第144話【仲直り】
「ところで、これからどうするの?」
アリスがカヤに向かって言った。
「とりあえず、また1人で色んな所を回る予定です」
カヤが寂しそうに答えた。
「……一緒に、来る?」
アリスが目を逸らしたままカヤに言った。
「いいんですか?!」
カヤは、嬉しそうだった。
「もちろん、皆が了承したらだけど…」
アリスが皆の顔を見ながら言った。
「もちろん、いいよ」
マリーネが頷きながら言った。
「よきよき」
フィリアが両手でサムズアップしながら言った。
「これからよろしくお願いします」
エースがカヤに手を差し伸べながら言った。
「はい!!よろしくお願いします!!!」
カヤは、とても嬉しそうにエースの手を取った。
「仲良くなって良かったね」
エースがアリスとカヤに言った。
「じゃあ、新しい仲間も増えたし、皆さんが復活したのも含めて、皆でパーティーしませんか?」
エースが皆に言った。
「大賛成!」
フィリアが嬉しそうに言った。
「たまには、良いね!」
マリーネも嬉しそうだった。
「全額エースが払ってくれるの?ありがとう!」
アリスが嬉しそうに言った。
「え?」
エースは戸惑った。
「だって、マックも牛丼も私が何回か払ってあげたよね?」
アリスが小声でエースに言った。
「あれ?分割払いしなかったっけ?」
エースが小声でアリスに言った。
「返して貰ってないけど?」
アリスは、怒り気味に言った。
「……よし!今日は、僕の奢りです!今から皆で買い出しに行きましょう!」
エースが大声で言った。
「よっしゃ!行こう!」
アリスがノリノリで言った。
「…」
カヤは、少し気まずそうだった。
「…カヤちゃんも行くよ!」
フィリアがカヤの手を取った。
「はい!」
カヤは、嬉しそうに言った。
エース達に新たな仲間が増えた。