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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第113話【"痔"と"寿"って似てるよね】

「どんだけ歩くんだよ!」

フィリアが嘆いた。


「確かに、まだ2個目の山だもんね」

マリーネが言った。


「これ登りきったらまた下るんでしょ?ダルい…疲れた…」

フィリアが嘆いた。


「誰か手伝ってよ!」

アリスが後ろの方で叫んだ。


「ごめん、アリスは、エースを引きずってたんだったね」

フィリアがアリスを気にかけた。


「クソっ!カフェイン中毒で倒れたまんま起きないし」

アリスが嘆いた。


「治癒魔法は、かけてあるからそろそろ起きるはずなんだけど…あ、起きた」

フィリアがエースが起きたことに気づいた。


「ん…頭が…体が…痛い…」

エースは、意識を取り戻した。


「やっと起きたの?全然起きないから引きずって進んでたのよ」

アリスがエースを離した。


「あ、おしりの部分が穴空いてる」

マリーネが立ち上がったエースを見て言った。


「なんか、おしりがヒリヒリする…」

エースがおしりを擦りながら言った。


「そりゃあそうでしょうね、だってズボンが破れて生おしりで引きずられてたんだから。赤くなってるし」

マリーネがエースの後ろ姿を見て言った。


「もっと丁寧に運べよ!」

エースの声は、響き渡った。



「治癒魔法でズボンもおしりも元通りにになったし、さっさとボス倒しに行きましょ」

アリスが言った。


「なんで、治癒魔法で服も元通りなんだよ。便利すぎだろ。あと僕、切れ痔になったんですけど?元通りじゃないんですけど?」

エースが嘆いた。


「その年齢で痔持ちは、辛いね…」

アリスがエースを慰めた。


「いや、アリスのせいでしょ?」

エースは、真顔でアリスを詰めた。


「てへっ」

アリスは、舌を出し誤魔化した。


「次の大陸まであと少しだから、皆で頑張ろう!」

フィリアが皆を鼓舞した。

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