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雅楽伝奏、の家の人  作者: 喜楽もこ
十四章 生生流転の章(余談編)
234/314

#08 元亀元年(1570年)8月現在大名勢力図

 



挿絵(By みてみん)




 1、奥州地方/水色地帯(二強体制/実質的に上杉家の統制下にある)

 >最上家 出羽国

 >伊達家 陸奥国


 >大崎氏

 >九戸氏

 >南部氏

 >安藤氏


 2、信州地方/青色地帯

 >上杉家 越後国


 3、関東地方/黄色地帯(親上杉派)

 >北条家 相模国


 4、三河地方赤色地帯(親織田派)

 >徳川家 駿河国


 5、畿内・中国地方/緑色地帯

 >織田家


 6、四国地方/茶色地帯 (二強体制/実質的に織田家の統制下にある)

 >村上家(菊池家) 伊予

 >長曾我部家


 >一条家

 >河野氏

 >香川氏

 >宇都宮氏

 >本山氏

 >安芸氏


 7、九州地方/白紙地帯

 >大友家(足利鎮西将軍家・惟任氏)豊後(大分)、筑前(大宰府)、筑後(福岡南部)、豊前(福岡東部と大分北部)

 >竜造寺家 肥前(佐賀・長崎)、肥後(熊本)

 >島津家 薩摩(鹿児島西部)、大隅(鹿児島東部)、日向(宮崎)

 >伊東家 日向(宮崎)

 >相良家 球麿群・八代郡・葦北郡(熊本南部)


 >博多  十一商家による連合自治(背後に……?)



 以上の勢力図から天下はざっくり織田家と上杉家とで二分されていることかわかる。

 そこに空白地帯である九州地方がどうなるのかが余談偏の肝となる。

 天彦の立ち回り如何で最も割を食うのは織田家である。何しろいつ挟撃態勢になっても可怪しくないのだからそれはそう。

 加えてちょっと感情的になってしまったオコな魔王様はかなり窮地に陥っている。なぜならこのままでは織田軍最悪シナリオに向かう公算が非常に高くなるから。だって天彦はちょっとヘラ彦になっているから。どうせ身共なんて。とか。


 いずれにしても今回の本願寺との大戦は明らか織田の仕掛けである。上杉の神速の応対からもお察しの通り、天彦も相当怒り心頭だろうはず。

 早急に誤解を解かなければ大事である。そんな焦りは聡明な信長の判断をも曇らせる。

 愚かにも鎮西将軍復活などその最たる例であろう。あまりにも稚拙。


 足利は落ちぶれたとはいえ権威の象徴。まかり間違い九州勢を取り纏められようものなら、面倒では済まない火の粉となって織田家に厄災を降り注ぐこと請け負いである。


 しかも信長にとっての大誤算は、おそらく織田菊亭の関係性史上最も拗れた状態で天彦が九州に向かおうとしていること。――おまえっ、普通は安全圏に向かうだろうがっ!

 けっして軽くみているわけではない。だが信長は天彦の冒険心を甘く見ていた。彼は一生厨二であった。

 さぞ眠れない日々にあるだろうことは容易に想像できてしまう。


「おのれ――狐めがッ! 余がこれほどに目をかけてやっていると申すに」

「痛ぁああああああああああ、なんで儂をどつくんじゃ親父っ!」

「そこに頭があるからじゃ」

「ふざけるな!」

「やかましいわ」


 がつん、どごん。


「ぬおぉおおおおおおおおおおおおお。儂の頭から鳴ってはいけない音がしたぞ! ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、おのれ菊亭ぇ」


 のっぶどんまい!


 三介もっとどんまい。












お茶濁しに戦記っぽいことやってみた!笑笑

ちょっと時間ねえっすごめんなさい。

今週末までに気合いで一話アプ! それで何卒┏○ペコッ ヨロシクデス

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― 新着の感想 ―
これ大事!!話大きくなってきたし!ご自愛くださいしつつ、もっとやれ!!頑張れ!!愛してるぜ!!!!
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