表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
2章 師匠の修行は只事じゃない
27/151

第26話【宝探し】

「ん〜、いい朝!」

エースは、背伸びをしながら言った。


今日も、ホイスーは居ない。

「やっぱり、ホイスーの居ない朝は、最高だな」


学校で仕事をしていたホイスーはくしゃみをした。



エースが布団から出て身支度をしていると、扉の向こう側からパンを焼く匂いがやってきた。

「今日の朝飯は、なんだろう?トーストかな?」

そんなことを考えながら、ダイニングに向かった。


「おはようございます」

「エース、おはよう」

フィリアは驚いたように振り向いた。


今日の朝飯はピザトーストだ。

トマトの酸味と甘みがパンに染み込んでいる。1口食べれば、サクッとしたパンの上に乗っているピーマンや玉ねぎ、ウィンナーたちのパレードが始まる。そして、とろけたチーズは見ているだけで、ヨダレが出てくる。


そんなピザトーストを食べながらエースは、今日の予定を立てている。



「フィリアさん、この家に魔法書ってありますか?」

ふと気になったので訊いた。


「さぁ?でも書斎があるから探してみれば?見つかるかもよ」


今日の予定は、"書斎で宝探し"をすることにした。



朝食を食べ終えたエースは、地下にある書斎へと向かった。


入ってみると、壁一面に本が並んでいた。


「これは、凄い!」


すべてを確認するには、骨が折れる。


「さて、どこから手を付けようか…」


エースは、立ち尽くしていた。

まるで、片付けが出来ない人が片付けを始めるときみたいに。


まずは、扉の近くから探すことにした。


「それにしても、凄いホコリだな」


「まぁ、この部屋に入ったことほとんどないからね」

階段を降りながらフィリアが返事した。


手伝いに来てくれたらしい。


「入ったことないんですか?」

「まぁね。唯一入ったのは、この家の内見に来たときだからね」

「ホイスーさんのものでもないんですか?」

「違うよ、恐らく前の住人のものじゃないかな?」

「勝手に見ていいんですか?」

「まぁ、家と一緒に手放してるんだから問題ないわよ」

「そうですね…」


2人は、1日中探し回った。


「終わったぁぁ」


エースは、体を伸ばしながら叫んだ。

フィリアは、腰を叩いている。


1日中探して見つかった魔法書らしきものは、3冊だった。


「では、この3冊お借りしますね」

「どうぞ〜」


リビングに戻ると夕日が窓から射し込んでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