#09 天下布武への布石、ゆうとりますけど
永禄十二年(1569)二月二十五日
天彦は強欲で邪悪な御サルさんの案内で二条城普請巡察詰舎に通された。
お偉いさんの視察用待機場所との触れ込みだったが、将軍さんでもくるのだろうか。
全体を一望できる好立地に建造された待機用詰舎にしては立派すぎる建物の、案内された先は三階天守だった。どうやら三郎信長の現場視察時の待機用私室のようである。雑に置かれている舶来の高級品でおそらくきっと。少なくとも誰かと会見するという仕様ではないようだ。天彦の感性的に何となくだが。
そんな私室に招かれた。だからこそ天彦は自分への配慮だと感じた。あるいは逃げ回っていたことへのやんわりとした警告含みの意趣返しなのかも。
いずれにしてもおよそ公家の家長を招き入れる格式には及ばない部屋に招かれた。いいのはどうやら見晴らしだけで機能性に特化した指令室。そんなところか。え、その形状って単眼望遠鏡……。
望遠鏡への関心は尽きないが、けれどこの応接をどう受け取るかは天彦の勝手。辞を低く礼を尽くすもよし。激怒して帰るもよし。何をどう応接しようとも作法的に間違いのない格式の部屋であった。つまり配慮か。
依然として背を向けたままの部屋主。その間にざっと部屋を見渡すと室内の人選がかなり厳選されていることに気づける。ぱっと見(小姓1・護衛2)の三名であろうか。気配的にはもっと潜んでいそうだが、少なくとも知恵袋的僧侶やご意見番的重鎮や有能そうな祐筆は控えさせていないよう。
当然安全面での抜かりはないはず。然るべき陣容がどこか別所には控えているのだろうが、パッと見はほとんど人払いされた状態の控室だった。
合理的な彼のことだ。ここを茶室にしているのかもしれない。見晴らしは抜群だし。そう考えてみると海を渡ってやってきた調度品なども味のような気がしてくる。
天彦は自らが立てた仮説に納得したのか、馬鹿みたいに心底からほっとした顔で緊張から解放される。少なくとも査問という陣容ではないと知れたから。それでもヤツは居るのだが。それなのにヤツは居たのである。御サルさんさぁ。
藤吉郎は仰せつかった案内役を果たしたら今度は観客あるいは観戦武官になり代わった。完全に特等席から二人のやり取りを観戦するつもりである。
天彦としては最悪の展開といえる。おそらくこの強欲で邪悪な御サルさんは敵性存在だろうから。すると予想が正しければ不都合でしかない。手札がどこまで切れるかを、僅かな時間で検討した。
天彦は自分が逃げ回っておきながらこう見えてもかなりビビっていたのである。
「お連れいたしましてござる」
だが余裕が持てたのはここまでだった。部屋主が振り返った。目が合うなり天彦は息を飲む。ひっ。
何とか仰け反ることだけは踏みとどまれた。胆力を振り絞って部屋主の顔色を覗う。やはり明らかに不機嫌だった。それも超絶に。
それを証拠に自ら進んで居残った強欲で邪悪な御サルさんの顔色にまったく余裕がなくなっている。ざまぁ。
ざまあとは言ったものの自らにもブーメランとして跳ね返っている。そのことが理不尽含めて無性に腹立たしく思えてくるが仕方がない。人は感情の生き物だ。
天彦は自らに言い聞かせ、公家が武家に示すなりの礼を尽くし部屋の主と相対した。
「狐か。おみゃあ、ちぃと挨拶が遅いんと違うんか」
おうふ。……しくった。
普段使いの言葉と違った。マンキンの地むっちゃコワ。
たったそれだけの変化なのに、何となくだが虫の居所レベルの悪さ具合がわかってしまい口内が酸っぱい何かで満たされる。おえぇ。
「遅参の段、誠に申し訳なくおじゃります。本日はお日柄も――」
「たわけっ! 貴様、死にてえんきゃあ。助太刀してちょうゆうてきたんはおみゃあのとこなもし」
「謹んでお詫びさんにあらしゃります」
「やかましゃあっ!」
激キレだが物は飛んでこなかった。辛うじてまだ理性は保たれていそう。あるいはたまたま手にしているのがオーパーツ級のお宝だからなのかも。それが横にある金メッキのビリケンさん擬き像ならどうだったのか。願望込みで無いと信じたいところ。
むろん物などぶつけられたら戦争だ。勝ち負けなどこの際度外視して。単に矜持の問題として。最低でも徹底抗戦の姿勢で臨む所存。
