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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
1章 異世界へ
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第10話 【到着からの出発】

「ようやく到着だ…」

アリスとエースは、大きな門の前に立っていた。


神に言われた通りに北へ進んで、途中で盗賊に出会ったものの、無事に街に到着したのだ。


「ここは、なんて言う街なんだろう?」

アリスはワクワクしていた。


「門のところに文字が書いてあるよ」

文字は日本語のようだ。これが脳を細工したということだろう。

「"王都"だって…………王都?」

エースは思わず2度見した。

「王都って、中心街みたいなやつだよね」

エースはアリスに確認した


「そうそう、東京みたいなところ…だと思うよ」


2人は混乱した。1番最初に来た街が王都だったから。


「とりあえず、行ってみようぜ!」

エースは、子供のようにはしゃいだ。



「まずは、冒険者登録しに行かないと」

アリスは、冷静だった。


2人は、中央ギルドに着いた。それはとても大きかった。


「でけぇ」

エースは、ポカンとしていた。


「これが王都の冒険者ギルドか〜」

アリスは、ワクワクしていた。



「ようこそ、中央ギルドへ。こちらは、ギルドカード発行所です。」

受け付けのお姉さんは可愛かった。


「あの〜、ギルド登録がしたいんですけど…」

アリスは、勇気を出して話しかけた。


「登録ですね。では、まずこの水晶玉に手を置いてください。簡易的に能力を測らせていただきます。」


「はい。」

水晶玉に手を置くと水晶玉が光始めた。


「ありがとうございました。貴方の配属先が決定しました。」


「配属先?」

アリスは首を傾げた。


「はい、貴方は剣士としての才能がございますので、聖騎士軍団に配属となります。そこで、働いてください。」


「え?」

アリスは、目を丸くした。


「続いては、貴方ですね。水晶玉に手を置いてください。」

受け付けの人はエースの方を向いた。


「あ、はい。」

エースは、女性に対するコミュ障を発動した。


エースが水晶玉に手を置くと、激しく光だした。


「はい、ありがとうございます。貴方の配属先は、ここから、約300Km離れた場所にある、アメーンボ町です。」


「あ、え、あ…アメーンボ町ですか?そこで何をすれば?」

エースは目を丸くした。


「修行です。光が魔術師を表しているのにも関わらず、貴方から、魔法能力が感じ取れませんし、貴方のその他能力はすべて弱いのでまずは基本の修行ということになります。」


「辛辣ぅ〜」

エースは、泣きそうになった。

しかしそれは、ステータス隠蔽というスキルのせいでもあった。


「修行期間は、約3年です。頑張ってください。修行が終わりましたら、もう一度能力測定をしに来てください」


「そんなぁ〜」

エースは本当に泣きそうになった。


そして突然、エースの目の前は白くなっていった。

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