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恵まれたと思ったら恵まれなかった人の逆転劇っぽい話  作者: まさと・とむら
6章 ジャッパ大陸
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第107話【帰り道】

「凄かったですね…色んな意味で」

ヤクザ医師の病院からの帰り道、エースがフィリアに言った。


「ホントに"なんでも治せる"って凄いね。てっきり嘘だと思ってた」

フィリアは、怪我が完全に治り元気が良かった。


「ホントそうですね。僕も旅の疲労が全て癒された感じがします。見た目は、アレだったけど腕は確かですね」

エースも体が軽く感じるほど元気になっていた。


「あの人、うちのメンバーに欲しいなぁ〜」

フィリアが言った。


「あ、絶対嫌です。見た目的に…」

エースが即否定した。





「キャァァァァ!」


エースとフィリアが街を歩いていると、叫び声が聞こえた。


「行ってみましょ?」

フィリアは、興味津々だった。



「どうしたんですか?」

叫び声の元へ行くと、倒れている人とその周りに沢山の野次馬がいた。


「この人が急に倒れて…」

倒れてる人の近くにいた人が言った。


「…ん?」

倒れている人を見た瞬間、エースが変な反応した。


「どうしたの?」

後から来たフィリアがエースに尋ねた。


「この人見た事ある気がするんですがどうですか?」

エースがフィリアに訊いた。


倒れているのは、またカヤだった。


「気のせいじゃない?」

フィリアがカヤと認識したうえで否定した。


「どうします?このまま、ほっておくと僕たちの評判が下がりますよ?」

エースがフィリアに耳打ちをした。


「そうね…。一応、助けときましょ」

フィリアがエースに耳打ちで伝えた。


「【ヒール】!」

フィリアが回復魔法を唱えた。


「あれ?私…意識が薄れて…あれ?!エースさん!?」

カヤが意識を取り戻した。


「なんでまた倒れてるの?」

エースがカヤに尋ねた。


「それが…近くの井戸水を飲んだら…」

カヤが言いづらそうに言った。


「また?!水にあたりすぎでしょ?!」

エースは、驚きながら言った。


「最近よくこの街で聞く無差別殺人だ!そうに違いない」

ガヤの中から聞こえた。


「無差別殺人だと?僕が犯人を捕まえてやる!」

エースが急にやる気を出した。


「どうしたの?エース。急にやる気出しちゃって」

フィリアもエースの態度に混乱していた。


「いや、探偵みたいなことやってみたかったので…」

エースは照れながら言った。


「エースさんは、私の為に犯人を探してくれるのですね」

カヤが嬉しそうに言った。


「違うってさっき自分で言ってたでしょ?」

フィリアがカヤにツッこんだ。


「はわわ…エースさん…」

カヤが恋する乙女のように言った。


「だから違うって」

フィリアは、おもわずツッこんだ。



エースは、カヤとフィリアのやり取りの間、井戸水や、井戸付近を調べていた。


「フッフッフ、分かりましたよ…犯人が…」

エースが自慢げに言った。


「もう?!早っ!!さすが!エースちゃん!」

フィリアは、驚いていた。


「犯人は………この街の誰かです!!」

エースが自信満々に言った。


「そんなのは、誰でもわかるわ!」

フィリアがエースにツッこんだ。

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