第120話【個人的な話なんですけど、二郎系ラーメンを完食出来るほどの胃じゃ無くなりました】
「ラーメン二郎だって?!二郎系ラーメンの店じゃん!」
エースが受付の名前をみて言った。
「そっちじゃないよ!……いや、ラーメン二郎も気になるけど」
アリスがツッこんだ。
「城に住んでるって言ってたけどまさか、この宿のこと?」
マリーネが言った。
「まぁ、それ以外に城なんて見当たらないしね」
フィリアが言った。
「オーナーの名前は、ジローだし」
アリスが言った。
「全ての点と点が繋がった…」
エースが言った。
「じゃあ、あのオーナーを倒せば次の大陸に行ける!」
アリスが元気よく言った。
「あのー、すいません…パソコンが直ったんですけど…」
オーナーが気まずそうに言った。
「あ、ありがとうございます。それで空き部屋は…?」
エースがオーナーに尋ねた。
「1部屋だけなら空いてました」
オーナーが言った。
「……じゃあ、それで」
エースが残念そうに言った。
「じゃあ今日も熱い夜を過ごしましょうね」
フィリアがエースに言った。
「な、なな、何てこと言うんですか!」
エースは、顔を赤くしながら動揺していた。
「過ごし方は勝手だけど、私達もいるの忘れないでね…」
マリーネが顔を赤くして気まずそうに言った。
「べ、別にそんな過ごし方しないよ!」
エースの顔は真っ赤だった。
「冗談よ、冗談」
フィリアが笑いながら言った。
「もう、フィリアさんったら!」
エースの顔は赤いままだった。