第146話【赤味噌と白味噌どっちが好き?】
「うぅ…頭痛い…」
翌朝、フィリアが頭を抑えながら言った。
「そりゃあ、あんだけ飲んだらそうなるよ…」
マリーネが頭を抑えながら言った。
「2人とも、二日酔いですか?」
エースが少し笑いながら言った。
「しょうがないですね…私が味噌汁作ってあげましょう」
カヤが味噌汁を作り始めた。
「くぅ〜!五臓六腑に染み渡るぅぅ!」
味噌汁を一口飲んだフィリアが言った。
「やっぱり、カヤちゃんの味噌汁は美味しいね」
マリーネも満足そうだった。
「そういえば実家は、飲食店だったね」
アリスが言った。
「そういえば、カヤさんの料理美味しかったな」
エースが思い出しながら言った。
「あの時も色々あったな…なんか眠らされたし」
マリーネが言った。
「そうだったね…」
フィリアも思い出した。
「目が覚めたら裸の2人が…」
エースが喋り始めた瞬間、エース前に2つの拳が飛んできた。
バコン!と言う音を立てて、エースが壁にものすごい勢いでぶつかった。
「い、痛い…」
エースが顔を凹ませて言った。
「余計なこと、思い出さないでよ…」
アリスが小声で言った。
「それじゃあ、今から次の大陸へ向かいましょう!」
村を出て、顔の凹んだエースが言った。
「よし、ようやくこの章…この大陸から抜け出せる!」
アリスが言った。
「それじゃあ、海へ向かいましょう!」
フィリアが言って、歩き始めた。
「顔…治らないの?」
マリーネがエースの顔を見て言った。
「すみません、エース様…つい殴ってしまって…」
カヤが申し訳なさそうに言った。
「大丈夫ですよ。次の話には、元に戻ってると思います…」
エースが言った。
「…ならいいわ」
マリーネは、頷いた。