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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第132話【ラブコメの世界が羨ましい】

「あれ…ここは……」

翌朝、アリスが目を覚ますとベッドの中にいた。


アリスは、起き上がろうと思ったが体が重く、起き上がれなかった。


「そうか…終わったんだ…」

アリスは、状況をある程度把握した。


「…ん?」

「うぅん…?」

マリーネとフィリアも目を覚ました。


「おはよ、アリス…ジロー倒したみたいだね…」

意識が朦朧とした状態でマリーネは、アリスと話した。


「あれ?なんでエース…私たちと一緒に寝てるの?」

フィリアが目を擦りながら言った。


「きゃ!なんで…」

エースの姿に気づいたアリスは、思わず変な声をあげた。


「ゆっくり寝かしてあげよ?結局ジローを倒したのはエースなんだから…」

エースを起こそうとしたアリスにをマリーネは、止めた。


「そうね…」

アリスは、エースをゆっくり寝かすことにした。


「にしても……私を抱きしめて寝るのはやめて欲しいかな…起き上がれないから…」

エースにギュッと抱かれているアリスが言った。


「ありす…ぶじでよかった…みんなもぶじでよかった……むにゃむにゃ…」

エースの寝言を聞いてみんなにっこり笑った。


「まぁ、今日は許してあげる…」

エースの頭を撫でながらアリスが言った。


「じゃあ、私も一緒に寝る!」

エースに抱きつきながらフィリアが言った。


「なら私も!」

エースに抱きついたフィリアに抱きつきながらマリーネが言った。


この後、みんなもう一度眠りについた。




「あれ?いつの間に寝てたんだ?」

エースがうっすら目を開けた。


「なんだろう、この温かさ…気持ちいい…」

エースは、頭の中で考えた。


「なんでアリスが?!え?いつ抱きつきたっけ?なんかフィリアさんに抱きつかれてるんだけど?!何が起きたの?」

身に覚えのない状況だらけでエースの脳は、覚醒していた。


「にしても、よく寝たなぁ」

みんなを起こさないようにどけて、起き上がった。


「あれ?起きたの?」

アリスが目を覚ました。


「あ…うん。おはよ、アリス…」

アリスが起き上がるのを見ながら言った。


「「…!」」

起きた時の状況を思い出し、アリスとエースは、赤面した。まともに目を合わすことが出来なかった。


「なら、この2人が起きたらこの街をでて、次の大陸を目指そうか…」

エースが赤い顔を背けてアリスに言った。


「そ、そうね…」

アリスも恥ずかしそうだった。


2人はしばらく顔を合わせられなかった。

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