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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第121話【ス・シ・食い・ねェ〜!】

「さて、どうする?」

部屋に着き、エースが皆に尋ねた。


「あの人がボスとは限らないし、もう少し探ってみましょ」

アリスが言った。


「そうね、決めつけの思い込みは、良くないわ」

フィリアが言った。


「じゃあ、もう少しボスの情報を集めましょう」

エースが決断した。


「今から、夕食ついでに聞き込みに行きましょ」

フィリアが皆に言った。




「なんだ?この店」

街中の大きな店の前でエースが言った。


「なんか、高級そうな店ね」

アリスが言った。


「あそこに、看板があるよ」

入口の横にある木の板を指してマリーネが言った。


「『回転寿司亭 サバサバした鯖を砂漠で捌く』って書いてある。お店の名前かな?」

フィリアが看板を読んだ。


「なんだその変で長い名前は!」

エースがツッコんだ。


「でも、寿司屋だよ!食べようよ!ハンバーグ寿司!」

アリスが嬉しそうに言った。


「確かに、久々に寿司も悪くないかもね」

エースは、賛成した。



「すげぇ、日本でよく見た光景だ…」

店内を見回してエースが言った。


「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

扉の前に立っていた、ロボットが喋った。


「すげぇ、人形が動いて喋った!」

動くロボットを見てマリーネは興奮した。


「4人です」

エースがロボットに言った。


「では、あちらのテーブル席へどうぞ。23番テーブルです。」

ロボットが店の奥の方を指して言った。


「ありがとうございます」

マリーネがロボットに言った。


「いつぶりだろう…回転寿司なんて」

席に着いてアリスが言った。


「最後に行った日は、確か…エースと一緒だったよね?」

アリスがエースに訊いた。


「そうね…僕も最後はソレだね」

エースは、頷いた。


「あなた達って、いつから一緒なの?とても仲が良さそうだけど…」

フィリアが2人に訊いた。


「いつって…物心ついた時から一緒だった気がする…」

アリスが言った。


「すんごい長い付き合いなんだね」

マリーネがマグロを食べながら言った。


「もう食べてるの!?私も早く食べたい!」

アリスがマリーネの姿を見て早速タブレットを使って何かを頼み始めた。


「この世界、タブレットもあるんだ…」

エースが呆れたようにツッこんだ。



「ご注文の品が間も無く到着します。」

タブレットから音声がなった。


「キタキタ!」

アリスが目を輝かせた。


「何頼んだの?」

エースがアリスに訊いた。


「えーっと…、ハンバーグと生ハムと玉子とアボカドとかっぱ巻きを3皿づつ頼んだ」

アリスが1つ1つ指さしながら説明した。


「いや、魚食えよ!」

エースは盛大にツッこんだ。


マリーネは、満遍なく魚やサイド料理などを食べた。

エースは、マグロを中心に魚を食べた。

フィリアは、スイーツを全種類食べた。


「この店は、日本と繋がってるのかね?」

アリスがエースに言った。


「そうだとしても、おかしくないね。このメニューのラインナップを見ると…」

エースも同じことを思っていた。



「さて、お腹いっぱい食べたし情報収集でもしますか…」

エースが店を出たあと皆に言った。


「早くボスを探して見つけて倒して次の大陸に行きましょ!」

フィリアがノリノリで言った。

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