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雅楽伝奏、の家の人  作者: 喜楽もこ
参章 雲外蒼天の章
62/314

#15 意味あるものが美しいとするなら

 



 永禄十二年(1569)三月十三日






「者ども、縄を張れ!」



 応さッ――!



 悪い流れを切り替えるかのように助佐且元の威勢のいい掛け声が上がる。

 するとたちまち菊亭勢の士気はぐんと上がった。


「ほう」


 天彦の感心を聞き届けたのか益々過熱していく青侍衆。

 他方、それに遅れて佐吉たち文官(雪之丞含めた)も青侍になど負けてなるものかと気勢を上げて意気込みを示す。


「各々方、今こそ殿への忠義を示されよ。いざ、いざ」

「応!」


 佐吉の無垢なる煽り文句はまだ年若い菊亭諸太夫たちには効果覿面。後は雪崩を打ったように我先にと率先して菊亭家紋がでかでかと刺繍された大旗を掲げ立て始めていった。次いで旗指物さしものをのぼり旗のように見立てて立てていき、あっという間に菊亭領の出来上がりだ。


「おお、むちゃんこかっちょええ」


 天彦は自分を象徴する三つ紅葉紋章旗が笑ってしまうほど威張っている様をじっと見つめた。なんだか虚勢を張っている風でハズいがそれが逆にいじらしくて自分っぽいと思ったりおもわなかったり。照れくさい。

 この間は誰も声をかけてこない。こういう機微がわかってくると有難さが込み上げてくる。ややあって天彦がうんと頷く。と、


「ほんに壮観にございますね。この旗幟が棚引く範囲こそがラウラの幸せの版図です」


 ラウラが卒なく声をかけた。巧みな持ち上げ話術も織り交ぜて。

 普通のメンタルなら温もりを感じるだけで済む場面である。だが今日の天彦はコンディションがよくなかった。まるで寄り添うかのような温もりが今の天彦には逆に警戒心を呼び起こさせてしまう。ほろ。……はっ!?

 この通り油断をするとつい絆されてしまいそうになる。いやいや果たしてそうかな。ちら。


「ラウラは日ノ本一の果報ものにございます」


 う。勘繰った自分をシバきたい。そんな感情に苛まれるほどラウラの声は麗らかで瞳は澄んで綺麗だった。


 気まずすぎる。気付けば喉もからっから。だが天彦とて戸惑っていた。なにせ天彦、生まれてこの方母性という存在を一ミリも知らずに今日まで来ている。つまり母性への耐性がほぼほぼゼロに等しいのだ。やってない。前世も含めて。

 やっているのは毒性の極めて強い父性なくらい。それならいくらでも語っていられる。


 どうしようかと散々悩み抜いた挙句、この気まずさから逃れる術を結局探せず思考を放棄。意味ねーあほやん。まるで正解がどちらか考えこんでいたのに、どちらも不正解だったときの徒労感みたいな感じに似ていてしんどいだけ。

 んぎゃああって叫んでとち狂って逆張りかましてすべてを台無しにしてでも逃れる方法ならいくつも手段は思いつくが、この甘ったるさから逃れるためだけにそれをするには少々天彦の神経は正常だった。切り札は取って置くとしたものだし。


