連携
俺達は、初心者向けの狩り場に向かいながら連携の確認をしていた。
「俺は盗賊だから、初期スキルは“索敵”で、ステータスはHPに10振って残りをAGI・DEXに半々だ。」
「ようするに、いつも通りでいいんだよな?」
「もう少し考えたら?」
「わ、私はいいと思うよ!」
「なんか2人共酷くね?モモありがとう!」
「まぁとりあえず置いといて「ふざけんな!」うるさい。で、俺は魔術師。スキルは“無属性”、ステータスはMP・DEXに半々だ。」
「なんていうか普通だな。」
「確かにそうだね。でも、私は剣士だからユウトのこと守れるね!」
「そうだけど、俺も援護でレンのこと守るよ。」
「ありがとう、ユウト」
「・・・・・・ここでイチャイチャするな!」
俺は、ユウトとレンの桃色空間を目の前に自分が彼女がいないことをかなり意識して叫びながらしゃがみ込みイヤイヤしている。
「あのねマサシゲ、マサシゲには私がついてるよ。だから、元気出してね!」
「ありがとうモモ。モモにも俺がついてるからな!」
「また、うるさくしてるよ。てかレン、まだマサシゲ気が付いてないの?」
「分からないけど、この状況からしてまだ気が付いていないね。」
「なぜそれで、あんだけイチャイチャできるのか俺には分からない。」
「本当にね。あの2人の両親は、もう付き合ってると思っているからね。」
俺は慰めてくれたモモに礼を言ってたら、ユウトとレンが何かコソコソ喋っていた。
また、イチャイチャしてるのかと思うと文句を言いたくなってきた。俺は直ぐに行動するタイプだと思っているので、文句を言いに行こうとして今まで連携の確認をしていたのを思い出した。
「てか、話し戻そうぜ。」
「そうだな」
「次は、私ね。で、さっきも言った通り私は剣士だからスキルは”片手剣“ね、あとステータスは、HP・STR・VITに1:2:1で振り分けてる。」
「無難だね。」
「ですね」
「だな」
「じゃあ、次は私だね。私は僧侶で、スキルは“治癒魔法”だね。ステータスは、MP・HPに7:3で振り分けてるよ。」
「回復はお願いするね」
この後3人で深くお願いした。
………………
そうして、4人で話しながらイチャイチャしながら目的の初心者向けの狩り場の森の入り口に着いたのである。
作者に恋人はいないので、作者はとても羨ましいと思いましたよ。