第100話【クーポンあるとなんでも買える気になってしまう】
「もう100話か〜」
突然、アリスが言った。
「開口一番メタ発言は、良くないよ」
エースがすかさずツッコんだ。
「今日は、食糧集めをしましょう」
フィリアがみんなに言った。
「そうね、もう米粒が4粒しかないし…」
食糧袋をみたアリスが言った。
「あぶねっ!食事が1人1粒しかないところだった」
エースが言った。
「じゃあ、とりあえず中心街まで行きましょう」
マリーネが言った。
「米を100キロください」
お店でマリーネが言った。
「多すぎるだろ!どうやって持つんだよ」
エースがマリーネにツッコんだ。
「じゃあ、100グラムください」
マリーネが店員に言った。
「少なすぎるだろ」
エースは、ツッコんだ。
「みて!商店街100年記念で安売りしてるらしいよ」
近くの商店街の看板をみて、アリスが反応した。
「行ってみましょ」
フィリアも行く気満々だった。
「おめでとうございます。あなたたちがこの商店街の来場者が100万人目です。記念として、この商店街にある100店舗にて100回使える100円引きクーポン券を贈呈します」
エース達が商店街に入った瞬間、商店街関係の人に大歓迎された。
「"100"多いな!呪われとるんか?」
エースが今の状況にツッコんだ。
「あと、100円引きクーポンってケチすぎるやろ」
エースがツッコんだ。
「エース、クーポン券があるんだから買いだめしに行くよ」
フィリアがエースを急かした。
「いや〜、いっぱい買ったね」
その日の夜、エース達は荷物整理をしていた。
「誰?この木刀買った人」
エースが木刀を持ってみんなに尋ねた。
「あ、それ私」
アリスの物だった。
「修学旅行か!いらんだろ?なんなら本物の刀持ってるでしょ?」
エースが、アリスに言った。
「いいじゃん」
アリスは、、少し不貞腐れた。
「じゃあ、木彫りの熊買った人は、誰ですか?」
エースは、木彫りの熊を持ってみんなに尋ねた。
「私だよ」
マリーネが返事した。
「だから、修学旅行か!北海道で買え…いや、別に買わんでええわ!」
エースがマリーネにツッコんだ。
「安いとつい買ってしまうのよね」
マリーネが言った。
「ほっかいどー?って何?」
フィリアがエースに尋ねた。
「あ、知らなくて大丈夫です」
エースは、質問を流した。
「これから、魔王退治に行くんでしょ?なんで無駄に荷物を重くするの?」
エースが説教していた。
「「すいません」」
マリーネとアリスは、素直に謝った。