第142話【さぁ復活だ 目覚めの時が来た】
「ところで、なんで皆さん。埋まったままなんですか?」
エースが顔が並んでいる方をみて言った。
「だって、温かくてきもちいいんだもん」
フィリアが言った。
他の2人も頷いていた。
「早く出てきてくださいよ」
エースは、とても嬉しそうに言った。
「しょうがないわね…」
フィリアがそう言うと、全員が土から同時に出てきた。
「あ…」
エースは、目の前の光景に顔を赤らめた。
「え?」
そう言って、アリスがエースの目線を追った。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
アリスの悲鳴がやまびこでいつも以上に響き渡った。
「なんで服が無いのよ!」
アリスは、叫んだ。
「なんでこうなるの!」
マリーネも顔を赤くして言った。
「あら、エースちゃんったら…興奮しちゃって」
フィリアは、そこまで恥ずかしそうではなかった。
『あ、ごめんごめん!服を与えるの忘れてた。』
神がまた現れた。
「何してんのよ!この変態野郎!」
アリスは、神を怒鳴った。
『まぁ待て待て待て。【モフフフモフ】!』
神は、わけのわからない魔法を叫んだ。
「あ、服が…」
アリス達の体に服が現れた。
アリスは、メイド服姿になり、
マリーネは、有名コメディアンが着ていた白鳥の首がついた服、
フィリアは、貝殻の水着を着ていた。
「何よ!この衣装!」
マリーネが神にを怒鳴った。
「貝殻って痛いね…」
フィリアは、着た感想を述べていた。
「…!」
アリスはちょっと嬉しそうだった。
『間違えた!ごめんね!』
「ごめんで済むわけねぇだろ!」
マリーネは、激怒していた。
『怒っちゃヤーヨ!』
神がマリーネに言った。
「は?」
圧が強いマリーネの目が神を襲った。
『ごめんなさい…。戻します…。』
神の元気が無くなった。
そして、神が消えると同時に皆の服もいつもの服装になった。
「ところで、エース…。なんでカヤもいるの?」
アリスが気絶しているカヤを指して言った。
「一緒に、この山を登って来た。1人だと寂しいから」
エースは、カヤを背負いながら言った。
「とりあえず、下山しよっか」
マリーネがそう言って、皆で下山し始めた。