表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
110/151

第109話【新しい魔法】

「遅かったね」

先に宿に戻っていたアリスが言った。


「事件に巻き込まれてしまって…」

エースが説明した。


「それは大変だったね」

アリスと同様に先に宿にいたマリーネが言った。


「なんかこの街、面倒事に巻き込まれやすくなる魔法でもかかってるのかね」

エースが言った。


「魔法で思い出した!新しい魔法を覚えたの!」

マリーネが元気よく言った。


「どんなの?服の汚れが綺麗に落ちる魔法?」

アリスがマリーネに言った。


「何それ?!その魔法めっちゃ欲しい」

マリーネが言った。


「で?なんの魔法なの?」

フィリアがマリーネに訊いた。


「なんと!この度!私マリーネは!………【服を汚す魔法】を手に入れました!」

マリーネが自慢げに言った。


「……使えねぇ!」

エースが思わず言った。


「そんな事を言うエースは、なにか新しい魔法を手に入れてるの?」

マリーネがエースを突き詰めた。


「知らないだろうが沢山の魔法を手に入れてるんだよ!」

エースが自慢げに言った。


「ふーん、じゃあその魔法達を見せてみよ!」

マリーネがエースを指差して言った。


「あぁ、見せてやるよ!」

エースが挑発に乗った。


「ちょっと待って!」

アリスが遮った。


「なんだよ!今からマリーネをけちょんけちょんにしてやるところなのに!」

エースが残念そうに言った。


「いや!ダメよ〜ダメダメ!ここで魔法使ったら大変な事になるでしょ!」

アリスが2人に言った。


「「確かに!」」

マリーネとエースは納得した。


「じゃあ、明日この街を出てそのまま近くの草原で魔法対決だ!」

エースがマリーネに挑戦状を出した。


「わかったわ!私だってまだ言ってない魔法があるんだから!覚悟しときなよ!」

マリーネがエースの挑発に乗った。


「よし!勝負だ!次の話でな!」

エースがマリーネを指差して言った。



『次回!城之内、死す。……あ、間違えた。エースとマリーネの馬鹿馬鹿しい魔法対決が始まる!』

突然、神の声が聞こえた。


「急に現れるな!」

エースがツッこんだ。


『一度は次回予告したかったから…。』


「知らねぇよ!」

アリスがツッこんだ。


『あ、今回の僕の出番コレだけです。特にお告げとかないよ。ただ言ってみたかったから来ただけ。』


「帰れ!」

エースが大声で言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