第20話【瀕死のホイスー(爆笑)】
「ただいま帰りました」
家に着きドアを開けると、フィリアが晩飯の用意をしていた。
「おかえりなさい、エース!お風呂にする?ご飯にする?」
エプロン姿のフィリアが近づいてきた。
「あ、え、お、お風呂で…」
フィリアの勢いに少し負けた。
エースはお風呂から上がり、テーブルについた。
今日の晩飯は、魚のようだ。
サバの味噌煮と味噌汁、ホワイトキャロッシュの漬物といったところだろうか。
この世界にも、サバがいることなんとも驚いていた。
今夜のメニューも白米が欲しくなるものだ。
「ごちそうさまでした」
わずか数分で食べ終えた。
晩飯を食べ終えて、一呼吸置いたところでエースは尋ねた。
「フィリアさんにお願いがあるんですけど…」
「なになに?なんでも言って!エースが願うのならば、ホイスーとも離婚するわよ!」
フィリアは、身を乗り出した。
隣で生野菜をかじっていたホイスーは、吹き出した。
「そ…そんな…」
ホイスーは、ショックを受けた。
「だって、アンタよりエースの方が可愛いんだもん」
フィリアは、ぷいとホイスーから顔を逸らした
「うぅ…(泣)。」
ホイスーは泣いてしまった。
ホイスーのステータスを見てみると瀕死状態だった。
「そんなこと、言うわけありません」
エースは、困った顔をしていた。
「あら、そう?別にアイツと別れてもいいのに…」
平然と言った。
エースは、「それ以上、ホイスーを傷つけるのは、やめてくれ」と心の中で思った。
「そんなお願いではなくてですね、フィリアさんのステータスをみたいんですよ」
エースは、やれやれといった感じだ。
「全然、構わないけど?」
あっさり承諾してくれた。
「僕がスキルで見るので、答え合わせをしてください」
「いいわよ」
フィリアは、目を輝かせた。
「【能力鑑定】!」
フィリアの頭の上にステータスが現れた。
――ステータス――
名前:フィリア・セイク
種族:エルフ
年齢:124
レベル:31
MP:333000/333000
HP:65400/65400
攻撃:300
防御:350
役職:魔術師
魔法:自然属性、治癒属性
スキル:遠距離攻撃
固有スキル:回復術
その他:料理上手、家事上手、物好き
――――――――――
エースは、読み上げた。
「これで、合ってますか?」
「合ってる!合ってる!」
フィリアは、嬉しそうだった。
ホイスーの嫁は、エルフだったらしい。非常に可愛い理由が分かった。
答え合わせも終わり、この能力鑑定は確かなものだということが証明できた。
「協力してくださり、ありがとうございました。」
エースは、ぺこりと頭を下げた。
「いいえ!エースの為ならなんでもするよ」
2人とも、100歳を超えていることに、エースは驚いていた。




