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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
2章 師匠の修行は只事じゃない
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第13話【成長】

「クソ、だりぃな」

エースは、町の周りを走らされていた。


「なんで、いきなり走らすんだよ、あのジジィ」


その途中でエースはスライムと出会った。

目が合っただけで、なぜか戦いが始まった。


エースとスライムは、戦っている…はずなのに、周りからみたらただ戯れあっているように見える。


「クソ、強いな!これ、ホントにスライムなのか?」

グーパンチしかないエースは、スライムに苦戦した。


ようやく、スライムを倒した。30分程戯れていた。


「あ〜、疲れた。 ん?なんだ急に?」

ステータスが勝手に開かれた。よくみると、スキルの欄に変化があった。


「能力鑑定? なんだこれ」


能力鑑定:スキルを唱えた相手のステータスをみることが出来る


「なんか、出た!」

"能力鑑定"という文字をタップしたら説明が出てきた。


「待って、説明出てくるんなら最初に試す意味無かったんじゃね?アリスにも伝えておきたかったな。」

エースは、ようやく気づいた。



数分後エースは、また魔物に捕まっていた。

次の敵は、"スワロー"という名のスズメみたいなやつだ。


「スワローなのにスズメなのか?スワローってツバメだよね?」

エースは、頭の上にハテナが浮かんだ。

「世界が違うからしょうがないか」

何となく自分に言い聞かせた。


「とりあえず、どうやって倒すかな?」

グーパンチしか持ってないエースは、空を飛ぶ敵を前に立ち尽くした。


足下に目をやった、そこには石があった。


「これ、使えるよな」


石を拾い大きく振りかぶった。そして、スワロー目掛けて手を離す。


「っしゃ! 命中!」

石をくらったスワローは、そのまま落ちた。

倒したようだ。


ステータスがまた勝手に開いた。

「スキルがまた増えてる!」


どうやら、新しいスキルを手に入れたらしい。


「"名投手"が増えてる……また野球かよ!」


説明には、命中率が上がると書いてある。


「これは、使えるんじゃね?」

少しだけ心が踊った。



――ステータス――

名前:エース・スラッグ

種族:人間

年齢:17

レベル:2

MP:10000/10000

HP:30000/30000

防御:80

攻撃:51

役職:魔術師

スキル:周辺探知,長打力、左腕の取り外し、名投手、能力鑑定

裏スキル:オールマジック

固有スキル:神とのコンタクト

固有裏スキル:ステータスの隠蔽

――――――――――



「ってか、左腕の取り外しってなんだよ!」

エースの声は、辺りに響いた。

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