「ええい感傷遮断フィールド!」

「天彦さん!? 何かお気に召しませんでしたか」

「お願いやから今だけはこっち見んな」

「……は、はぁ」


 ハズすぎた。くそキモかった。あるいはただの情緒不安定なウザガキだった。天彦は言って後悔しつつさて。

 相手の視線が高いとすべての死角をフォローされてしまう。思い過ごしではなく物理的に。だがこの生温かい視線からは一刻も早く逃れたい。

 天彦とラウラの身長差はざっと二尺二寸。それを帳消しにするには、……今から馬上の人になっても不自然すぎる。じんおわ。


 色々を諦めた天彦は目のハイライトを消して訥々と語り始めた。


「うーん、どうなんやろな」

「なにかご不満な点でも」

「簡単か」

「はい?」

「簡単すぎて欠伸も出えへん」

「涙は枯れるほどぼろ泣きですのに」

「おい、言葉を選べ」

「失敬。またまた御冗談を。お言葉だけなら然様にて。ですがなさったことは厳しく険しい御判断でしたかと。とてもとても常人には敵いませんわ」

「いやラウラを否定するわけやないけど、むちゃんこ楽勝やろこんなもん」

「またまた。……では、それで」


 ラウラは天彦のほんのちょこっとの威圧で意見を引っ込める。ラウラも家来役が板についてきたようで何よりである。ゆーとりますけど。

 さてこんな簡単なことでよいのだろうか。心配になるくらい楽勝だった。だがいいのだ。戦国だから。ここを死守できる何かしらの物理的支配力があればそれでいい。論理性や合理性などは一旦すべて度外視して、倫理観もついでに他所に置き去りにして。


 勝てば総取り負ければ地獄へまっしぐら。それが戦国室町唯一にして絶対の流儀である。条文化されていようがなかろうがイカレていようがお構いなし。それが戦国、そういうこと。


「うん、上出来や。これならどこからどう見えても菊亭支配は揺るぎない」


 小一時間で天彦の言葉通り360度、どの角度から見ても菊亭三つ紅葉紋が燦然と輝く。威を放って見えないのはきっと天彦自身の問題であろう。人様の目には少なくとも噂に違わぬおどろおどろしい何かに映っているに相違ないはずだから。


 さてここに説立証。どうやら天彦の説は立証されたようである。されたところで柄にもなくしおらしい金髪碧眼美女に声をかける。有りっ丈の素っ気なさで。


「どやここさん。千やそこらは余裕で暮らせそうやけど」

「申し分なかろうかと思いますが……、よいのでしょうか」

「ええけど、心配あるんか」

「ございます」

「例えば」

「あの鐘のとか」

「ごーんごーんといい御音色さんやなぁ」

「もう意地悪」

「先に仕掛けて来たんはお前さんやと記憶している」

「参りましてございます」

「顔も参ってたらよかったけどまあええわ。ほな上手にお強請ねだりしてみ、おもろかったら訊いたるから」

「パパぁ、ラウラこの土地買って欲しいなぁ。安全ごと全部ぅ。お馬さんがいてもいいかもぉ」

「おい。さっきまでのまっまムーブはどないした。ほんで強請りすぎやろその娘さん」

「ふふふ、強請れと言ったくせに」


 天彦はちょっとだけ笑った。かなり抑えて笑っているのでツボには刺さったようである。やりおる。


「あほか。ええわ、戻りしなに話しつけてくる。目下菊亭の来訪に恐恐とせん寺社さんはあらへんはずや、他には」

「だからこそお気をつけくださいくれぐれも。やはり在地の豪族でしょうか。この辺りに何某氏族が根を張っているのかは存じませんけど必ずおられると思いますので」

「あんなしょーもないんが巣食っていたくらいやし居っても大したもん居らんと思うけど、氏郷」

「はっここに」

「自前の家来さんはいかほど居たはる」

「二十と少々。されど精強にてござる」

「それは頼もしいさんや。そやけどそんなにおったんか。いったいいつの間に」

「知らずわらわらと。やはり天のお導きにござろうか。殿の偉大な御心の許に集うは武人の定めにて」

「……それ呪いの呪文? それともどっかで流行ってるとか、新手の菊亭弄りとして」

「はは、まさか」

「こっちがまさかなんやけどまあええわ。ほな家来を引き連れ、氏郷の判断が許すまで土地を見張ってくれるか」

「確と承ってござる。朝昼晩、厳に見張ってご覧に入れます。この忠三郎氏郷にお任せあれ」

「おおきにさん。このご無理はいずれ。でも無理はしたらあかんよ」

「なんのこれしきのこと。殿に授かる大恩にくらべれば何ほどのこともござろうか」


 大恩……? 大恩って、なん。なん大恩って。


 テイではなく本気の本気でまったく思い当たる節のない天彦は、氏郷の熱量の高いやる気に満ち満ちた言葉に首を傾げる。だが今は後。


「ラウラ、他には」

「十分にございます。御心を寄せていただきまして郎党を代表しここに厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました」