常人なら縮み上がる場面。家来なら命乞いをする局面。だが天彦は天彦であった。安定して不安定な天邪鬼っぷりを発揮して、なんだか理不尽な応接がムカついちゃった。ふーん。あ、そう。といわんばかりの不機嫌を顔に張り付け、これでもかと露骨に不貞腐れて声がかかるのをじっと待つ。
「貴様、立場を弁えよ」
「頭、お冷えにならはったようですね」
「なにを」
「悪い癖ですよ。ゆうておきますけど、それ以上不愉快な思いさせられるんやったら帰ります」
「……で、あるか」
キンっ。天彦のこの不用意かつ立場を弁えない強気の発言によって室内の温度が三度は下がった。あるいは五度。いずれにしても極寒である。強欲で邪悪な御サルさんなどは無意識にか“なんまいだ”を唱えていた。
だが部屋の主は相変わらずの不愉快面を浮かべるだけでこれといって咎めだてもせずやり過ごした。
ややあって三郎信長はふんっと鼻息を鳴らすと自らの真横に視線を落とし、顎で意思を指し示した。粗方の予想を裏切り叱責どころかむしろ招き入れるようなジェスチャーで天彦に着座を催促したのだ。勝ったったん。
真隣から歯ぎしりのゴリゴリがぎぎ音が聞こえるが無視だ。天彦は二重の意味での優越感を味わいながら、けれど招きには応じない。
「今日はご挨拶さんだけで伺いましたん。また日ぃを改めて出直しますので」
「たわけ。公家ならば手打ちの間くらい読んでみせぬか」
「お断りさんです。絶対にその軍扇でおでこぱちんしはるもん。痛いのお厭さんなん」
「まあ座れ。貴様にあたったとて何もならんわ。許せよ」
「あ、そんな感じで。ならばはい。ではお言葉に甘えまして」
床几ではなく椅子。しかも舶来品タイプの完全な椅子。そして嫌がらせのように掴むひじ掛けがないタイプ。何気に座高がオニ高い。
座ろうとする。座ろうとした。する。した。する。した。……ちっ。
なのにお椅子はお高くとまって後ろに移動するだけで、天彦を主人とはけっして認めないという頑強な態度を貫いた。いつかツブス。
「……あの」
「どうした。遠慮は要らぬぞ」
「えと、遠慮はしておじゃりませんけど」
「くっ、くく。ほれ手を上げい」
「あ」
手を差し伸べられると条件反射的に両腕を上げてしまう。きっと刷り込みなのだろう。ラウラめ。
だが座高が恨めしい椅子にはおっちん。天彦は三郎信長に抱えられようやく椅子を成敗できた。二人の間には気まずさより妙な可笑し味がふわりと流れる。
「うむ。狐貴様、改めて子供なのだな。茶筅と変わらぬくらいであろう」
「おいくつさんで」
「十一であろうか」
「ではご子息茶筅丸さんの方がお一つほどお兄さんにあらしゃります」
「僅か一つか。あれのおぼこさも然ることながら……狐、食っておるのか」
「それは悪口合戦の合図におじゃりますか」
「なぜそうなる」
「てっきり小さいことを揶揄されたのかと」
「たわけが、食え」
「あ、はい」
急に冷静! なんこの親戚のおじムーブ。
「丁度よいのだ年恰好が。茶筅の勉学相手になってやれ。あれは余に似て何をやっても続けられぬ。だが貴様なら容易かろう。如何」
「無茶ぶり!」
「ほう、織田は卑しく机を並べるには位階が足りぬか」
「いいえ。身共の方こそ人様にもの教える位階がたりませんのん」
「……抜かせ、たわけが」
この顔と態度で身分コンプレックスとかウケるぅ。きゃわ。
天彦は報復として三郎信長の瞬間見せた弱気を弄る。内心で。
だがやはりこの容姿は得をする。天彦は改めて確信する。相当突っ込んでも命までならどうにかなると。
するともっと有効利用するべきだが中の人では無理だろう。なにせ頑張ってウザガキ。常態でクソガキ。とびきり調子が良くてもキモガキだから。
「食え。美味いぞ」
「カステーラにおじゃりますか」
「む。知っておったか。つまらぬな。食うな」
「あ」
口! もうカステラの口になってたん。
さて天彦もそれなりに面食らっていた。そして同時に真隣とは。これではまるで謎掛けではないか。かつて茶々丸が日常的に悪戯でもしかけてきたかのような思い出が回想としてよみがえる。そんなポジショニングだった。……ん?
