表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
111/151

第110話【魔法合戦】

「いくよ!エース!」


〖ミナミノミヤコ街〗を出て近くの草原に来たエースとマリーネが決闘しようとしていた。


「かかってこいや!」

エースが受け入れ態勢を取った。


「まずは、水魔法【ハンガワキ】!」

マリーネが唱えた。


「な、なんだこれ?」

エースの服から生乾き臭がするようになった。


「ハッハッハ!相手の服に生乾き臭がするようにする魔法なのだ!」

マリーネが小悪党のように言った。


「だが残念!【ドライド】!」

エースは、自分に魔法を唱えた。


「な、何をした?」

マリーネがエースに訊いた。


「この魔法は、服を一瞬で乾かす魔法なのだ!」

エースが自慢げに言った。


「く、クソ!負けた…」

マリーネは少しダメージを受けた。


「次は、こっちの番だ!【モレゾー】!」

エースがマリーネに唱えた。


「な、なによ!これ!いや…いやぁぁぁぁ!」

突然マリーネが顔を火照らせて叫び出した。


「何をしたんだ?」

遠くで見ていたアリスがエースに訊いた。


「この魔法はなんと…失禁体験ができる魔法だ!」

エースが大声で言った。


「この変態!」

遠くにいたはずのアリスが目の前にいて、エースを殴り飛ばした。


「い、痛いじゃないか〜」

エースが殴られたところを押さえながら言った。


「うえぇん…ぐずっ…もうお嫁にいけない…」

マリーネは、心に深い傷を負い泣いていた。


「安心してください、ホントに漏らしているわけではないので」

エースがマリーネを慰めた。


「でも…私の足元が濡れてるし…」

マリーネが自分の足元を指さした。


「それは、【モレゾー】とは別の魔法で出した水です」

エースは、マリーネに説明した。



「アンタにも恥をかいてもらおうか!」

しばらくして泣き止んだマリーネがエースに言った。


「やってみろよ!カッカッカー」

エースが花を咲かすカッパの敵の青い蛍みたいな笑い方をした。


「どんな目みても知らないよ!」

マリーネは、エースを睨みつけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