのに。


「まぁ良い、その願い叶えて見せよう。」

神は、変な儀式を始めた。

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