「ええよそんなん身内やのに水臭い。言い出しっぺの責任や。当面二条城普請で職人は集まらん。自前でコツコツいかなしゃーない。そやけど五条河原で暮らすよりナンボかマシな安堵や思うんや。その先にはお未来さんがあるんやから」

「お未来さん……」


 ラウラは天彦が使う造語の中で最も好きな言葉の一つを然も反芻するかのように噛みしめてそっと小さくつぶやくのだった。


「ほな綺麗ごとやってるプロモーションはこれにて仕舞い。後のことはお任せさんや。身共は参るで」

「ははっ――!」


 大多数の家来に見送られ天彦と少数の護衛武官はその場を後にしようと馬上の人となった。いざ、と馬体に蹴りを入れようとして。


「ほな若とのさん参りましょか」

「いやお雪ちゃんは居残り設営班やで」

「ええー、酷いですやん」

「そや。その感情を噛みしめるんや」

「なんでですのん。なんでそんな意地悪ゆわはるん」

「どんな気分や」

「なんか口惜しいです。少し寂しくもあります」

「うん。それが決定的な場面で事あるごとにお雪ちゃんに食らわされる身共の味わっている感情や。せいだい噛みしめて労働しなさい」

「えー」

「あとお雪ちゃん、あんたさんは武士やったな」

「当り前ですやん! 植田家は今出川家青侍衆で二番目に古い家門です」

「知ってる。だから訊いたんや。お雪ちゃんは武官さんやから作業場はあっちやで」

「あっち……、う」


 天彦の指さす方には上半身を剥き出しにして湯気の汗を立ち込めさせるむくつけき青侍どもの姿があった。むろん漏れなく誰もがサンズイ辺の漢である。


「揉まれといで」

「そんなぁ」




 ◇◆◇




 二条城普請巡察詰舎三階天守。


 家主の居らぬ室内なのになぜだかある種の鬼気迫る空気感に支配されていた。

 天彦はこの経済財政諮問会議を座主として纏めなければならないのだが、アホらしくて半ば座長役を放棄していた。アホらしいとは馬鹿らしいという意味でなく。


 天守からの眺めは絶妙、絶品。信長がここをお気にとして日参する理由にも少なからず同感できる。

 目下眼下には人の乗る箱がオープンな牛車カブリオレが洛中を疾走している。疾走は盛った。だがこれでもかと人目を惹き付け、目抜き通りを西へとばく進していく。あはは、おもろ。

 この風習だらけで雁字搦めのお都さんにもまだまだ奇矯な人物がいたものだと嬉しさが勝ったり、自分とてもっと振り切ってもよいのではとさえ名も知らぬお公家さんに勇気づけられたりもするが……。