視線を感じた。その方向に目を向けると、あ。
おそらく彼、蘭丸くんですよね。むっちゃ美少年風やもん。身共はご覧のとおり安パイなんで不可視の規制線解いてもらえませんかね。え無理。あ、ハイ。
二人目の敵認定”確”演出だった。身共は世界中の人とお友達になりたいのに(棒)。
だが殺伐とした室内の雰囲気が奇しくも天彦の正常性を担保してくれた。思考が冴える。
この三郎信長の不機嫌、天彦も多少は訊いて知っていた。史実と重ね合わせても思い当たる節があった。状況と重ね合わせれば猶更得心いってしまう。この苛々の主たる原因が何であるかを。身共。を含めたお公家さんらぁやぁ。
一日も早く天下を統一したい三郎信長。その基礎として銭がいる。戦はとにかく銭がかかる。その金策手段の一環として三郎信長は一大織田経済圏を造ろうとしていた。
それを邪魔もしくは遅々として進めようとしないのが公家。阿呆なお公家。ほんま阿保やわ。わろけるほどに。
天彦の仮説を裏付けるように、最近の三郎信長は畿内(山城・大和・河内・和泉・摂津)の巨大経済圏を作り上げようと躍起になっている。
だがやはりどう考慮したところで目下の日本では経済圏構想の主体は京となる。京は都。都には帝が御座すのだ。なぜとはならない。
だからこそ遅々として進まない。なのにと言い換えるべきなのか。いずれにせよ目下の朝廷は公家による熾烈な序列争いの真っただ中、やれ家柄だやれ慣習がと派閥同士がいがみ合い唾を飛ばして醜さを競い合っていて、織田の事情など真面に取り合う気はないようだ。三郎信長の苛々も尤もな話であった。
しかしこの原因を生み出したのは何を隠そう三郎信長当人である。おそらくはそのことに気づいているからこその不機嫌であり、不機嫌に拍車をかけているのだろう。なんとなくらしいと思ってしまう天彦はこっそりそっとクスっと笑う。
案外、案外、信長さん。こう見えてもお人好しさんなのである。とてもわかりづらいが可笑し味の塊でもある。
九条派閥一本化で凡そ纏まっていた朝廷に、近衛などという劇薬を復権させるから複雑化した。俄然息を吹き返した近衛・鷹司閥はここぞとばかり政争を仕掛け、目下の朝廷は天彦騒動どころの騒ぎではなくなっていた。
そこに密接に絡み実は裏で引っ掻き回しているのが天彦ぱっぱ晴季だということはあまり知られていない事実である。むろん天彦は百も承知。実家からは絶縁されたがじっじ公彦とはちゃんと今でも通じている。
そんな事情なので現在の朝廷は政どころか日常のちょっとした行事さえままならない事態に陥っていて、完全な機能不全状態であった。
だからといってそっとはしてくれずお銭だけは粛々と回収されつつある菊亭家だがそれはさて措き。女房衆外交官さんら有能すぎん。泣く。
三郎信長。さすが合理性のお人。状況と現状を正確に理解した上で、嫌悪さえしている風な権威の象徴たる朝廷にも歩み寄りを見せている。つまり権威さえも利用しどうにか自身の思い描く構想を実現できないかと藻掻いている最中なのであろう。
そういう視点で見てみればなるほど苦心の跡が覗える。だから天彦は少しだけ背中を押す。誰であれ祖国をよくしようと奮闘している者を応援したくなるのが人情だから。あと少しだけこのお人さんがスキなのかも。
