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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第134話【羊を数えても寝れない時は寝れないよ】

「まだ歩くの?」

しばらく森の中を歩き続けてアリスが言った。


「とりあえず、この森を抜けようか」

エースが言った。


「にしても、この森…なんか気持ち悪い…」

マリーネが周りを見ながら言った。


「なんか…しんどい…体が重く感じる…」

フィリアが言った。


「更年期ですか?フィリアさん」

エースがフィリアに言った。


「そんな高齢じゃないわよ!」

フィリアが否定した。


「いや、フィリアさん今自分が何歳と思ってるんですか?」

エースが言った。


「えっと…100は、超えてる…」

フィリアが少しガッカリしながら言った。


「でも、私も…なんかダルい…」

アリスが言った。


「この森入ってから…やる気が出ない…」

マリーネがその場に腰を下ろしながら言った。


「もしかして、この森に何かあるのか?昼だったのに薄暗いし…」

エースは、疑った。


「眠たい…おやすみ…」

フィリアが道の真ん中で横になった。


「ここで寝たらダメですよ!」

エースは、フィリアを頑張って起こそうとしたが、フィリアは寝た。


「エースは、ダルくないの?元気そうだったけど」

アリスは、エースに訊いた。


「僕は…今の所は…え?もしかして、体調悪そうにした方がいい?」

エースは、みんなに訊いた。


「そんなことはないんじゃない…」

マリーネが言った。


「にしても、この状況は明らかにおかしい…【周辺探知】!」

エースは、魔物の影響を疑った。


「…やっぱり、近くに大きめの魔物の気配がする…皆さんは、休んでてください…っていう前に全員寝てる…」

エースは、気配の方に向かって行った。



「…オールマジックあるけど、魔法の名前覚えられないな…」

魔物に向かう途中、1人で呟いた。


「ワンチャン、適当に言ってもなんか出る気がする!」

エースは、謎の自信に溢れていた。



「この近くのはずなんだけど…」

エースは、魔物の近くに辿り着いた。


すると、エースの目の前に自分より大きい羊のような魔物が現れた。


「お前が、この森をおかしくしているやつだな?」

エースは、羊の魔物に向かって言った。


「そうだ!私がこの森に入った全ての人間を無気力にさせている、ヒツジガゴヒキだ!」

魔物が丁寧に自己紹介をした。


「【能力鑑定】!」


――ステータス――

名前:ヒツジガゴヒキ

ランク:H

弱点:オオカミ

―――――――――



「ランクHってなんだよ!聞いた事ないんだけど…」

エースがヒツジガゴヒキに訊いた。


「ヒツジのHだ!」

ヒツジガゴヒキは、ドヤった。


「知らんがな!」

エースはツッこんだ。



「っていうか、なんでお前は私の力が通用しなんだ?」

ヒツジガゴヒキは、焦り気味に言った。


「知らんがな!」

エースは、答えた。


「まさか、お前…何も考えてない馬鹿なのか?馬鹿には、この力が通用しないんだ」

力が通用しないエースにヒツジガゴヒキは、焦っていた。


「誰が馬鹿だ!五匹目の分際で調子乗ってんじゃねぇよ!」

エースは、怒った。

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