 そうも言っていられないようで。経済担当官僚の鬼気迫る気配に背を向けていられなくなる。おそるおそる振り返り、熱意に満ちた祐筆たちの瞳を覗く。


 はぁ、どうぞ。


「お狐殿、この件は如何なりや」

「バリュープロポジション優先にあらしゃります」

「ばる、ばる?」

「次」


「お狐殿は市場経済を威圧せよと仰せなのか、如何」

「威圧ではなく起爆せよと申しましたん。日ノ本は古から時の果てまで物造りこそが経済活動の起爆剤となるは必定におじゃりますのんで」

「起爆とは」

「それはご自分でググって。次」


「このいしゅ、いしゅとは何でござろうか」

「イシューにおじゃります。しくじりました。そこは課題を特定するとお書き直しさんください。次」


「ぬぐぐ……!」

「次」


「何一つ理解でき申さん。お狐殿の知見を信じ某はすべての理解を放棄致すのでそちらで想定される今後の論点を纏めてくだされ」

「チェンジで」

「え」

「思考を放棄なさるお方は当構想会議の座には不要。お帰りはあちらさんです」

「ま、待たれよ!」

「次」


 信長はやべー打線を組んでいた。これでこの方々らそうとうかなり有能で。打順に全員四番を並べたらむちゃんこ強いに決まってるの巻き。そんな有識者メンバーだったのだ。

 一方でお固いばかりでもなかった。ちゃんと面白い場面はあって、特に収益梃子原理レバレッジと表情差分。その比較がおもしろすぎた。違う。いや面白すぎたのは本当で、原理が理解できないはずの未来術理さえも彼らは肌感覚で理解してみせたのである。まじでエグい。まじでおもろい。


 だから嬉しくなって楽しくなってしまった。つい踏み込んで可能な限りを詰め込んでしまった。むろんカオスである。

 だが天彦はそのカオス状態も愉しんでしまった。理路整然としていた彼らの素っ頓狂な表情が叡智を振り絞っているぶんだけ可笑し味に上乗せされてむちゃんこ可笑しかったのだ。痛恨――!


 だが収益梃子原理レバレッジの概念の説明は思っている十倍だるかった。仮想通貨ビットコインは更にだるい。説明する側も本質的に理解していない可能性も否めないし。なにせ天彦はバイプレイヤーではあるがすべては心のライセンスによるところの大きいなんちゃってライセンスホルダーだから。

 いずれにしても不可能だろう。なにせ仮想通貨の概念とその通貨の絶対性を担保する物がないのだから。せめて兌換貨幣ならなんとかなったかもしれないのに。だがそれではロイヤルオーダーを満たしていないのでそもそもダメ。

 よってすべてを放棄して逃げたい。だが魔王さまにこの通貨不足をどうにかせよと命じられた手前、逃げられない端折れない。地獄かな。


 銭、即ち永楽通宝が不足していた。米の用途外使用を禁じたのと悪銭を駆逐しにかかったから。そしてそれらに付随した爆発的な好景気に沸く市場経済が高止まり知らずに大盛況だから。畿内+近江・尾張の5+2構想がさく裂した。銭の供給は市場命題となっていた。

 それこそ日ノ本じゅうの商人が挙ってこの政策に支持を表明したのである。自治都市堺すら賛同した。泣きながらいや血の涙を流すほど号泣しながらだけれど同意して賛同表明したのである。言葉って大事(棒)の好例である。


 単純に造ればいいのだが朝廷との交渉は難航必至。即効性はまるでない。朝廷の頭越しにすることはもっと不可能。この好景気に水を差すどころか朝敵認定も視野である。輸入もすぐには不可能となれば構造的にあるいは術理的に対応する他ないのだが、経済素人の天彦には無理だった。逃げたろ。


「御面々方々」


 天彦は皆の注目を集めて言い放った。


「本日は生憎の低気圧。古傷が御痛みでしょうからお大事になさっては如何でしょうか」


 というようなことを、もうしんどくなってだるくなった天彦はけれど無礼にはならないようにと気を使いやんわり言った。揶揄なしの心底から100敬老の精神で。なのに、


「な……っ、まさか」

「無礼であろうっ」

「愚弄する気か」

「恥辱でありますぞ。如何な殿のお下知とは申せ……」

「貴、さまァ」


 激キレされた。解せん。


 と、そこに。


「あはははは! 狐、親父殿に訊くより愉快であったぞ。この常から賢しい者どもが目を回すさまが滑稽で胸がすいた。さあ年寄りの相手などこれまでにして、儂と天下について語らい合おう。いざ尋常に勝負だっ」

「あ、はい」


 チェンジしたいが天彦は自制した。最近多用しているのでどこかで意味が漏れ伝わらないともかぎらないので。


 姿を見せたのは魔王様を圧縮して濃縮したようなクソガキだった。細面のイケメン風おぼっちゃま。トモダチになるといい刀をくれそうだが、その万倍は気苦労させられそうな直観的に100DQN。