そんな曖昧な感情で歴史をほんの少し早送りするだけと言い訳を添えて、天彦は三郎信長の背をそっと押した。これで借りは返したで、ドカンッ。
「お触れを出されませ。この狭い天下に向けて」
「狭い、だと。唐突にどうした」
「助言、要りませんのやろか」
「……続けよ」
「構想がおありなのですよね。畿内を経済的に纏める。……あれ、違いました」
「貴様、やはりつくづく化物よな。どこまで見立てておる。続けよ」
「それほどでもあるのですが僭越ながら、ではこちらをご覧ください」
「なんだこれは。……む」
天彦は予め用意してあった(常に懐に入れていた)箇条書きの用紙を手渡す。
多少の誇張と自身の願望を大いに交えた新構想の提案書を。
一、畿内(山城・大和・河内・和泉・摂津)と近江そして織田家の母体である尾張を含めた畿内5(五国)+2(二国)の巨大経済圏構築を大前提とする。
二、今後何人も種類問わず米を通貨として使用してはならない。
三、通貨を統一する。この原案に沿い悪銭を駆逐し、今後は金・銀・銭の三通貨制とする。
三.一これに付随し金座・銀座・銭座を設立する。猶、金十両に対し銭は二貫文で交換するものとする(金一両=銀7.5両とする)。
四、斤量一致が原則のため織田升の設置、普及を絶対とする。(特別司の設置)
五、大口取引は金銀を使用すること。たとえば糸・薬十斤以上、箪笥十棹以上、茶碗百個以上とする。
六、悪銭の使用には厳罰を以って応じる。交換所にて速やかに交換せよ。猶悪銭を規定量以上持ち込んだ者は手数料として一割増しまたは感状のいずれかを褒美とする。
「――なんと、これ程とは。貴様、千里眼とは噂の方がまだ生温いぞ」
「信長さんの思い描く構想と類似点はあらしゃりましたか」
「金銀の安定供給は可能なのか」
「はい。絵に描いた御餅は食べられません」
「ちっ。……甲斐、そして越後がここに通じるか。気に恐ろしきはやはり狐か」
「あれ、おもしろさんやと伺っておじゃりますけど」
「ふん。考えと相場は刻一刻と変動するもの」
「あ、上手い!」
「で、あるか。それで甲斐と越後は術中か」
「さあ、どないにおじゃりますやろ」
「……で、あるか」
核心部分は触れないでおく。インシュランスは必要なので。
三郎信長は言うとまた深い思考に沈んでいった。思い当たる節が大いにあるのだろう。当然だ。彼の有能ブレーンが考え出した草案を叩き台にした天彦提案なのだから。
これから先、京の人口は爆発的に増加する。これは織田軍の勝利がつづき畿内が安定化していくからだが、実際に京の治安は過去一番ともいわれていて織田軍(京町奉行所)の評判はすこぶる良好。加えて自軍(主に足軽兵)の乱暴狼藉を厳に取り締まる織田軍の人気は高いので納得感の高い人口増加現象である。
また経済活動も劇的に活発化する。織田の天下統一もしくは天下統一気運による期待感によるところが大きいだろう。
人口増加に伴いすると米は食糧としてだけの用途に限らなければ複数の害が出てしまう。実際の食糧不足を始めとして流通不足によるデフレだとか。よって米の用途外使用禁止令はマストであった。悪銭の駆逐も並びにマスト。
そして目玉の金銀貨幣は甲斐の黒川・中山・湯之奥金山そして半田銀山。越後の金山(佐渡島)そして上田銀山を利用する。海外に流出させなければ相当の埋蔵量が見込めるので銭の輸入も焦らなくていい。また銀は石見が合流すれば完璧な布陣となり交換比率も弄っていいかも。石見も三郎信長がその気になれば一瞬である。
