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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第136話【突然】

「おい…嘘だろ…」

アリス達のいるところまで戻ってきたエースは、膝から崩れ落ちた。


エースの目に、血まみれで倒れているアリスとマリーネとフィリアがいた。


「おい!みんな!」

エースは、慌てて駆け寄った。


エースが近くに寄ると、みんなの状態は見れたものではなかった。


アリスは、腹を喰い荒らされ内蔵が飛び出していた。

フィリアは、手足を喰いちぎられて胴体しか残ってなかった。

マリーネは、全身を鋭い爪のようなもので切り刻まれていた。


そしてアリス達の周りをハエが飛んでいた。


この状態を見たエースは思わず嘔吐した。


「……」

エースは、声も出なかった。



「なんで…なんで…」

しばらくして、エースは涙を流した。


「誰の仕業だよ…クソが…誰だよ…」

エースは、唇を強く噛み締め、拳を強く握った。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!返せよ!みんなを!!」

エースは、泣き叫びながら怒りに任せて爆発魔法を使い、森を消滅させた。


エースとアリス達の周りだけ吹き飛ばないようにしていた。



「誰のせいって…自分のせいじゃないか…僕がみんなを置いていったから…」

エースは、その場に膝をついた。


「皆さん、ごめんなさい…僕のせいで…」

エースは、泣きながらアリス達に向かって強めの【ボヤ】を唱えた。


エースは、アリスとマリーネとフィリアの残っている骨を持って、近くの村に向かった。



エースが近くの村に到達した時には、日が暮れ始めていた。

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