 だが一方ではまだいい部類のDQNだとも直感している。文字に起こすのは難しいが卑劣でないとか卑怯者でないとか、そういう類になるのだろうか。言ってしまえば実益の下位互換もしくは派生劣化版といえなくもない。あるいは実益など遥かに凌ぐ性能の持ち主かもしれないが天彦は為人を知らないので現状の評価はここにとどまる。織田茶筅丸くんはざっとそんな印象の人物だった。


 いずれにしても茶筅丸は煮詰まる座の清涼剤となりこの苦行から天彦を開放する天使であった。


「さて闖入者殿、身共と茶でもシバキに参りませんか」

「なるほど親父殿が申されておった。狐と話すときは気を張れと。緩むとたちまち誑かされるぞと。狐、儂を誑かしているのか」

「はは、どなたさんか存じ上げませんけどお酷いさんやわぁ。そんなわけあらしません。茶をしばきに参りたいだけにあらしゃります」

「こうも仰せだ。狐は惟任とサルを足して割らずに十倍した悪党であるともな。そうやってとことんしらばっくれる様を見て儂も得心いった次第である」


 しかしお前も話訊かんやっちゃな。だがその前に信長、


「しばく」

「なに」

「あ、いえこちらの話。そんなわけあらしません。茶をしばきに参りたいだけにあらしゃります」

「しばくとは」

「殴ることにおじゃります」

「殴るのか、茶を。茶を殴るのか。どうやってだ!?」

「感性をお磨きくださればいずれ必ず」

「なんと。感性とやらを磨けば茶さえ殴れるのか。……狐。お前、さては嘘つきだな」

「このお顔さんが嘘つきに見えるとでも」

「見える」


 やっぱチェンジで。


「いいえ。嘘などついておじゃりません」

「では誠か」

「素直か」

「なに」

「いえ。はい、世には不思議が満ちている。そういうことにおじゃります」

「不思議に。然り。世はわからぬことばかり。ならば参ろう。茶をしばきに。おもしろそうだ。実は退屈しておった。儂を愉しませよ、狐」

「はは、それが本音やね」

「で、あるか」

「初めましてご尊顔を拝し恐悦至極にあらしゃります。藤原朝臣半家菊亭天彦におじゃります」

「うむ。平朝臣織田弾正忠家二子茶筅丸である」

「末永うおよしなさんに」

「うむ、よしなに」


 いい顔で笑い合う二人。

 やはり退屈は百害あって一利なしなのだろう。茶筅丸は父親譲りの気の短さを発揮して目で天彦に催促する。はよ。


「なるほど父御前によく似ておいでにあらしゃりますなぁ」

「む。爺にも再三言われるが儂にはよくわからんぞ」

「まあ追々に気づかはりますやろ。では皆々様。これにて御免さんにあらしゃりますぅ」


 ああ……、そんな。


 座に深く重いため息が漏れた。

 逃げろ。天彦は同情心などかなぐり捨て生意気給仕の待つ流行茶店にダッシュで向かった。


















まず“いいね”が1,000を超えましたことをここに報告させて頂きます。むちゃんこ嬉しいです。書き上げたものを読んでもらえているリアルな手応えが冥利とでも言いましょうか一番嬉しい気がします。一応キリなのでこの場を借りて御礼申し上げます。


さてラウラ党の棲家である西院菊亭地区偏これにてお仕舞い。お付き合いありがとうございました。地区が町になり町が市になるとこの時代的にもう国です。だからきっとならないような気がします。天彦の志向性的には。なんとなくですけど。

さて次回。少し書いてみたい構想はあるのですがちょっと調べ物の量が多くてどうなることやらって感じです。華やかなる目抜き通りから外れた隘路の片隅でそっとつづいていきますので菊亭、今後とも御贔屓に何卒。


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― 新着の感想 ―
[一言] 奇妙丸じゃ無くて茶筅丸なんだな
[気になる点] 61話くらいから文体が独特すぎて内容が読み取れなくなりました。もうちょっと標準的な文体に寄せてほしいです。 「ラウラは日ノ本一の果報ものにございます」のあたりとか2人の感情が読み解け…
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