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静かなる女王  作者: 間咲 零
5/5

番外編:シズナ vs マサヒコ、真夜中のプレイ(オムライスオオモリ様のFAより)

お越しくださりありがとうございます。


オムライスオオモリ様からいただいたFAを元に、ある日のシズナとマサヒコ(昭野)のプレイを描かせていただきました。


オムライスオオモリ様ありがとうございます!


 昭野は悩んでいた。


 ことの発端は、高級SMクラブにて、部下…… いや 『女王様』 シズナの調教を受けたことによる。


 彼女に惚れぬいた昭野は、生涯に渡り飼い犬になることを誓い、なんとか女王様のお眼鏡に適うことができた。

 現在は、一緒に住む為に、隣人に通報されない厚さの壁がある手頃なマンションを探している途中、と、ふたりの仲は順風満帆である。


 だがしかし。

 いったん、激しい鞭を受けたカラダは、それだけでは満足しきれなかったのだ……!



 帰宅後の電話で、彼はこう懇願する。


「女王様…… 今夜、この憐れな犬を調教してくださいませんでしょうか」


「あら…… 引退するまでは、ダ・メ・よ♡ 明日は出勤だから 『辛子浣腸』 のサイトから予約しなさい」


「も、もう…… ガマンできないんです……」


「うふふふ♡ 苦しい?」


「は、はいぃぃぃ」


 ここで、受話器の向こうからは 「ああんっ! 昭野さん最高っ! 愛してるからもっと苦しんで♡」 というS気に溢れた(いとしい)彼女の声が聞こえるのが常である。



 が、昭野の誕生日のその日。

 誕生日にも関わらず…… いや、だからこそ 「あら、浅ましい汚豚が身の程知らずな変態発言をしているわ」 と入念に言葉責め+放置プレイをしてくれていたシズナが、ふと思い出したように言った。


「格闘ゲームで豚ちゃんになってみる?」


「は、はぃぃぃぜひぜひぜひぜひっ!」


「…… やっぱり止めようかしら」


「お願いいたしますぅ……! 女王様のお心のままに、蹂躙してくださってかまいませんので……!」


「今から3分でアカウント作ってログインできたら、ね」


「ありがたき幸せっ」


 嬉し涙を流しながら、昭野の手はパソコンのキーボード上を、猛烈な早さで動き始めた。


 そして、3分後。

 昭野の身体は、パソコン画面に吸い込まれるようにして、消えていったのだった……。(※注)



挿絵(By みてみん)


「あら、間に合ったのね。駄犬にしては上出来だこと」


 シズナのコスチュームはまさに 『女王様』 そのもの。その美しさに昭野は早速、土下座した。


「どうかこの犬めを存分に躾けてくださいぃぃ!」



挿絵(By みてみん)


「あっ、今のは勝手に喋らされたヤツです!」


「あら、私以外の者の命令に従う気かしら?」


挿絵(By みてみん)


「生意気な汚豚には……」


 シズナの妖艶な声に、昭野は思わず、ごくり、と唾を呑む。


 風を切って、薔薇鞭が唸りを上げた。


挿絵(By みてみん)


 背後に燃え盛る紅蓮の炎。


 セクシーでありながら、美しく気高いポーズは、まさに 『辛子浣腸』 の女王シズナそのもの…… いや、むしろ、さらにシズナらしいといえた。


挿絵(By みてみん)


「さぁ、いくわよ!」


挿絵(By みてみん)


「ああぁぁぁぁぁぁぁっ!」


 昭野が歓喜の叫びを上げる。


 ゲームとはいえ、高性能のVR機能は、痛みすら感じさせる。おかげで彼の(よろこ)びは、いやが上にも高まっていくのだった……


 試合は序盤だというのに、既に恍惚となりかけているのも、致し方あるまい。


挿絵(By みてみん)


「さあ♡ 鳴いてごらん、豚ちゃんっっ♡」


「ぶひぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」


挿絵(By みてみん)


「あっあっあっあっ……っ♡ もっと……っ♡」


「な・ん・で・す・っ・て?」


 グリグリと、背中にヒールの踵が食い込む感覚に、昭野は身を震わせた。


「いえいえいえいえ! 女王様の御心のままに……!」


「ご褒美よ」


 ぎゅうっ、と首が絞まり、「ああんっ……! もっと……!」 と、再び懇願してしまう昭野であった。


挿絵(By みてみん)


「あら、懲りないのね? 汚いだけじゃなくてバカなのね、この駄犬」


 優しく囁きながら、シズナは昭野の上に優雅に腰を下ろし、ひゅんひゅんと鞭をふるう。


「むぉぉぉぉっ…… 重くて痛くてイイ気持ちです、女王様……!」


「重いですって?」


「嘘です羽のように軽いです!」


「じゃあ♡ とっても重くしてア・ゲ・ル♡」


  歌うように言い、昭野の背から滑り降りたシズナは……


挿絵(By みてみん)


 強烈な回し蹴りを放った。


挿絵(By みてみん)


「ああああ…… し、あ、わ、せ……」


 撃沈した昭野の背を、愛を込めたシズナのヒールが、容赦なく踏みつける。


挿絵(By みてみん)


「意外と見かけだけなのね……」


 シズナの見下げ果てたひとことによる至高の言葉責めに、昭野は、心身共に果てたのであった。


挿絵(By みてみん)


「また遊んで上げるわ」


「いつですか……っ!?」


 喰い下がる昭野に、「さぁ…… 来年の誕生日かしら?」 とニッコリ微笑みかけ、シズナは颯爽とログアウトしていった。




「来年…… 1年後か…… ぁぁぁぁぁぁあああああ"っ……!」


 呆然とシズナの台詞を反芻して……

 1年を経ても、まだ同居していない可能性に思い至る、昭野。


「シズナ様ぁぁぁっ……!」


 とんでもない悲しみと苛められている快感のダブル責めの置き土産に、ただひたすら身悶えするのだった。



 ――― 昭野が名実ともにシズナの飼い犬になるのは、それから、しばらく後のことである。

読んでくださりありがとうございます。


FAはすべて、オムライスオオモリ様が格闘ゲーム 『ソウルキャリバー』(バンダイナムコゲームズ) にて作成して下さったものです。

(※注)作中ではパソコンで行うVRMMOのように描いていますが、実物はビデオゲームです(VR機能はありません)。ここまでキャラクリエイトできるなんてすごっ……!


使用に関しては、ゲーム会社の方に問い合わせの上許可をいただいているとのことです。

ここまで気を遣っていただき、こんなベストショットばかりを贈っていただけるとは…… もう感激の極み!


オムライスオオモリ様、改めまして、どうもありがとうございます!


♡オムライスオオモリ様のマイページはこちらです

⇒https://mypage.syosetu.com/1455283/

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― 新着の感想 ―
[一言] ぶひぃぃぃぃぃぃぃっっ!!♡♡www FAおめでとうございます☆彡 おもしろかったです (*´▽`*)
[良い点] しゅっしゅばらしい! 圧倒的リアルクオリティ……!! これはもう、VR技術を高めるしか……!!! (戻ってこれなくなりそうです) [一言] 堪能いたしました! FAおめでとうございます!…
[良い点] VR調教だと……!? 離れていても調教が叶う夢のプレイですね! 誕生日に盆と正月が一緒に来ましたねこれは!
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