この案ひとつとってみても甲斐と越後の必要性は伝わるはず。むしろここに来て俄然甲斐の価値が高まった感が強い。同盟者の越後も同様に。
やはり管理者は存在するのか。このあり得なくいい流れ。何か目に見えない超常的な意図を感じる。……とか。いっぺんゆうてみたかったん。
天彦がおふざけを交えけれど真剣につらつらと考えこんでいると、三郎信長が目をくわっと見開き立ち上がる。そして熱心に目を通していた素案用紙を陣中高く掲げてみせた。
「まさしくこれぞ。余が求めておったのはまさしくこれである! 菊亭天彦。天晴痛快大儀である。この通り運用致すよう厳に申し付けるもの哉」
「あ、はい。じゃなくて無理ですよ。身共はお公家さんにあらしゃりますぅ。卑しい銭の運用などしたら追放さんにおじゃりますぅ」
おっとりと。はんなりと。演出としてやや過剰に。だが、効果は……、なさそう。ほんまだるい。
「人には天から与えられた分があろう。余が天下を治める器ならば狐、貴様はなんだ。この邂逅に意味がないなどとは言わせぬぞ」
「あれ、神仏さん信心したはったっけ」
「たわけっ。貴様も信じておらぬではないか」
「信じてますよ。神仏はちゃんと耳を貸してくれはりますし」
「ん?」
「でも聞いてくれはるだけでなんも手ぇ貸してくれはりませんけど。その点銭様は凄いです。お願いさんを確実にお叶えさんにあらしゃりますから」
「くは、うはは、わははははは――!」
可笑しさ爆発。どこが壺か相変わらず意味不だがとりあえずは満点大笑いは頂けたよう。あまり喜んでもいられなさそうだが。
「狐、吾の器とはなんぞや。汝は何者である。如何」
「ただの公家です。……雅楽を伝奏するお公家さんにおじゃります」
「ならばその枷、外してみせよ。貴様にできぬとは申させぬぞ」
できるかできないか。二択ならできる。
だが天彦は公家身分に拘った。正確には戦わなくてもいい、血を流さなくてもいい大義名分が保てる公家身分に拘った。
それこそ確率的有意性の入り込む余地がないほど絶対的に。あるいは意図できない乱数群を意図的に操作してでも死守したい矜持として。つまり数理的思考から離れてサイコロに命を張る愚かしさに身を委ねてもよいとさえ覚悟している。
天彦にとっての公家身分とはそういうもの。だからこそ自他ともに認めるセンスゼロの琵琶伝奏とて悪戦苦闘しながらも泣く泣く指を攣らせてでもしがみついている。誰がふれてもよい領域ではけっしてない。
天彦はそんな感情をひた隠し、けれど従えないという意志だけは明確に伝えるのだった。
「無茶ゆうたらアカンわ、いくら信長さんでも」
キンッ。果たして本日何度目だろうか。空気がこうも凍てつくのは。
【文中補足・人物】
1、茶筅丸(永禄元年・数え11)織田家次男
正二位内大臣、織田信雄(おだ・のぶを/のぶかつ/のぶよし)
伊勢北畠家養嗣子、伊勢国司を継いだ後は北畠三介を名乗る
母違いで同じ年生まれの神戸信孝とは出生順意を巡る熾烈な序列競争があったとかなかったとか。
岐阜城にてルイス・フロイス従者ロレンソ了斎の給仕を務める(父信長が自らルイス・フロイスの配膳役を務めたため)。




